若草の頃のレビュー・感想・評価
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1903年の中流階級
舞台となるのはセントルイスに住むスミス一家。中流階級の暮しがあまりに豪華なので、やはりアメリカの豊かさには今更ながら驚かされます。年頃の娘さんの関心事はやはりハンサムな男性ってことで、姉妹揃って浮き足立っている様子が微笑ましいです(笑)。物語には色々不思議なエピソードがありましたが、秀逸なのは、「THE BOY NEXT DOOR」や「HAVE YOURSELF A MERRY LITTLE CHRISTMAS」といったスタンダードが今作のオリジナルということですね。ジュディー・ガーランドは「オズの魔法使」(39)から5年が経っていて、愛らしい少女から大人の風貌になっていました。この翌年、監督のヴィンセント・ミネリと結婚し、ライザ・ミネリが生まれています。
古いミュージカル映画の代表作!! *MGMもジュディも本作抜きには語れない
子役の女のコ、ご存命なら、80歳以上なんですね
この国力の差
ファミリー愛でほのぼの♫
そんなプロポーズでいいのか?
1903年のセントルイス。大家族のスミス家の長女ローズが恋人からの長距離電話を待っていて、一家はてんやわんや。ん?セントルイスか?と、次女のジュディ・ガーランド演ずるエスターが引っ越してきた隣人ジョン・トルーイットが気になってしかたがない・・・と、二人のロマンスが中心となるミュージカル映画。
戦時中に作られた映画と思えないほどハートフルで平和なセントルイスの様子。電話もあるし、電車も通っているし、豪邸には消さねばならない明かりがいっぱい・・・スイッチをなんとかしろよ!とも言いたくなるほどだ。
長女は恋する乙女といった感じだし、次女は勝気だけど恋に憧れる女性。三女は印象が薄いけど、末っ子トゥーティを演ずるマーガレット・オブライエンは「殺す」だの「電車を転覆させる」などと言うほど無邪気でありながら恐ろしいガキ。兄は失恋しながらも妹想い。弁護士の父と家族を守る母、じいちゃんと家政婦。家でダンスパーティを開いたりして、優雅な一面も見せてくれる。
夏から始まり、秋、冬、そして若草の頃を描いたもので、ストーリーも単純。ただ、エスターが想い人ジョンを殴るという強烈なシーンがある。『オズの魔法使』からちょっと成長したガーランドのキュートさ、古き良きアメリカを見せてくれるが、それよりも音楽が素晴らしい。フォークダンスソングをアレンジした曲、「Have Yourself a Merry Little Christmas」、そして万博会場行の汽車の中で歌われる「The Trolley Song」が映像もいいし圧巻。YouTubeにアーカイブとしてアップされてるので是非ご視聴あれ。
家の明かりを消すのを手伝って
ジュディ・ガーランドのエンターティナーとしての魅力が余すところなく...
若草の頃
ジュディガーランド主演の名作
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