「いまや若手作家の手本となりにけり」レザボア・ドッグス 守銭奴さんの映画レビュー(感想・評価)
いまや若手作家の手本となりにけり
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にもかかわらず、けっこうマイナー扱いな変な扱われ方
凶悪な内容ではあるし、子供にはみせられないが
強盗映画にも関わらず(銀行強盗じゃなかったかな)、強盗場面はまるでなく、裏の裏をかくような展開は虚淵玄あたりがかなり影響うけている。
また、本編とはまるで関係ない話題で盛り上がる最初の
「マドンナのライク・ア・バージン、ありゃ男とヤりまくってる女の歌だ」からはじまり、いわゆる雑談が多く入る展開は西尾維新とかがよくやってる。
一言でいえば
このなかに裏切り者がいます、だれだ?
というけっこうシンプルな話なんだが構成がうまく、疑心暗鬼になった仲間たちの緊張感が伝わってきて飽きない。
誰が裏切り者かはけっこうはやくに明かされるんだが、謎解きミステリーなわけでもないので、それでシラケることもない。
タランティーノはこの話で何を描きたかったのかよくわからないけど、たまたま思い付いちゃったけど面白い話ができた。くらいしか考えてないかな。
しかし、その後はパッとしないなあ…個人的にはそう思う。
良くも悪くもその後に影響与えた。
良くは、思いもよらない展開でみてる人をあっと言わせる。しかし、これは難しい。
悪くは無駄に残酷な場面が多い、これ以降のタランティーノ映画も
これは真似しやすいんだろう、頭の悪い作家は真似しまくりだ。
無理に人にすすめようとは思わないけど面白いことは面白い
後味悪すぎるけど、この映画
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