わが谷は緑なりき

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解説

ダリル・F・ザナック製作になる1941年度作品で、「荒野の決闘」「果てなき航路」のジョン・フォードが監督し、同年のアカデミー作品賞、監督賞、撮影賞、男優助演賞、美術賞、装置賞をうけた傑作。リチャード・レウエリンのベスト・セラー小説より、「ボストン物語」のフィリップ・ダンが脚色し、「呪われた城」のアーサー・ミラーが撮影、音楽は「嵐ケ丘」のアルフレッド・ニューマンが書いた。「奥様武勇伝」のウォルター・ピジョン、「西部の王者」のモーリン・オハラ、「嵐ケ丘」のドナルド・クリスプ、「幽霊と未亡人」のアンナ・リー、「激闘」のロディ・マクドウォール、「旧友」のジョン・ローダー、「果てなき航路」のバリー・フィッツジェラルド、「凸凹探偵の巻」のパトリック・ノウルズ、「熱血児」のアーサー・シールズ等が出演している。

1941年製作/アメリカ
原題:How Green Was My Valley
配給:セントラル

ストーリー

ギリム・モーガンの一家は、10歳の末っ子のヒューをのぞいて、すべて炭坑で働いていた。彼等はみな応分の収入があり、平和だった。家族の受ける給料は家長のモーガン老によって保管され、家庭のために決められた使途にあてられていた。長男のイヴォーは、新任の村の教会の牧師グラフィードの手でブロンウェンと結婚して、家を出て一家を構えた。だが平和な鉱山町も、経営者が労賃値下げを断行してから波乱が生ずる。モーガンの息子たちは組合を組織して戦おうとしたが、ギリム老は反対だった。息子たちはヒューとアンハラドをのこして、両親の元を去ってしまった。鉱夫たちはストライキにはいった。鉱山の管理人はモーガン老に、鉱夫のストライキを中止するような説得方を依頼したが、老人は断る。彼が事務所から出てくるところを見た鉱夫たちは、モーガン老が管理側についていると判断し快くおもわなかった。モーガン夫人は森の中で行われた鉱夫の秘密会議にゆき、夫を傷つけないように頼んだがその帰途凍った河におちた。が、動向のヒューに辛うじて救われた。ヒューは足にひどい凍傷をうけ、医者から再び歩行はできまいといわれるが、グラフィードはヒューを力ずけ、少年は再び元気をとりもどすことができた。こうしてモーガン家に親しくなったグラフィードはアンハラドに愛情を感じてゆくようになるが、彼女の幸福をおもい、鉱山主の息子との結婚をすすめた。ストライキは終わったが、鉱夫の収入は依然として低かったので、モーガンの息子たちは渓谷の鉱山を去る決意をしていた。ヒューは学校に通うようになり、毎日みじめな日をおくっていたが、拳闘家だったデイ・ブランドとそのマネジャーのサイファーサと仲よくなり、拳闘を教わるようになってから昔のヒューに戻ってきた。モーガン家は昔のように楽しくなろうとしていたが、ブロンウェンの出産の日、イヴォーは坑内で事故のため死に、ヒューは学校をやめ、兄にかわって働くことになった。夫と南米に行っていたアンハラドも戻って夫の実家に暮らすようになったが、心ない召使いの口からグラフィードとの噂をたてられるがグラフィードの人格はその噂にも傷つけられることはなかった。やがてモーガン老も鉱山で死んだ。かつてはモーガン家の幸福を象徴するかにみえた緑の渓谷は、もはや昔の色を止めてはいない。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第14回 アカデミー賞(1942年)

受賞

作品賞  
監督賞 ジョン・フォード
助演男優賞 ドナルド・クリスプ
撮影賞(白黒) アーサー・C・ミラー
美術賞(白黒)  

ノミネート

助演女優賞 サラ・オールグッド
脚色賞 フィリップ・ダン
編集賞 ジェームズ・B・クラーク
作曲賞(ドラマ) アルフレッド・ニューマン
音響録音賞  
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映画レビュー

