劇場公開日 1950年12月29日

「傑作だけれど...古き良き時代だから」わが谷は緑なりき 佐渡の渋谷陽一さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0傑作だけれど...古き良き時代だから

2019年5月27日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

楽しい

1941年の映画です、まず最初に傑作だと断言します、佇まいといいストーリーといいカメラといいテンポとか完璧じゃないでしょうか。
ただ、あまりにも人物描写が上手過ぎで悪い人も出てこなさすぎ、堂々とした映画だけど「家族とはもっと問題をはらんでいるはずだよなぁ?」と嘘くさく感じてしまいました。
悲劇をもっと悲劇として描いていれば印象が違ったんでしょうか?「リバティバランスを撃った男」や「捜索者」の方が好きです、作品の完成度ではこの作品がベストなのかもしれませんが。

雪国の離島の生まれ、山裾育ち