「インディアンへの差別意識・偏見があって見るのに抵抗感を覚えた」リオ・グランデの砦 Kazu Annさんの映画レビュー(感想・評価)
インディアンへの差別意識・偏見があって見るのに抵抗感を覚えた
クリックして本文を読む
監督
ジョン・フォード監督による1950年製作のアメリカ映画。
原題:Rio Grande、配給:NCC。
同じくジョン・フォード監督の1948年制作の「アパッチ砦」がとても楽しめたので、見たのだが。原作はジェームズ・ワーナー・ベラで同じながら、脚本がフランク・S・ニュージェントからジェームズ・ケビン・マッギネスに代わったせいだろうか、かなりガッカリしてしまった。
まず「アパッチ砦」と異なり、インディアンの扱いが野蛮人で、女まで殺し、子供達をかっさらう。ただし、子供たちには監視もなく、教会におり、簡単にジョンウエインの息子クロード・ジャーマン・Jr達に救助される。当時のお約束ごとかもしてないが、自分的には子供をさらう理由等、訳が分からない脚本と思わされた。
ギターを手にして歌うシーンも複数あり、歌も曲も自分的には良くなく、ひどく退屈してしまった。別居中だった妻との愛情復活、大学を落第して戻ってきた息子との関係生が映画の主題の様であったが、甘々なありふれた描写で楽しめなかった。
唯一、二頭の馬への立っての乗馬、及びインディアンが撃ち殺されての落馬のスタントの迫力には、感心させられた。
原作ジェームズ・ワーナー・ベラ、脚本ジェームズ・ケビン・マッギネス、製作ジョン・フォード メリアン・C・クーパー、撮影バート・グレノン、美術フランク・ホテリング、編集
ジャック・マレイ、音楽ビクター・ヤング。
出演は、ジョン・ウェイン、モーリン・オハラ、ベン・ジョンソン、クロード・ジャーマン・Jr。
コメントする