「【ポール・ヴァーホーヴェン御大は、30年前から”独自のワールド:バイオレンス&エロス”を確立していた。ヒーロー映画ではあるが、矢鱈に残虐な描写が心の片隅に残っている作品。】」ロボコップ(1987) NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【ポール・ヴァーホーヴェン御大は、30年前から”独自のワールド:バイオレンス&エロス”を確立していた。ヒーロー映画ではあるが、矢鱈に残虐な描写が心の片隅に残っている作品。】
■この映画は、映画館で観た微かな記憶があるのだが、年齢的に誰かに連れて行ってもらったのであろうか・・。
観終わった後に”爽快感”と共に、子供ながらに”背徳感”の様なものを感じた映画であった。当然、当時は今作の監督が、ポール・ヴァーホーヴェン御大である事は、知る由もなかった。
◆粗筋は、人口に膾炙しているので、割愛するがナカナカに良くできた脚本であると思う。
又、ロボコップ=殺害されたマーフィや、悪役のオムニ社専務のジョーンズ、そしてマーフィの相棒の女性警察官アン・ルイス(当然、一瞬で覚えた名前である。)のキャラも良い。
◆感想
・序盤から、オムニ社製のロボット警官が誤作動により、社員を滅多撃ちにするシーンから、バイオレンスシーンが続く。
・オムニ社内の権力闘争も分かりやすくも、マアマア残虐に描かれているし、
”えーっと、ロボットヒーロー映画だよなあ・・”と思いながら鑑賞したなあ・・。
・久方ぶりに鑑賞したが、結構細部まで覚えていて、”〇学生には、ヤッパリ強烈だったのだろうなあ・・”と改めて思った。
<ポール・ヴァーホーヴェン御大は御存じの通り、今作後「トータル・リコール」、シャロン・ストーンが足を組み替えるシーンでおなじみの「氷の微笑」の大ヒットを経て、
ちょっと、どうなの?の数作「ショーガール」「スターシップ・トゥルーパーズ」「インビジブル」「ブラックブック」(観てはいないが、レビューを読むと、各作品とも、エロ、グロっぽくって・・。)
そして、イザべル・ユペール姉御が、かなりオカシナヒロインを演じた「エル ELLE」で、久方振りにポール・ヴァーホーヴェン御大のエロティック・カオスワールドに嵌ったのである。
数十年、映画を観てくると、イロイロと面白いモノである。>
NOBUさん
共感頂き有難うございます!私も監督が誰だかなんて当時は思ってもみなかったのですが、腕が無くなっちゃうシーン😱などは鮮明に覚えています。レビューを見て久々に見てみたくなりました!