劇場公開日 1988年12月3日

「大好き!!」ロジャー・ラビット 77さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5大好き!!

2011年11月9日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

萌える

ただでさえ鉄板なディズニーにあのBTTFのゼメキス×スピルバーグを加えた化学反応は予想以上でした。
つかみから爆笑させられて(後にせっせっせーで腹筋崩壊w)、一瞬にして難無くファンタジーの世界に惹きつけられてしまいました。
もうほんっとに凄い!!!
USA!USA!ってなる気持ちがわかりますw

今観てもホントのホントに80年代の技術なの?ってくらいの完成度。色んなアイディアや可能性の引き出しを見て、映画って本当に最高って改めて思わせくれました。

【アニメに実写】でも【実写にアニメ】でもなくしっかり【アニメ“と”実写】なんですよね。それも非現実的なアニメの世界と現実的なこっちの世界の特長を積極的に交わるシーンを折り込んで最大限に活かし合いながら。
あったらいいな楽しいだろうな素敵だな、という子供の時に誰もが考えたことがあるような事を限りなくナチュラルな形(影にしろ反射にしろ本当に芸が細かい)で最高のショーに仕上げてくれています。
ロジャー達は本当はいないんだと思うと少し悲しくなってしまう(これはいいアニメーションを観るとたまーに陥るw)くらい確かにそこに存在していて、本当に100分間いい夢みせてもらいました。

そしてもっともっとみたい。
こんなに監督がほのめかしている続編を期待してしまう映画は他にないかも。

豪華な福袋というかおたのしみ袋というか、とにかく贅沢で嬉しい詰め合わせの作品です。(アメリカのアニメオールスターは本当に楽しい!)クリスマスの朝に枕元に置いてあるサンタさんから貰ったプレゼントを今まさに開けてるかようなワクワク感。
そういう感覚の蘇りだとか、少しグロくて少しシビアで少しエッチなところが(子供が観ても絶対楽しいだろうけど)きっと大人の方が楽しめるつくりで、作ってる大人たちも子供心を全開にして楽しみながら苦労して制作したんだろうなあというのがすごく伝わってきました。
こんなとびっきり素晴らしい映画を最近まで存在すら知らなかったのですが、同世代にはそんな人が少なくないと思うのでどんどん薦めていきたいです。終始にっこにこな顔で過ごす100分間をみんなに味わってもらいたいですw

77