5.0郷愁と家族愛の最上の名画

Gustavさん
2020年4月16日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、映画館、TV地上波

巨匠自ら最も愛した全盛期の代表作。名作「駅馬車」「怒りの葡萄」に連続して創作されたことが奇跡に等しい。敢えて例えるならば、モーツァルトの後期三大交響曲の名曲誕生に匹敵するといっても過言ではないと思います。

個人的な鑑賞履歴をいうと、初見は中学時代に淀川長治さんの日曜洋画劇場で観ました。その時はほとんど気にも留めない印象でした。しかし淀川さんの名解説を聞き逃さず、映画の見方や解釈の仕方を自分なりに勉強していくと、数年で演技や演出について何となく解るようになり、そして、またテレビではありましたが再見の機会が17歳のときに訪れました。チャップリンの一連の名作が立て続けに公開されていたビバ!チャップリンの時代です。「黄金狂時代」を超える映画は無いな、と独り悦に入っていたら、並んでしまったのです。これ以来、私にとってチャップリンとフォードが映画の神様になりました。
それから約10年後、新宿の名画座でリバイバルがあり漸く劇場鑑賞することが出来ました。終演後ロビーである初老の紳士がしみじみと感動のため息をつくのをニンマリと聞いたことまで忘れません。

この作品の演出の素晴らしさを一つだけ挙げるとしたら、それは望まぬ結婚に身を置くモーリン・オハラのウェディングドレスの長いベールが、教会から馬車に向かうシーンで風に煽られて舞い上がるところです。”心、ここにあらず”をモーリン・オハラの表情と眼に見える造形で表現するフォード監督の演出に、私は唸りました。のちにフォードの記録映画にて、あるインタビュアーに、(丁度いいところで風が吹いてくれて、フォード監督は運がいいですね)の内容を尋ねられて、(とんでもないです。あれは意図的に監督が吹かせたのですよ)と一笑に付すモーリン・オハラのエピソードを紹介しています。映画の中で、風を最も上手く活かした人が、ジョン・フォード監督だと思います。

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Gustav

4.5教会での祈りの如く

2020年1月1日
Androidアプリから投稿

炭鉱の町での哀しくも暖かい人々との邂逅の物語。喜びも悲しみもいとおしい程の郷愁を感じる。良き映画の時代の良きアカデミー。

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十二滝わたる

4.0故郷は美しい

odeonzaさん
2019年9月8日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

 舞台は1870年代(日本では明治初期)、英国ウェールズ地方の炭鉱の村に暮らすモーガン一家の物語。年の離れた兄5人と美人の姉の末っ子として生まれたのがヒュー(ロディ・マクドウォール)、家族からも村人からも可愛がられるかわいい男の子の成長をカメラが追ってゆく、物語は村を去るヒューの回想から始まる。頑固で厳しいがヒューには優しい父と肝っ玉母さん、いつも励まし支えになってくれる牧師さん、喧嘩の勝ち方を教えてくれた拳闘家のおじさん、優しくて料理上手のお義姉さん、みんな心の宝物だ。それでも資産家と労働者階級、教会の欺瞞性、いつの時代でも人を見下し傷つける心無い人々の存在、危険な炭鉱労働・・、横たわる問題は重く厳しい。
煤で汚れた炭鉱の村、それでも心に残る故郷は美しい、わが谷は緑なりき・・。
ヒューマンドラマの名作です。

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odeonza

3.0傑作だけれど...古き良き時代だから

2019年5月27日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

楽しい

1941年の映画です、まず最初に傑作だと断言します、佇まいといいストーリーといいカメラといいテンポとか完璧じゃないでしょうか。
ただ、あまりにも人物描写が上手過ぎで悪い人も出てこなさすぎ、堂々とした映画だけど「家族とはもっと問題をはらんでいるはずだよなぁ?」と嘘くさく感じてしまいました。
悲劇をもっと悲劇として描いていれば印象が違ったんでしょうか?「リバティバランスを撃った男」や「捜索者」の方が好きです、作品の完成度ではこの作品がベストなのかもしれませんが。

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雪国の離島の生まれ、山裾育ち
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