劇場公開日 2025年11月21日

レッツ・ゲット・ロストのレビュー・感想・評価

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4.5ヤク中のロクデナシ、でも愛すべき最高のミュージシャン

2025年12月13日
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鑑賞方法:映画館

ウイリアム・クラクストンが撮ったチェットの写真が好きだが、この作品は監督ブルース・ウェバー、甘い空気感と鋭さを捉えたミュージシャンの美しい写真が有名な写真家、どちらの写真家の撮ったチェット・ベイカーも美しく格好良く、それだけ人の心を捉える画になる存在なのだと思う。
大好きなチェットのドキュメンタリー4Kレストア版ということで、勇んで鑑賞。つくづく、この人はその時代だから生きられた人で、今だったら絶対アウトと思う。本当にロクデナシ。でも、何故かミュージシャン仲間も、女性達もほっとけない。
彼の魅力はその声と、唯一無二のラッパの音色。レコーディング風景があるが、若干曇ってはいるけど、でも58歳でも全盛期とほとんど変わらないあの声。ドラッグと酒に溺れてるはずなのに、声が守られている不思議。生まれながらのミュージシャンと語られていたが本当にそうなんだと思う。ただ代わりに見た目がかなり老けていて70歳と言っても不思議ではないくらに見えた。58歳、早すぎる死だけど好きに生きたのだから神様はやはり平等なのかも。
ファンには最高の映画でした。

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まっちゃまる

4.0人たらしのジャンキー、そして愛すべき天才音楽家

2025年12月4日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

幸せ

癒される

幸せとは、人間はどうあるべきか。究極は素晴らしい音楽を残し、人を感動させることが正解なのではと思った。すばらしいスタイリッシュな人生。素敵な音楽。家族にはいてほしくない芸術家。

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KSクッキー

4.0伝説の裏側

2025年12月3日
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鑑賞方法:映画館

本人や元妻達、子供達、それぞれの立場で自分に都合の良いチェット・ベイカー像を語っていく。本当の彼はどんな人だったのか見失いそうになるが、やがて自分の好きに解釈すれば良いし、それ以外の事は出来ないんだと当たり前の事に思い至る。彼の音楽が好きならそれだけで十分。
私の中では、昔近所に住んでいた腕はいいけどパチンコとお酒が大好きな大工のおっちゃん枠に落ち着きました。

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komasa

4.01988年5月 旅先アムステルダムのホテルの窓からの転落死でアルバム『チェット•ベイカー』を完成させたとも言える伝説のジャズ•ミュージシャンを死の直前まで追ったドキュメンタリー

2025年12月1日
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鑑賞方法:映画館

ジャズの初心者が「1950年代60年代あたりのモダン•ジャズに興味を持ち始めてるんだけと、どのあたりから聴いていったらいい?」という質問をしたとします。可能性のある答えとして「まずマイルス•デービスのリーダー•アルバムをどんどん聴いてゆけばいい。他のプレイヤーもマイルスと組んだときにベスト•パフォーマンスをしていることが多いから最良のジャズが聴ける」というのがあります。なかなかいい回答だとは思いますが、これだと何人かのピアニスト、サックス•プレイヤー、ベーシスト、ドラマーには出逢えて聴き比べることもできますが、マイルスが吹いている限り、別のトランペッターには出逢えません。

私は1980年前後にジャズをかじりかけたことがあってマイルス•デービス(当時はまだ存命でした)やテナー•サックスのジョン•コルトレーンあたりの名前は憶えたのですが、ロックと比べるとジャズはやはり敷居が高く、チェット•ベイカーもその当時はまだ存命中だったはずですが、彼のところまでは、たどり着けずにいました。

私が彼の名を知ることになるのは今世紀に入ってからです。何がきっかけだったのか、まったく忘れてしまったのですが、私は50歳前後あたりから始まって数年間、’50〜’60年代あたりのジャズを聴きまくっていた時期があり、そこで彼と出逢い、お気に入りのトランペッターのひとりとなったわけです。

和田誠がジャズ•ミュージシャンたちの肖像画を描いて、そのミュージシャンひとりひとりについて村上春樹が文章を書いた『ポートレイト•イン•ジャズ』なる本があります(かなり熱心に何回も読んだのですが、どこにしまいこんだやらで行方不明です)。この本の冒頭にひとり目のジャズ•プレイヤーとして登場するのが他ならぬチェット•ベイカーです(たぶん)。村上春樹は彼のことを「紛れもなく青春の匂いがした」とか「何か特別なものを持っていた」とか書いていたはずです(たぶん)。

