「【故国の命により、ベトナムで熾烈な戦いをした男の、故国に戻ってからの孤独、哀しみ、怒りを見事に描き出した作品。】」ランボー NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【故国の命により、ベトナムで熾烈な戦いをした男の、故国に戻ってからの孤独、哀しみ、怒りを見事に描き出した作品。】
ー 内容は巷間に流布しているので割愛。
だが、今作はベトナム戦争終結時のアメリカのベトナム従軍兵に対する扱いを映画制作陣が怒りを込めて叩きつけた社会派エンターテイメント作品である。-
■ベトナムでグリーン・ベレーとして活躍したランボー。
ある日、ベトナム時代の戦友を訪ねたが、戦争の後遺症ですでに死んでいた。
近くの街に立ち寄ったランボーは、警察署長・ティーズルたちにばかにされて陵辱され、ついに耐え切れずに逆襲に出る。
◆感想(シンプルに・・)
・ラスト、10分。ランボーが且つての指揮官トラウトマン大佐に訴えかけるシーンは何度観ても、心に響く。
”何も変わっていないんだ!”
”必死に闘って、空港に戻ったら避難轟轟だ!”
”惨めだよ・・”
<今作が、アメリカ映画界に与えた影響は「タクシー・ドライバー」と並んで多大なるものがあり、その後、アフガニスタン戦争、イラク戦争後も同様の戦時PTSDに悩ませるアメリカ兵を描いた作品が多く描かれた。(近年で言えば「アメリカン・スナイパー」など)
エンドロールで流れる”It's a Long Road"が、哀しく心に響く作品である。>
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