ランボーのレビュー・感想・評価
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最高!!!!でした!!!! ランボーの苦悩(元上官に打ち明けるとこ...
最高!!!!でした!!!!
ランボーの苦悩(元上官に打ち明けるところ)熱演で胸が熱くなりました!
母国の為に戦い、戦場の英雄といわれたのに、帰国したら、戦場の英雄なんて肩書きは意味をもたず逆に罵られ、、、、町にいったら浮浪者として扱われてしまいますT_T
崖から、木に飛び移るシーン
カカシを作っているところ
枝でトラップをつくっているシーン
松明を作るシーン
最高です!
山じゃ俺が法律だ!
このセリフが効きます!
怒らせてはいけない男ランボー
今までスタローン映画は敬遠していたのだが、BSにて初鑑賞。むっちゃ...
Who are they?
俺の戦争は終わってない!
総合:90点 ( ストーリー:90点|キャスト:95点|演出:80点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
元特殊部隊兵士の活躍する今までに無かった活劇と、社会問題を内包したベトナム帰還兵の苦悩の両方を堪能出来る優秀作品。それをまだ若いスタローンが、鍛えられた肉体で熱演。
アメリカ陸軍特殊部隊、通称グリーンベレーとしてベトナム戦争で大きな功績をあげた元兵士は、ひとたび山に入ってしまえばたった一人で多数を翻弄し殲滅しかねない恐ろしい怪物になる。彼は自然の中に身を隠しながら相手の武器を奪い、罠を仕掛け、囮で欺き、軍用の短剣一つで必要なものを現地調達しながら、地形を生かして変幻自在に相手を惑わす。厳しい特殊訓練を積み実戦を経験した経歴にふさわしい特殊部隊の兵士の凄さと怖さは、ただの兵士ではないのだと地元警察と視聴者に見せつける。
そのような主人公の活劇が、まずこの作品の大きな独自性であり見せ場になっているし、この当時それだけで十分に画期的だった。またそのような凄腕の主人公の背景の設定が、この作品を兵士が登場する他の作品と比較して斬新であったし新しい分野を切り開いていた。
今改めて観てみると、緩い演出も時にはある。警察署長に山奥でナイフを突きつけておきながら、相手の武器や装備を奪うことなく脅すだけで解放し、そのまま反撃も受けないというくだりがある。ここは捕らえた相手を反撃出来ないように武器を奪うとかの処理をどうしたのか、そして山の中で生き抜く為に装備を奪ったのか、もっときっちりと描くべきだった。時には吐く息も白いどんよりとした天候の北国の山奥にいながら、相手の服を奪うことなく映画の最後まで薄着で動き回るのは、何もスタローンが人並み外れたすごい暑がりであるからなわけではなく、その鍛え上げられた肉体を見せつけて格好いいと思われたいためであろう。でもそれは元特殊部隊兵士の動きとしては不自然。
そのような部分があったとしても、常人には及びもつかないグリーンベレーの能力をたっぷりと見せつけてくれた展開は凄かった。スタローンは素晴らしい肉体を持っていたし、激しい活劇を自ら演じた。崖から木に飛び降りる場面の撮影は、骨折をして入院するほどの大怪我をして撮影が中断したと聞く。体を張って精一杯この役を演じていた。
またこの作品の質を高めているのは、ただの特殊部隊兵士の活劇に留まることなく、ベトナム帰還兵の問題を取り上げていることである。国のためといってベトナムに行って、地獄のような戦闘に身を捧げ、戦友達の死を見つめ、命を削りながらやっと生き残り帰国したのに、母国アメリカで待っていたのは厳しい現実だった。
自分たちがどのような経験をしたかを理解されること無くただ人殺しと罵られ、素晴らしい能力がありながら駐車場係のような馬鹿みたいな簡単な仕事に就くことすら出来ない。死線をくぐり共に戦った友人はみんな死に、彼の戦争を知らない同じアメリカ人は、彼を賞賛するどころか邪魔者扱いする。戦争の心的外傷後ストレス障害で精神を苛まれて、枯葉剤の影響で肉体を蝕まれる。そしてどこに行っても蔑まれて自分の居場所すら見つけられない。
