「ROMAN(tic) HOLIDAY」ローマの休日 uzさんの映画レビュー(感想・評価)
ROMAN(tic) HOLIDAY
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今さらながらの初鑑賞。
最序盤、足元を映す前から、些細な目の動きでアンが公務にうんざりしていることが分かる。
話自体はシンプルながら、全体を通して演技が細やかなのが伝わってきた。
ジョーがアンを連れ込むシーンは、年齢が離れていることや紳士な振る舞いでギリギリ許容範囲。笑
翌朝(昼)のアンは、もう少し貞操を気にすべきだとは思うが…
そこからデートに至るまではややテンポが悪いし、2人の恋心も個人的には唐突に感じた。
エピローグも冗長かなぁ、とも思う。
何より、嬌声を上げながらベスパで暴走するシーンはサスガに不快だった。
もっとコメディ色を強めてリアリティラインを下げたら、なんとか見られるかというレベル。
しかしそれでも、オードリーのチャーミングな魅力からは目を離せなかった。
70年前から今に至るまで、ずっと“綺麗”、“かわいい”と言われ続ける理由は、容姿だけではないようです。
ヒロインが素敵に笑うだけで、周囲の人や街も魅力的に見えることを再確認した。
個人的には不憫なアーヴィングが好きでした。
前後に79年の日曜洋画劇場での淀川さんのコメントが入るのも良かったですが、ここの画質は低いまま。
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