レガシー

劇場公開日:

解説

恐ろしき運命の糸に操られ、思いもよらぬ遺産を譲られた女性を描く恐怖映画。製作はデビッド・フォスターとラリー・ターマン、監督はBBC放送出身で、これが劇場映画第1作となるリチャード・マーカンド。「吸血鬼ドラキュラ」(58)などで知られるジミー・サングスターの原案に基づき、ジミー・サングスター、ポール・ホイーラー、パトリック・ティリーが脚色。撮影はディック・ブッシュ、音楽はマイケル・J・ルイス、編集はアン・V・コーツ、プロダクション・デザインはディズリー・ジョーンズ、衣裳デザインはシューラ・コーエンが各々担当・主題歌をキキ・ディーが歌っている。出演はキャサリン・ロス、サム・エリオット、ロジャー・ダルトリー、チャールズ・グレー、リー・モンターギュ、ヒルデガード・ニール、ジョン・スタンディング、マーガレット・タイザック、マリアンヌ・ブルームなど。

1978年製作/102分/アメリカ
原題または英題:The Legacy
配給:東宝東和
劇場公開日:1979年4月28日

ストーリー

ロサンゼルスに住む建築デザイナーのマギー・ウォルシュ(キャサリン・ロス)は、仕事の依頼をうけてロンドンヘ向かった。恋人ピート(サム・エリオット)も一緒だ。ところが、ロンドン郊外をドライブ中、前方からきたロールスロイスと接触事故をおこした。ロールスロイスに乗っていた紳士ジェースン・マウントオリーブ(ジョン・スタンディング)は2人を、自分の館に招いた。スチュアート朝の豪壮な館で、2人を迎えた看護婦アダムズ(マーガレット・タイザック)は親切そうな半面、どことなく不気味な印象を与えた。やがて館に別の客が訪れる。彼らは、ドイツ兵器産業の大立物カール(チャールズ・・グレー)国際的ホテルの経営者,シャック(リー・モンターギュ)、モーアルのバーバラ(ヒルデガード・ニール)、イタリア娘のマリア(マリアンヌ・ブルーム)音楽プロデューサーのクライブ(ロジャー・ダルトリー)で、彼らの指にはジェースンのと同じ銀の指輪が光っていた。彼らはジェイスンから富と権力を与えられ、指輪はその象徴ということがしだいにわかってくる。水泳の達人マリアがプールで溺死したのを始めとして、怪事件が続発。アダムズに呼ばれてジェースンの部屋に入ったマギーは、いきなり指輪をはめらねて失神してしまう。マギーとピートは館から脱出を図るが失敗する。クライブが鶏の骨をのどにつまらせて窒息死した。やがて、16世紀の昔、この館の女主人マギー・ウォルシンガムが火刑に処せられ、私生児のジェースンがマギーの魔力を受けついだということが判明する。ジェースンの魔力も尽き、すべての権力と富を、ウォルシンガムとうり二つのマギーに与えようとしているのだ。カールは暖炉の炎につつまれ焼死し、バーバラは硝子の破片が突き刺さって死亡。1人残ったジャックが石弓でペギーとピートを狙うが、マギーの魔力にやられてしまう。こゝりしてマギーは計り知れぬ富と権力を手に人れたのだった。

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映画レビュー

3.00175 ネコも全然怖くない

2024年8月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

1979年公開 私がみた最後のキャサリンロス主演作。 明日に向かって撃て以降 全く魅力を引き出さない演出がずーっと続いたが 本作もまあ見れるな、程度。 彼氏を主演に仕立てるも全くの貫禄不足。 客がプールで溺れ死ぬ場面はビックリしましたがね。 お約束の一旦は逃げるがなんで戻ってくんねん?!パターン。 で、こんなに仰々しくせんでも 遺産レガシーあげるわ、で済むとちゃうの。 そうすると映画ではなくなりますが。 まだサーカムサウンドなるものを使っていた。 60点 初鑑賞 1979年5月3日 梅田コマゴールド劇場 パンフ購入

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