「ダンスシーンで号泣した記憶」レナードの朝 TRINITYさんの映画レビュー(感想・評価)
ダンスシーンで号泣した記憶
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上映当時に映画館でみた際にダンスシーンで号泣した事を鮮明に覚えている
子供の頃に病気で動かなくなった我が子にひたすら話しかけ、絶望感と共に看病を続けていた母親
新薬のお陰で束の間、意識を取り戻し、そしてまた元の状態に戻ってしまった我が子
そんな我が子をまたしても看病する事になってしまった母親の表情には最初の絶望感はなく、束の間与えられた我が子との幸せな時間の思い出と、そして新しく湧き上がる希望への可能性を心に秘めた幸せをほんのりと滲ませる
絶望的な不幸の中にあっても、かすかに光る希望と幸せなな思い出がある事で、どれほど人は救われるのかと、一見、不幸にみえるエンディングに胸が熱くなります
そして何よりもロバートデニーロの演技のどんどん身体が動かなくなっていく芝居の素晴らしさは圧巻です
動かないフリではない本物がそこにありました
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