理由(1995)のレビュー・感想・評価
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終盤に違和感はあるものの、良作
法廷サスペンスではないので注意。裁判要素はありますが、論理的な議論等はありません。それどころかその辺りはかなり適当です。終盤はサスペンス的ですが、全体的にはミステリーに近いように思います。
黒人差別による冤罪を晴らす話と思いきや…。
最初は悪人だと思っていた人が本当はいい人なのかもと思えてきたり、無関係に思っていた人も絡んできたりと、展開がおもしろかったです。どうなるんだろう、とのめり込んで観られました。
凶器を探す場面が特に好き。ミステリーっぽくてわくわくしました。
主人公の立場が冒頭とラストで対照的なのもいいですね。
少し残念だったのは、落ち着いた雰囲気で進んでいく中、終盤で急にサスペンスアクションのような演出になること。違和感を覚えていまいちノリ切れませんでした。
エドハリス目当てのところもあったのですが、やっぱり凄かったです。クレイジーな役で、真に迫った仕草や感情の緩急のつけ方に圧倒されました。見ていて引き込まれます。
ショーンコネリーとのやりとりは緊張感があって良かった。2人とも『ザ・ロック』とは全く違った雰囲気でおもしろかったです。
スカーレットヨハンソンも主人公の娘役で出演していたんですね。全然気がつきませんでしたが、よく見ると面影ありますね。かわいかったです。
ローレンスフィッシュバーンも良かった。若い頃はこんなシュッとしていたんですね。キャラクター性が伝わってくる自然な演技で好きでした。
ストーリーに難しいところもなく、サラッと見られる良作です。
同じどんでん返しなら、真実の行方をお勧めします。
途中で監督が変わったのかと思うほど、前半と後半に分かれている。
前半で裁判があっけなく終了したので、これはまだ何かあるなあと期待したけど、
後半の失速ぶりが残念すぎて、低評価。
いきなりチープなアクションサスペンス映画になる(笑)。
同じどんでん返しなら、真実の行方をお勧めします。
2013/10頃
ショーンコネリーが制作総指揮とって、主演の本格サスペンスなんかな?...
ショーンコネリーが制作総指揮とって、主演の本格サスペンスなんかな?
個人的に面白かったな〜
エドハリスかっこいいな〜、殺人鬼のキチガイって俳優冥利ですよね〜。使い方あってるのかな笑
普通に、脚本も合格です。上からですみません。
それにしても、奥さんは嫌いです。好きになれん。なんか、胸糞悪い。
時代のせいにはしちゃダメだし、過去に責任は取れないのは臆病者のすることでしょう。なんの話をしてるんでしょうか。よく分かりません。
結論。
面白かったです。結末も、好きな形ではあります。凄惨な事件です。フィクションですけど、ノンフィクションですよね。
人間てクソですわ。
加害者に同情の価値は無いですけど、同情出来る境遇です。だからと言って許されません。でも、自分に置き換えた時、俺も我慢ならんです。ただ、それで犯罪に走ったら底の底ですよね。
でも、でも、でも、、、てなりますよね。
あー、なんか落ち込んできた。
そんな映画です。
面白かった
まさか黒人の生年が本当に人殺しだったとは、ちょっと無理があるような気もするのだが面白かった。ロリコンの人殺しだったら、もっと余罪がありそうなものだ。また、そのような卑劣な性犯罪者があんなにメンタルが強いとも思えない。
警察があんなに雑な操作をしなければよかったのにと思った。
そうは言っても途中までは完全に黒人青年を応援して見ていたので、うまく踊らされてしまい、そんな感じも楽しかった。
馬鹿を超えて阿呆
サスペンスから暴力に変わってしまうが、初めっから最後まで馬鹿丸出し映画。馬鹿にしてようやく成り立つストーリー。
それでも、悪党2人は頭脳明晰ぽい設定にしているが、本当に主人公を陥れたかったら、陥れているヒントを与えなくても良いのに、わざわざヒントを与え、主人公に家族を助けるチャンスを与えている。助けるシーンが必要な為とは言え、一捻りも無いスタッフまで馬鹿に見えてしまう。
阿呆ばかりの世界
登場人物全員が阿呆でないと成立しない脚本。観ていてイライラするぐらい阿呆ばかり。
主人公は犯人の嘘を素直に真に受ける。町の人や警官は、犯人が有罪であることを論理的に説明しない。検事も弁護士も本来やるべき証拠の分析をやってない。別の連続殺人犯の自供や手紙が何故か裁判で通用してしまう。犯人と別の連続殺人犯は同じ刑務所に長く居たのだから、いくらでも情報共有できたのに。
