レザボア・ドッグスのレビュー・感想・評価
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クールでワイルド、クレイジー!
タランティーノの脚本家・映画監督デビュー作。
ただの映画じゃないなこりゃ、とんでもないぶっ飛び感満載。
マドンナ「ライク・ア・バージン」の曲解釈にあーでもない・こーでもないに始まり。舞台のようにくるっと場面が反転し、撃たれた「オレンジ」とそれを抱える「ホワイト」が集合場所に帰ってくる・・・。
「え、何をしたんだ?」と見ている方はあっけにとられ。
「宝石店強盗失敗」というメイン話を軸に、6人のメンバーのそれぞれの過去の話が枝付けされて行くのが。目を離せません。
今から27年前のインディーズ映画だけど、今見てもめっちゃクール。
いかした音楽が流れるのって、最近でもよくあるし。
途中誰が「警察の犬」だったのか、わかります。え、ここで種明かし?。ストーリー展開が、予想を裏切るのもブルっと来ます。
え、あんたかい。とびっくり。
終盤オレンジは誰に撃たれたのか、わかります。
そんな撃たれ方ってないだろうという。
場面展開が多いけど、それで事件の全貌がわかっていく様がうまい。
そして最後は「マジか!」の一言で、呆然自失。
こんな終わり方って。だけど、潔すぎて不快感はありませんでした。凄いなこの作品。
タランティーノの天才性をじっくり味わえました。
マジか
観終わった後、しばらく放心状態でした。凄すぎて何もする気が起きなかった。
主な舞台になるのは薄汚れた倉庫、このただ一箇所なのにここまで面白いとは。
正直誰が犬なのか、薄々感づいてはいましたし、劇中でも割とさらっと明かされます。しかしそこからの怒涛の流れは本当に凄まじいです。
朝食のシーンはくだらない話なのになぜか引き込まれました。良いキャラクター紹介にもなっていたんですね。並んでスローモーションで歩くシーンもかっこよかったです。好きなシーンを挙げればキリがありません。
そして、ハーヴェイ・カイテルのあの表情は一生忘れられそうにありません。最後のシーンの解釈も色々考えられますね。
今まで観た映画の中でトップクラスに面白い作品でした。
これでいいのかもしれない
カッコいい〜
お笑い
アクションじゃなくてくだらない会話劇
マドンナの歌詞の解釈
チップの必要性
ぶっ放す時は派手に。
潜入捜査官が一般人を殺してしまうハメに。
疑念が疑念を呼び撃ち合いに。
一番のクズがダイヤ独り占め
とにかくキャストが皆魅力的
結末と反比例する軽快なエンディング曲
ディックディックディックディックディックディックディックディックディック
冒頭10分間のマドンナの巨根の歌、東洋人のトビー、チップを払う払わないの話、そしてあの最高のOP。
なんだかわからないがここが死ぬほど好きだ。OPだけで好きな映画を選ぶなら間違いなくこの作品を選ぶ。というかここが全てなのだこの作品は。正直途中ちょっと寝たし笑(あとで通してちゃんと見ました笑)
クエンティンタランティーノとかいう一般人でも名前だけは知ってるような映画監督、実際どんなもんよと手に取ったのがこの作品。
謎の洒落感、意味があるようでない会話、最高のBGM(hooked on a feelingは世代的にガーディアンズオブギャラクシー見たことないけど笑)
どツボだった。場面転換のほぼない倉庫だけの話ってのもよかった。
そのためハデなアクションなどはないが、Mr.ブロンドのノリノリなステップからの耳ぶった切りやらMr.ブロンドのあなたどこから持ってきたのそれ?的なジュースを片手に登場するシーンなど、つまりはマイケルマドセンの独壇場が楽しめる笑。
たぶんこの作品、というかタランティーノ作品の魅力(まだこれとパルプしか知らないけど笑)は洋画特有の無駄話から始まる会話を前面に押し出した無駄話の連続で洒落た感じに魅せるとこだと思う。
中盤にてティムロス演じるスパイのMr.オレンジが強盗団のボスであるジョーに取りいるために相棒の刑事に言われ、特訓して習得した「小話」。この作品全体に流れる脈絡のない話、それら全ては「小話」なんだと観客に示したこのシーンで好き嫌いが分かれるんじゃないかな。各々でなるほどねとなる人もいるし、内容が薄いのを誤魔化してるだけじゃねぇかってなる人もいると思う。
だからストーリー性は薄いと思うスパイの存在もあっさりとバラすし、ラストもあっさり終わるし。
この洋画洋画した感じを面白いと思える人にはたまらない作品だと思うもちろん自分も大好き。
1.2014年08月14日(木)
2.2016年02月21日(日)
タランティーノ
理由なんてない!好きな作品。
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