ローリング・サンダー(1977)

劇場公開日:2025年8月15日

ローリング・サンダー(1977)

解説・あらすじ

戦争で精神に傷を負ったベトナム帰還兵が繰り広げる復讐劇を描いたバイオレンスアクション。

チャールズ・レーンはベトナムでの7年間にわたる捕虜生活を終え、妻子の待つ故郷テキサスに帰還する。しかし凄惨な拷問を受けた彼の精神は深く傷ついており、町をあげての歓迎にも、贈呈された銀貨やキャデラックにも、そして妻の浮気にも心を動かされることはなかった。そんなある日、チャールズに贈られた銀貨を狙う強盗たちに妻と息子を殺され、チャールズも片腕を失ってしまう。自らの手で犯人たちの殲滅を決意した彼は、ベトナムで同じ苦しみを経験した戦友ジョニーとともにメキシコへと向かう。

「マラソンマン」のウィリアム・ディベインが主演を務め、トミー・リー・ジョーンズが戦友ジョニー役で共演。「組織」「ロックアップ」のジョン・フリンが監督を務め、「タクシードライバー」のポール・シュレイダーが脚本を手がけた。アメリカを代表する名匠たちの傑作・異色作を上映する特集企画「新宿ハードコア傑作選」(2025年7月18日~9月4日/シネマート新宿)上映作品。

1977年製作/100分/アメリカ
原題または英題:Rolling Thunder
配給:コピアポア・フィルム
劇場公開日:2025年8月15日

その他の公開日:1978年5月13日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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映画レビュー

3.5 ベトナム?

2025年8月16日
iPhoneアプリから投稿
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Oyster Boy

4.0 ポール・シュレイダー脚本のベトナム帰還兵シリーズ

2025年8月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ベトナム戦争で長い間捕虜として拷問を受け続けるとトラウマにより通常の生活は送れなくなってしまう、というのを「ディアハンター」や「タクシードライバー」「ランボー」など多くの映画で我々は知るのだが、本作も例に漏れず帰還後の無気力感と家族との溝、さらには自暴自棄と戦争への渇望の念で再度戦いの場への向かってしまうという男の話。

脚本のポール・シュレイダーは最近でも「カード・カウンター」で同様のベトナム帰還兵を描いているが、この世界観に取り憑かれているこの人自身にこそ異常さを感じるw

主演のウイリアム・ディヴェインは(自分的には)70年代に活躍した役者で子供の頃に観た映画にたまに出てくる毛深く男臭い俳優さんというイメージ。
本作では冷静沈着なエリート軍人に相応しい貫禄と佇まいで、部下に慕われるのが納得のカッコ良さ。
妻子の復讐というよりただ戦いたいという気持ちを感情無く見せる演技はさすがである。

部下ジョニー役のトミー・リー・ジョーンズも若く(当たり前だけど)、帰還後の居心地の悪さと上官への忠実ぶりを軽いフットワークで上手く表現している。

監督のジョン・フリンは「摩天楼ブルース」の監督だとは全く知らなかったが、死ぬかもしれないけど何か?みたいな感じでメキシコに行き壮絶な銃撃戦を繰り広げる展開は「ワイルドバンチ」を思わせ、ペキンパーが監督だったらどんな感じだったかなあとつい想像してしまった。

当時のテキサスで戦争帰還兵の自宅を襲撃しようとする強盗団の勇気も凄いが、かぎ爪で股間を攻撃された奴が数時間後には普通にしてる回復力の凄さには驚ろかざるを得なかった。

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カツベン二郎

4.0 海外版 昭和残侠伝

2025年4月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

近年、評価の高まっているローリング・サンダーは思うにタランティーノ監督によるリスペクトが多いにあります。この監督の次回作で、この作品がクローズアップされてましたが残念な事にお流れとなりました。

撮影監督がジョーダン・クローネンウェスウェルネスという事もあり観に行きましたが、16mm上映でフィルムは退色しており画質は味わえませんでした。しかしフィルム上映の不思議なところでストーリーを追っているうちに、そんな事は気にならなくなりました。実は私この映画は痛そうなシーンが出てくるので観るの嫌だったんですが意外とテンポよく最後までグイグイと引き込まれました。
この作品が今まで評論家やベストテンで、あまり取り上げられてこなかったのは残念です。ありがとうタランティーノ😭
それにしてもBOSSの缶コーヒーでお馴染みの俳優さんが出てたとは知りませんでした。(若い!)この頃から、いい俳優さんだったんですね。

中学の時にゴールデン洋画劇場で観た「エクスタミネーター」の元ネタは、これだったのね。あの当時「地獄の謝肉祭」などのキワモノ帰還兵映画とかありました。「エクスタ・・・」は今では過激すぎる表現で、これよくゴールデンタイムに流したな・・・

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naoki

4.5 轟く稲妻‼️

2025年2月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、DVD/BD、TV地上波

泣ける

怖い

興奮

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活動写真愛好家