レッドソニアのレビュー・感想・評価
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ブリジット・ニールセン伝説の序章
知る人ぞ知るシルベスター・スタローンの元妻ブリジット・ニールセン。今作で華麗なデビューを飾り、ラジー賞新人賞も受賞。アクション、特に剣術ではシュワちゃんよりもサマになっていると感じた。シュワちゃん演ずる準主役の孤高戦士カリドーは力任せに剣を振り回すだけだった。
『コナン・ザ・グレート』の姉妹編としてのファンタジーストーリーであり、コナンと同じように悪の女王に村を焼き払われ、家族を惨殺され、凌辱されたため復讐に燃える女剣士と成長していく。さらに女王ゲドレンはソニアの姉ヴァルナから聖玉タリスマンを奪い、ヴァルナをも殺してしまったのだ。
瀕死のヴァルナからは、力をつけたタリスマンがやがて世界を破滅に導くと聞き、ゲドレンに復讐し、タリスマンを葬るという宿命を負った。このタリスマン。男が触ると死んでしまうという不思議な緑色の玉。途中、カリドーを仲間とし、同じくゲドレンに国を奪われた王子ターンと兵士ファルコンも旅の道連れとなる。
アクションと、ターン王子の茶目っ気というコミカルさもあって楽しい作品となってはいるのですが、登場人物のセリフが全て棒読みっぽいのが難点。シュワちゃんの演技が上手く感じてしまうほどだった。そしてエンニオ・モリコーネの音楽もよかったし、意外とVFXもしっかりできてたように思う。
第一作のファンは迷わず観るべきだ
超名作コナン・ザ・グレート、その続編キング・オブ・デストロイヤー/コナンPART2に続く番外編と言うべき作品
ロバート・E・ハワードの原作による剣と魔法のファンタジー世界の物語
というかこれもまたマーベルコミックものなのだ
その小説を原作としたマーベルコミックこそが、本作の直接の原作となる
英雄コナンのスピンオフのレッドソニアの物語
コナンは登場しないがアーノルド・シュワルツェネッガーがカリドーと名乗る流浪の戦士で出演する
ヒロインを助けるヒーロー役で出番も多い
お話はそれなり
主演のブリジット・ニールセンもアーノルド・シュワルツェネッガーも演技力はない
ヒロインとヒーローのロマンスもなんじゃそりゃの内容
またシュワルツェネッガーは体が出来ておらず、第一作に見るような筋肉の山のような迫力がない
もちろんそれでも凄い筋肉なのだが
コマンドーの撮影頃と同じ年なのに、顔も萎んでいるように見える
見るからにとんでもなく強そうに見えないのだ
カメラはジュゼッペ・ロトゥンノという腕のある人で風景は美しく撮れているが、アクションがからきし上手く撮れてないしカッコいい構図がまるでない
音楽も巨匠エンニオ・モリコーネでなかなかのものを提供してくれているが、劇伴としては盛り上るものはない
監督はシリーズの前作と言うべきキング・オブ・デストロイヤー/コナンPART2の監督だが、シリーズ第一弾のジョン・ミリアス監督のコナン・ザ・グレートと比較すれば何から何まで劣っていた第二作だった
本作のシリーズ第三作はさらに劣化して、第一作からすると半値八掛けと言うべきレベル
演出も平板、脚本もダメダメ
ガッカリ感が強い
テレビの特番程度のレベル
しかし衣装、美術は第一作に近いイメージとなっており大変評価できるものだ
これにより、フランク・フラゼッタのグラフィックアートイメージそのままの世界の映像が幾つも観ることができる
ファンならこれだけで許せるはずだ
だから第一作のファンは迷わず観るべきだ
雄大な農耕開始以前の超古代の風景として第一作と同様の光景をロケしてくれているのもポイント高い
その衣装と美術と風景に星二つオマケする
ただ衣装は大絶賛なのだか、たったひとつ不満がある
ヒロインの肌の露出が少な過ぎる!
レベルソニアの衣装はビキニアーマーに決まっているではないか!
そうでないのは不満だ、ぷんぷん
なので星は二つオマケからひとつマイナス
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