「シリーズ最終作にリー・リンチェイが鋭さを見せて盛り上げる」リーサル・ウェポン4 Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
シリーズ最終作にリー・リンチェイが鋭さを見せて盛り上げる
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総合:75点
ストーリー: 70
キャスト: 80
演出: 75
ビジュアル: 75
音楽: 65
全体としてさらに活劇が派手になり、最初のロボコップは何かの冗談かと思えるほどで、ちょっとSFの域にすら達してきた。とにかく激しい方向に突き進んでおり、シリーズを通して常にみんなの集まる中心として登場し続け、爆弾にも白蟻にも売却の危機にも耐えてきたダニー・グローバー演じるロジャー・マータフの家は、遂にここで崩壊して跡形もなくなってしまうほど。
そしてその家を崩壊させた中国マフィアの頭の切れる敵役にジェット・リーが登場して早くて鋭い功夫を見せてくれ、いつもの主役二人を相手にして活劇をさらに相当に引き締めてくれる大活躍だった。メル・ギブソン演じるリッグス刑事のほうも高速道路で引きずられたりと派手さに貢献している。マータフの娘と結婚するために彼に取り入ろうとやたら大袈裟な行動をするクリス・ロック演じるバターズも涙ぐましい。
さらに物語のほうでも、リッグスが妻を亡くし恋人を亡くしで自殺願望をほのめかしていた頃に比べると妊娠とか幸せを連想される出来事が起きてきて、将来の幸せが見える形で進んでまるく収まってめでたしめでたし。見終わってこちらも幸せ、シリーズ最後としてすっきりとまとめていた。四部作の中で一番良かった。
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