でも、その特別のものを持っていた期間はそんなに長くありませんでした。麻薬が彼を駄目にしました。また、そのスジの人たちに殴られて前歯を折られ、下顎を骨折するという、トランペッターにとっては致命的とも言えるケガもしました。

でも、そこから立ち直って音楽活動を再開するんですよね。このドキュメンタリー映画では再開から何年もたった彼の姿を捉えています。映画自体は1988年の製作で、恐らくは彼の謎の転落死の後にまとめられたもの。最晩年の姿と彼が「ジャズ界のジェームズ•ディーン」と呼ばれていた若い頃のフィルムとの組み合わせです。それにしても最晩年の彼の姿と言ったら…… まだ、50代半ばだったはずですが、70代のよぼよぼの爺さんみたいな風貌になっており、麻薬によるダメージの怖さを見せつけられた感じがします。

彼は歌も歌います。ファルセットの中性的なボイスでまあ「ヘタウマ」な感じですが、繊細で退廃的な香りもします。’50年代半ば頃に発表された彼のボーカルをフィーチャーしたアルバム『チェット•ベイカー•シングス』は私の愛聴盤のひとつです。10年ほど前の彼の伝記映画『ブルーに生まれついて』ではイーサン•ホークが彼を演じたのですが、ボーカル部分はイーサン•ホーク自身が歌っていたと記憶しています。

結局のところ、彼はジェームズ•ディーンが演じた映画の中の登場人物を思わせるような、儚くも美しい音色でトランペットを吹き、まわりの空気とこすれて消えてしまうのではないかという繊細で甘い歌声を披露して自らの青春をまっとうしたのではないでしょうか。そして、幸か不幸かはわかりませんが、彼には本家ジェームズ•ディーンにはない「その後」があったのです。麻薬中毒でボロボロになり、麻薬を巡るトラブルでトランペッターにとって命とも言える口のまわりのケガを負い、そして、再起して懸命に吹き、歌い、よぼよぼの容姿で欧州をさまよい、アムステルダムで58歳で生涯を閉じる「その後」が。

今、私はギタリストのジム•ホールがリーダーを務めたアルバム “Concierto” の『アランフェス協奏曲』を聴いています。開始四十数秒後、あのあまりにも有名な、ホアキン•ロドリーゴ作曲アランフェス協奏曲第2楽章のメロディに乗って、チェットの吹くトランペットが登場します。1975年4月録音ですので、このときチェット45歳。クスリとケガでボロボロになった後の再起にかけていた頃です。ジム•ホールのジャズ•ギターありきで構成されている曲ですので、チェットの演奏時間はそんなに長くないのですが、かつて何か特別なものを持っていた人間の青春の残響を聴いているようです。もう一方の吹奏楽器、ポール•デスモンドの奏でるアルト•サックスがしっとりと湿り気めいたものを帯びているのに対して、彼のトランペットは乾いた音色で、遠くに蜃気楼のようなオアシスが浮かぶ、美しい砂漠の景色を見ているようです。かつて持っていた特別な何かを失くしてしまったチェットは本当に人生の砂漠を見ていたのかもしれません。どこかにあるであろうオアシスを求めて。トランペットのソロ•パートに入ると懸命に吹くチェットの残像が浮かんできます。この残像は砂漠の蜃気楼かもしれません。でも、1929年12月23日アメリカ•オクラホマ州に生まれ、1988年5月13日にオランダ•アムステルダムで亡くなった、ジャズ•トランペッターで歌手でもあったチェット•ベイカーは確かに存在したのです。このことはいつまでも忘れずにいたいと思います。

合掌。

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Freddie3v

5.0すべてがカッコイイ。素晴らしい。

2025年12月1日
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鑑賞方法:映画館

興奮

癒される

ドキドキ

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すけちゃん

5.0ウエストコーストジャズ好きは観るべき

2025年11月30日
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鑑賞方法:映画館

20歳の頃ウエストコーストジャズばかり聴いていた私は、レコードのジャケットの豹変ぶりに驚き、ジャンキーの歌がいいわけないとチェットはシングスの周辺だけを聞いていたのだが、晩年も変わらない夢みたいな歌声と破滅的なチェットの生き様に打ちのめされた。人間がここまで落ちてもジャズの神様はこの人を見捨てないのだ。歯を全て失っても、夢みたいに歌って、あのトランペットを吹くのだ。終わりまで。ブルースウェーバーの構成も良かった。観て良かった、もう一度観たい。

