我輩はカモであるのレビュー・感想・評価
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ハーポとチコが笑える
特に屋台の帽子のくだり、グルーチョが3人になるくだり、そして鏡のシークエンスはまさにドリフの原点か。
グルーチョの話芸は翻訳では面白さが伝わらん。
ゼッポは男前で兄弟とわからなかったし、目立たない存在だったが、開戦ミュージカルシーンでは4兄弟の歌と踊りが楽しめた。
これがマルクス兄弟か、初めて知りました。あんまり兄弟には見えない。...
これがマルクス兄弟か、初めて知りました。あんまり兄弟には見えない。
なるほど、こりゃドリフだ。古さと馴染みのなさで大爆笑まではいかなかったが楽しかった。他の作品も見てみたい。
製作年を考えれば恐るべきクオリティーだと思う。
「毒薬と老嬢」には足元にも及ばない!笑えない!
これが、あの有名なマルクス兄弟の
コメディかと思うと寂しい限りだ。
場面場面の脈絡を無視したギャグ連発の
展開にウンザリさせられ、
全く笑えなかった。
この作品をナンセンスギャグと称する方も
おられるが、
私には本筋とは関連しない、いわゆる笑いを
取る的なギャグの羅列としか見えず、
映画全体としてのナンセンスギャグ作品には
程遠い内容に思えた。
彼らが映画の歴史のひとページを飾っている
ことは知っているが、
私には全く理解出来ない。
彼らがチャップリンやキートンには遠く
及ばなかったのが分かるような作品
に感じる。
マルクス兄弟の笑いは、
サイレントか舞台に留まるべきレベルで、
特にチャップリンのようには
上手くトーキー化に追随出来なかった
のではないか。
この作品をナンセンスギャグと
評価される方には
フランク・キャプラ監督の「毒薬と老嬢」
をお薦めしたい。
緻密に計算され、ストーリー性の高い
本当のナンセンスギャグ映画に会えることを
保証しますよ、
と言うのはあくまでも私の主観ですが。
「カモ」のお話ではない
マルクス兄弟のオモシロ満載、楽しかったです。
おマヌケ独裁者が主人公の破茶滅茶なコメディ、レオ・マッケリー監督、1933年の作品です。
原題は「Duck Soup」。オープニングに4兄弟に見立てた鳥も出るけど…。
笑いの中に独裁者への批判精神を込めたストーリーも、どこまで話が進んだか分からなくなるほどのギャグ連発。公開当時は不評だったそうです、ちょっとわかる気もします。
バラマキ減税のための借金、とってもいい加減な大臣指名、戦争だ増税だと踊り狂う政治家…。いやーな感じを笑いのめし、終盤はヒートアップしてヘラヘラ笑い通しでした。
個性豊かな兄弟の、息の合った演技が断然面白かったです。ニセ鏡のギャグも、かなり長くてトリッキーで楽しかったです。
ディズニーアニメの曲も使われていてビックリしたのですが、同年公開された作品の歌を早速取り入れているんですね。
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