「ディックディックディックディックディックディックディックディックディック」レザボア・ドッグス オレさんの映画レビュー(感想・評価)
ディックディックディックディックディックディックディックディックディック
冒頭10分間のマドンナの巨根の歌、東洋人のトビー、チップを払う払わないの話、そしてあの最高のOP。
なんだかわからないがここが死ぬほど好きだ。OPだけで好きな映画を選ぶなら間違いなくこの作品を選ぶ。というかここが全てなのだこの作品は。正直途中ちょっと寝たし笑(あとで通してちゃんと見ました笑)
クエンティンタランティーノとかいう一般人でも名前だけは知ってるような映画監督、実際どんなもんよと手に取ったのがこの作品。
謎の洒落感、意味があるようでない会話、最高のBGM(hooked on a feelingは世代的にガーディアンズオブギャラクシー見たことないけど笑)
どツボだった。場面転換のほぼない倉庫だけの話ってのもよかった。
そのためハデなアクションなどはないが、Mr.ブロンドのノリノリなステップからの耳ぶった切りやらMr.ブロンドのあなたどこから持ってきたのそれ?的なジュースを片手に登場するシーンなど、つまりはマイケルマドセンの独壇場が楽しめる笑。
たぶんこの作品、というかタランティーノ作品の魅力(まだこれとパルプしか知らないけど笑)は洋画特有の無駄話から始まる会話を前面に押し出した無駄話の連続で洒落た感じに魅せるとこだと思う。
中盤にてティムロス演じるスパイのMr.オレンジが強盗団のボスであるジョーに取りいるために相棒の刑事に言われ、特訓して習得した「小話」。この作品全体に流れる脈絡のない話、それら全ては「小話」なんだと観客に示したこのシーンで好き嫌いが分かれるんじゃないかな。各々でなるほどねとなる人もいるし、内容が薄いのを誤魔化してるだけじゃねぇかってなる人もいると思う。
だからストーリー性は薄いと思うスパイの存在もあっさりとバラすし、ラストもあっさり終わるし。
この洋画洋画した感じを面白いと思える人にはたまらない作品だと思うもちろん自分も大好き。
1.2014年08月14日(木)
2.2016年02月21日(日)