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annakarina0922

5.01988年ベストムービー!⭐️⭐️⭐️✨✨

2025年11月23日
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鑑賞方法:映画館

2025年11月、4Kレストア版・リバイバル上映にて鑑賞。

音楽ドキュメンタリーは今までも何本も観てきましたが、この作品はその中でも最も優れた・印象に残る1本でした。

彼の女性遍歴やらこれまでの人生がもちろん語られるわけですが、そんなのはハッキリ言って、どうでも良いのです笑

心に残るのは彼の歌声やトランペットの音色です。

一聴すると、どこか危うげで「揺れた」そのトーンは、正に綱渡りでもするかのようです。しかし,スッと心に落ちて来るのは、あまりにも完璧なトーンです…これに魅了されない人なんているんでしょうか?正に希代の“女たらし”です。

悪魔に魂を売ったのは“ロバジョン”だけではなかったようです笑

*観客のとても少ない・雑音の少ない映画館で鑑賞出来て良かったです…笑

*薄いですが笑、パンフレット販売ありです。

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stoneage

4.5天才トランペッターの悲劇を切り取った映画の奇跡

2025年11月23日
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鑑賞方法:映画館

戦後のジャズシーン、男性ボーカルはシナトラ、ベネット、メル・トーメらの白人が有名になったけど、プレイヤーはほぼ黒人が占める中、突然現れた白人でしかもジェームズ・ディーンにも似たイケメントランペッターとして、当時のジャズレジェンド達も認めたチェット・ベイカーのドキュメンタリー。

薬物など問題を抱えるミュージシャンの話なので、功績を称えて、最後に悲しい感じで終わるのかなと観に行ったら、天才の悲劇を、亡くなる1年前の映像でみせてくれる、映画の奇跡のようなフィルムだった。

冒頭からオープンカーに女性をはべらせてモテモテのチェット。前半はほぼ、彼が何の努力もせずにのしあがる。練習もしないのに才能だけで、仕事に恵まれお金もオンナもついてくる。トランペットの腕だけじゃなくて、中性的な声を活かしたボーカルも魅力な彼氏。ボーカルで賞レースをナットキングコールと争ったくらいだからホンモノだ。

そんな前半部分の関係者インタビューでも、ちょいちょいネガティブなことをしゃべるヤツが紛れてる。ミュージシャン仲間が、オンナを寝取られたがあとでオンナがチェットは早漏だって言ってたとバラす。これが後半の布石。

後半は三度の結婚生活や、子どものことも掘り下げる。音楽の天才ゆえに欲しいものが全て与えられ、何が大切かということがわからない憐れさが伝わる。チェットのボーカルが全編で流れるが、このあたりになると歌さえウソくさく思えてくる。

関係者インタビューで登場する愛人が、シドアンドナンシーのナンシーみたいなやつだった。この女もボーカルで、チェットの音楽性に惹かれて親密になってる。チェットをオトコとしては舐めくさって、薬物を与えたりしてる。悪徳マネージャー的な立ち位置とわかる。しかも、この女の歌がヘタクソ。

ラストになって、この撮影の時のチェットが57歳と明かされる。薬物と歯の影響で70代にみえる。

映画撮影の感想に答えるチェット。
「あまり、できない経験だから楽しかったよ」

冒頭のオープンカーのカットやスタジオでの歌唱シーンがこの映画のためのフェイクドキュメントだったのか。

冬の日の陽だまりのような独特のチェットのボーカルが胸を刺す。

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minavo

4.0「ワルで厄介、でも素敵」。そんなチェット・ベイカーのリアルが堪能できる作品

2025年11月23日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

ドキドキ

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TRINITY:The Righthanded Devil

3.5オールモストブルーは、感動的だ。

2025年11月21日
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泣ける

斬新

癒される

チェットベイカーの人生を振り返ったドキュメンタリーである。著名なロックンローラーやジャズミュージシャンの人生に、似ているところがあるが、彼は、女性にすごくもてるようだ。最後に歌ったオールモストブルーは、見る価値がある。感動した。。

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えんち