実際、ランボーは古い戦友をはるか遠くから訪ねるのに車すら運転出来ていない。おそらくこの北国の町までも、安い長距離バスを乗り継ぐか、通りがかりのトラックか何かに無料で乗せてもらってやっと辿り着いたのだろう。
私も記録映像を観たことがあるが、実際、ベトナム帰還兵の生活苦と精神変調は当時の大きな社会問題になっていた。そのような帰還兵の苦悩を上手く物語に取り入れて、「戦争は終わったんだ」と言うトラウトマン大佐に、「何も終わってなんかいない!」とランボーに自分がベトナムだけでなくアメリカでどんな苦難を経験したのか・どんな仕打ちを受けたのか・共に死線をくぐった友はどうなったのか、その思いを泣きながら叫ばせ吐き出させたことで、この物語がアメリカの社会問題を含んだとても深みのあるものになった。
「俺が法律だ」と堂々と言い切り、自分の町を自分のやり方で守るという昔気質の警察署長は、警官というより昔の西部劇の保安官のよう。でも当時のアメリカの警察の規律の緩さがあることを想定すれば、あながち荒唐無稽とは言えないと思う。悪役だし好きにはなれないけれど、犯罪を犯しそうな奴を町に入れたくないという彼には彼なりの信条があったし、劇の中ではいい意味でも悪い意味でも存在感の高い役柄だった。それからランボーを理解し信頼関係があったトラウトマン大佐は渋い。
そして言うまでも無くスタローンは頑張った。普段は駐車場係にすらなれない男が、布切れを頭に巻いて太い筋肉のついた腕でM60機関銃を撃つ姿は、本当にさまになった。体当たりで危険な活劇に挑み、正しく評価も理解もされず社会からはみ出した帰還兵の孤独な姿を演じた。私の観たスタローン作品の中では『ロッキー』の次に良い出来映えであり良い演技だった。スタローンは大根役者ではなく、役柄がはまれば本当に映えるのだ。
ベトナム帰還兵の苦悩
PTSDという言葉が当時あったかはわからないけど、戦争によって精神的な傷が癒えない米兵が多くいるそうだ。
ベトナム戦争もそうだし、湾岸戦争、イラク戦争などもそうだ。
戦場の非日常と、アメリカ本土の日常のギャップが大きすぎてわけわからなくなるのだろう。
ランボーも傷ついた一人の男を取り巻くストーリーだ。一人の警官の無思慮な行為から、暴走していくのだが、ベトナム帰還兵全体における鬱屈した感情の表れが凝縮されてるような作品だ。警官は世間一般の彼に対する扱いそのものの具現化なのだ。
だから、彼の周りの日常を破壊していくのだ。この映画にもある程度の爽快感はあるが、最後にはやりきれない思いになってくる。映画として美しい。
映画好きなら好きでしょう。
切ない…
この作品を初めて観たのは、小学生の頃だったか…
小2で成龍にハマり、それからいろんなアクション映画、アクション俳優にハマって今に至る。
初めて観た時の感想は、正確には覚えてないが、あまり面白くないな。だった気がする。だが、スタローンは好きだったからこのシリーズは全部観た。
ランボー 最後の戦場 が公開されるまでは、この3部作の中で1番好きだったのは、ランボー怒りの脱出だった。1番アクションが楽しめるからだ。
ただ、歳を重ねてから、アクションしか興味なかった自分も、アクション以外のいろんなジャンルの映画を観るようになった。そしてこのランボーも観返してみると、これはアクション映画でもあると同時に、ドラマ性が強い事に気付いた。
ランボーの切なさを頭と心で理解出来る年齢の人なら、何とも言えないラストだろう…
そういう意味で単にアクション自体しか興味なかった小学生の時の自分では物足りなかったが、今は映画として、この映画は好きだ。
スタローンはアクション俳優だからとか、アクション映画苦手と思ってる人とかにも、個人的にランボーはお勧め出来る映画だと思う…!
ラストシーンにやられた!
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