「アル中介護」リービング・ラスベガス 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
アル中介護
ムード漂う音楽が執拗に流れる理由は監督が音楽も担っているからか、当時にしても今でも古臭くメロウな雰囲気がダサく思える。
腹上死での結末と捉えて良いのかしら、何とも腑に落ちない半端な終わり方のようにも、死にたいから呑むのか、呑みたいから死ぬまで呑むのか、覚悟が伝わらないニコラス・ケイジの潔さが潔くない、これだけ受け入れて追い出す理由が商売敵、ポン引きから解放されるのもアッサリと、この二人が堕落する説得力が足りない。
チャールズ・ブコウスキー脚本の『バーフライ』と原作の『酔いどれ詩人になるまえに』を引き合いにミッキー・ロークとマット・ディロン、本作のニコラス・ケイジとコッポラ監督作『ランブルフィッシュ』での三人でもあり、デニス・ホッパーは本物、皆んながアル中でもある共通点!?
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