劇場公開日 1988年2月11日

「【ポール・ヴァーホーヴェン御大は、30年前から”独自のワールド:バイオレンス&エロス”を確立していた。ヒーロー映画ではあるが、矢鱈に残虐な描写が心の片隅に残っている作品。】」ロボコップ(1987) NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【ポール・ヴァーホーヴェン御大は、30年前から”独自のワールド:バイオレンス&エロス”を確立していた。ヒーロー映画ではあるが、矢鱈に残虐な描写が心の片隅に残っている作品。】

2021年2月24日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、映画館

悲しい

興奮

幸せ

■この映画は、映画館で観た微かな記憶があるのだが、年齢的に誰かに連れて行ってもらったのであろうか・・。
 観終わった後に”爽快感”と共に、子供ながらに”背徳感”の様なものを感じた映画であった。当然、当時は今作の監督が、ポール・ヴァーホーヴェン御大である事は、知る由もなかった。

◆粗筋は、人口に膾炙しているので、割愛するがナカナカに良くできた脚本であると思う。
 又、ロボコップ=殺害されたマーフィや、悪役のオムニ社専務のジョーンズ、そしてマーフィの相棒の女性警察官アン・ルイス(当然、一瞬で覚えた名前である。)のキャラも良い。

◆感想
 ・序盤から、オムニ社製のロボット警官が誤作動により、社員を滅多撃ちにするシーンから、バイオレンスシーンが続く。

 ・オムニ社内の権力闘争も分かりやすくも、マアマア残虐に描かれているし、
 ”えーっと、ロボットヒーロー映画だよなあ・・”と思いながら鑑賞したなあ・・。

 ・久方ぶりに鑑賞したが、結構細部まで覚えていて、”〇学生には、ヤッパリ強烈だったのだろうなあ・・”と改めて思った。

<ポール・ヴァーホーヴェン御大は御存じの通り、今作後「トータル・リコール」、シャロン・ストーンが足を組み替えるシーンでおなじみの「氷の微笑」の大ヒットを経て、
 ちょっと、どうなの?の数作「ショーガール」「スターシップ・トゥルーパーズ」「インビジブル」「ブラックブック」(観てはいないが、レビューを読むと、各作品とも、エロ、グロっぽくって・・。)

 そして、イザべル・ユペール姉御が、かなりオカシナヒロインを演じた「エル ELLE」で、久方振りにポール・ヴァーホーヴェン御大のエロティック・カオスワールドに嵌ったのである。
 数十年、映画を観てくると、イロイロと面白いモノである。>

NOBU
かせさんさんのコメント
2024年5月5日

ED-209のセンサーのポンコツぶりと武装の異常な強力さに戦慄した強烈なあの日の思い出。
見終わると今でも歩き方がロボコップになります。

かせさん
KEIさんのコメント
2021年2月24日

NOBUさん
共感頂き有難うございます!私も監督が誰だかなんて当時は思ってもみなかったのですが、腕が無くなっちゃうシーン😱などは鮮明に覚えています。レビューを見て久々に見てみたくなりました!

KEI
bloodtrailさんのコメント
2021年2月24日

NOBUさんへ
これ、お家鑑賞で何度か観てたので完全に舐めて掛かってたんですが、劇場で観てノックダウン。素直に面白かったです!

bloodtrail