ここまで阿呆揃いの中、犯人の知能が高いので、こいつ無罪じゃないなと思ったら、案の定犯人でしたという予定調和ぶり。
最後にもう一度、やっぱり犯人は無罪という展開にすれば名作になったかもしれないのに勿体ない。
子役スカーレットヨハンソン
あれ?もしかしてこの娘役の女の子は…⁉︎この作品で一番の驚き。エドハリスのサイコっぷりも初めて観た気がする。まるで別人。始まって1時間位で釈放されるし、頭が良いって事で先が読めてしまうストーリーだったが幼少時代の彼女が観れただけでも良かった。
それぞれの役柄の設定と演技がいい
総合:75点
ストーリー: 70
キャスト: 80
演出: 75
ビジュアル: 70
音楽: 70
犯人の指紋やDNAが被害者に残されていなかったことから、犯人を示すはっきりした証拠があるわけではない。結局最初はアールの告白によって、次はサリバンの告白によってのみ罪が立証されているだけである。それに同じ刑務所にサリバンとアールがいて二人がどうにでも話を合わせられる可能性があることから、最後まで怪しさが残ってた。
そんな感じでどうも都合が良すぎるから、サリバンの手紙が裁判で公開されたときになんとなく結末が見えてしまった。アールは超名門コーネル大学に奨学金付き入学するほどの秀才であるから、八年間もあれば彼に都合のいい素晴らしい物語を作ることが出来ただろう。そしてそのための取引条件がこの時点で何かわからないが、それも与えることに成功したのだろう(取引条件は後で明らかになる)。そしてアールの被害者として受けた傷とそれが原因で芽生えた執念が鬼気迫る。映画としての演出の方向は違うが、少し「ケープ・フィアー」を思い出させる。それに「真実の行方 」よりも手の平返し振りはいいと思う。
やや展開が読めたとは言いつつ、それでも登場人物の個性的な存在もあってこの映画は悪くない。不幸な被害者というのを不幸な生い立ちと絡ませて知性を感じさせながらうまく映画の中で演じたアール役のブレア・アンダーウッド、いかにも狂気の殺人鬼のサリバン役のエド・ハリス、これまた典型的な差別主義者で権威的でいけすかない南部の警官二人のローレンス・フィッシュバーンとクリストファー・マーレイ。ちょっとあまりに典型的すぎる設定かなと思いつつも、お人よしのショーン・コネリーの脇を固める人々が差別の強い南部の貧困地域の個性の濃い役を演じているのが見事。
死刑は社会による復讐です
映画「理由(1995)」(アーネ・グリムシャー監督)から。
観終わってメモを眺めていたら、一番最初にメモしたフレーズ、
「死刑は社会による復讐です」が主張していた。
「いかなる神や政府であれ、復讐を認めるような思想を私は信じない、
でも、犯人の死によるむごい償いを望みはしない」
ショーン・コネリー扮する、死刑反対論者のハーバート大学の
法学部教授、ポール・アームストロングは、学生たちにこう言い放つ。
しかし物語は、その後、急展開し、意外な結末で終わる。
彼は、猟奇殺人の真相を追い求め、解決したけれど、
この事件を終えてからも、ハーバート大学の教壇に立ち、
同じフレーズを口に出来るだろうか、そんなことが気にかかる。
そもそも「死刑反対論者」として、続けていくのだろうか。
「総論賛成、各論反対」・・
社会的には死刑は反対だが、いざ自分の身内に降り掛かったら、
あんな犯罪者は死刑にすべきだ、と主張する気がしてならない。
人間が人間を裁くって、本当に難しい。
人の恨みは深いんですね・・・・
正直、ショーンコネリーとローレンス・フィッシュバーンの絡み以外に期待していなかった作品ですが、いやいややられました。何も前知識なしに映画を観たのですが、前半は人種差別をテーマとした映画なのかと思いましたが後半は全くのサスペンス(ある意味ホラー)そのギャップに脱帽です。人のいい、弁護士を引退した大学の臨時講師を務めるショーン・コネリー扮する主人公なのですが、いやー「007」や屋の作品含めてこの人の出演作は全て存在感が他の役者と圧倒的に違いますね。今も現役で活躍されている大ベテランですが、本当に尊敬します。
他にも殺人犯役のエド・ハリス、よくこういったサイコキラー役に抜擢されるようですが本当はいい役者さんです。他の作品をいくつか観ていますが今回も本当にいやなサイコ役を演じきっています。
(本来3.5評価ですが、エド・ハリスに+0.5です)
興味持った方、本作品ぜひ観てみてください。
最後本当に怖いぞーーー。
TSUTAYA発掘良品で
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