リオの男のレビュー・感想・評価
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ベルモンドの真骨頂!インディ、ルパン三世の原点! アクションの連続+どこかユーモラス。
今更初見です。「ベルモンド傑作選」のおかげでスクリーンで鑑賞!
恋人を助けるため、どこまでもどこまでも追い続ける男。
陸海空を舞台にした恋の救出劇、アクション・スペクタクル。
次々に訪れる難関エピソードが、盛りだくさん。
水上飛行艇を複葉機で追うシークエンスや、広大な砂漠に建つ大富豪の近代建築大豪邸、三つの古代の像に隠された財宝の謎、悪徳教授の暗躍。
スピルバーグが何度も観てインディジョーンズの元ネタになっただけのことはある。
キャラクターから言って、もろにルパン三世。
しかし、その原動力は、お宝や歴史の謎なんかじゃなくて、ただただ恋人のためなのがいいじゃないですか!!
「007サンダーボール作戦」の悪役、アドルフォ・チェリの出演もポイント高し!
これだけの大恋愛、大冒険活劇なのに、超あっさりしたラスト!
恋人同士のラブラブなエピローグなんて一切ない。
一兵隊さんの7日間の休暇でおきた恋の冒険話なんて、超おしゃれじゃないですか。
ストーリーはかなり微妙だが、退屈させない魅力のある作品
難しいこと考えずに観れる娯楽映画としては大傑作。しかしアカデミー賞脚本賞にノミネートされたと聞くと、正直首を傾げるレベルで単調なストーリー。
これが、私が本作を鑑賞した正直な感想です。後の作品(『インディ・ショーンズ』や『ルパン三世』)に大きな影響を与えた作品ということは知っていたので、ハードルが上り過ぎていたのは否めませんが、私個人的にはそこまでハマりませんでした。
ストーリーは正直行き当たりばったりのものなので、アクションに興奮し、キャラクターのやりとりを笑いながら鑑賞するくらいがちょうどいいような気がしますね。語弊があるかもしれませんが、これは真面目に観る映画ではありません。家族や友達と一緒にワイワイ鑑賞するのが正解かもしれません。
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フランス軍の空軍パイロットであるアドリアン(ジャン=ポール・ベルモンド)は、一週間の休暇を貰い、しばらく会えなかった恋人のアニエス(フランソワーズ・ドルレアック)に会いに行った。同じころ、博物館から古代文明の土像が盗まれ、その土像の発見者の娘であるアニエスも誘拐されてしまった。アニエスを誘拐する車を目撃したアドリアンはそれを追って飛行機に乗り込み、リオデジャネイロに降り立った。彼女と土像を取り戻すため、アドリアンは奮闘する。
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正直ストーリーはあんまりおもしろくないです。行き当たりばったりの構成と、ご都合主義の展開。伏線回収やメッセージ性なんてものはこの映画には存在しません。
ただ、娯楽映画として観ればこの映画、最初から最後まで全く退屈せず観ることができます。飄々とした主人公のアドリアンと、抜群に美人だけどわがまま放題のアニエスはキャラクターとしても魅力があります。アニエスを演じた女優さんがめちゃくちゃ美人で興味持って調べたところ、女優のフランソワーズ・ドルレアックさんという方だそうですね。残念ながら自動車事故で若くして亡くなってしまったそうで、非常に悔やまれますね。
この映画を鑑賞した日は3本立て続けに映画を鑑賞し、この映画が3本目だったんですが、難しいこと考えずに楽しく鑑賞することが出来ました。オススメです!
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