「子供向けではない、でも大人向けでもない」ロボコップ(1987) pekepekeさんの映画レビュー(感想・評価)
子供向けではない、でも大人向けでもない
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子供向けではない、でも大人向けでもない
幼少のころ何度か見ていたので、子供向けかと思い再度見てみたら
記憶よりかなりバイオレンスで驚いた。
(当時テレビ放送だったので、カットされていたのかも)
荒れた時代という設定から、
敵はよくいる無法者だが、真の敵は権力という構図
権力の力に負け、ロボコップにされた主人公は、
死んでからさらに権力の下僕にされる。
最終的に権力の輪から外れた敵はロボコップに倒されるが、
そもそもの権力組織はそのままで、ロボコップもそこから抜けだせていない。
復讐という目先の目的は解決したが、
純真な警察が、ロボコップという悲しい存在になってしまい。
そこから幸せになれているというわけではないので、
こういう部分は木を見て森を見ずという感じで、
あまり大人は釈然としないものを感じた。
弱点として権力に逆らえない。
子供のために、覚えたガンアクションが癖で出てしまう
など、ロボコップの設定は魅力的だったので少し残念だ。
子供には、バイオレンス過ぎるし
大人には、粗が目立つどっちつかずな映画という印象だった。
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