劇場公開日 1951年12月27日

「最前線の砦で何を描きたいのでしょうか」リオ・グランデの砦 Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5最前線の砦で何を描きたいのでしょうか

2013年8月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

単純

総合50点 ( ストーリー:50点|キャスト:60点|演出:55点|ビジュアル:60点|音楽:60点 )

 最前線に駐屯中の軍隊に女が勝手に入ってきて普通にそこで生活してしまうし、そこでやたらと家庭内の問題を持ち込むし、恋愛の話にもなるしで、この砦でいったいどんな物語を展開したいのか。それにやたらと音楽を歌ったり奏でたりして、これは音楽劇ですか。何を描きたいのか焦点が散漫になっている物語は気に入らない。この当時は普通であったであろうが、夜中に呪文を唱える異質の野蛮人として登場する劇中のアメリカ先住民に対する扱いも気にくわないし、白黒映像も観辛いし、敵の村に突撃する戦闘場面もどうなったのかよくわからないまま勝ってしまっている。全体に古い映画という印象。ただし騎兵隊の馬術は上手かった。

コメントする
Cape God