「特撮無くして引き出される怖さこそ本当のホラー映画!?」ローズマリーの赤ちゃん ナオックさんの映画レビュー(感想・評価)
特撮無くして引き出される怖さこそ本当のホラー映画!?
今から54年前の作品なので、現代風な派手な特撮も無ければ、血が飛び散る様な事も無く、ただ淡々と心理的に追いつめられていくヒロインの演技の妙に嵌る一品。
主演のミア・ファローはまさに嵌り役、オープニングの健康的な表情から徐々に変貌していくその容姿は絶対に一見の価値あり!
タイプは違うかもしれないが、日本の四谷怪談等もこうした系譜の作品なのだろう!?
ただ個人的なホラー映画ファンとしてはやはり物足りなさを感じてしまう事しきり・・・・・・・
それほどまでに現在のSFXの精度は現実と変わり映えしないほどの映像を見せられるので、どうしてもホラー映画としてはこうした心理的ホラーは受け入れにくいのかも・・・・・・・
ただこの作品が50数年前の作品である事を考慮すれば、充分に評価すべきであり、そこはR・ポランスキー監督の手腕によるところがやはり大きいのだろう!!
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