「よかった」ロッキー4 炎の友情 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
よかった
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映画館で見てアホみたいなアクション映画になってしまったと思っていたのだが、改めて見たらすごくよかった。ただ、ポンコツのロボットとMTV感覚溢れるサバイバーの曲がフルコーラスで流れる場面などはいかがなものかと思った。
試合の場面がすごくよかった。死ぬほど殴られて立ち上がるロッキーの姿が素晴らしく感動的でまた、試合後のマイクも冷戦当時の世相を反映した素晴らしいメッセージで涙が出た。
ロッキーはそもそも1の時点でパンチで脳がやられている人物設定だったように思っていた。しかし、80年代にビルダー体型になったせいか、アメリカを代表するチャンピオンという肩書じゃないと体型に追いつかないようなどっちが先か分からないけど、脳もすっきりして明晰な頭のキャラになっていた。1作目からずっと引退をほのめかしていたのにどんどん強くなっていく。エイドリアンもどんどん美しくなっていた。ドラゴの奥さん役のブリジット・ニールセンが、私生活では後にスタローンの奥さんになるなど、いろいろなねじれを感じる一作だった。
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