「低予算映画だけど独自の世界を築いていて健闘している」ロボコップ(1987) Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
低予算映画だけど独自の世界を築いていて健闘している
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総合75点 ( ストーリー:70点|キャスト:80点|演出:75点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
作品としては低予算のB級活劇にすぎないのだが、案外面白い。CGのない時代に敵の戦闘ロボの動きは悪いし、あちらこちらに予算の少なさと技術の低さが影響している部分はある。これより前に制作された『ターミネーター』がそのような部分を感じさせないことと比較すると、質感の低さは否めない。
でも秩序の失われつつある近未来に登場するロボコップの、次々に派手な活躍で敵をなぎ倒していく活躍が面白い。忌々しい映像表現といい、マーフィー警官の哀しい運命といい、見所は多くて、欠点を補って余りある。
結末の「お前はクビだ」の急展開は、なるほどその手があったかと意表を突かれて良い出来栄え。
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