「サバイバル映画の傑作」ランボー ジョニーデブさんの映画レビュー(感想・評価)
サバイバル映画の傑作
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私にとってこの映画はベトナム戦争の後遺症を描いたというよりサバイバル映画だ。オフロードバイクのダート走法、サバイバルナイフの使い方、簡易防御服の作成方法、止血方法、方位磁石で自分位置の確認、山での食料調達、高所から飛び降りる方法、トンネルからの脱出方法等、それと軍の兵器等の扱い方も面白かった。
「ロッキー」の大成功の後で、プレッシャーもあったろうが、完成度の高い作品に出来上がった。
ラスト、この種の映画でよくあるような主人公が射殺されるパターンかと思ったが、個人的には生き延びて良かったと思う。それによって、主人公のメッセージ、あるいはスタローン自身のメッセージを伝える場面を設定したかったのかもしれない。それはベトナム帰還兵の苦悩のメッセージだった。スタローンが彼らの思いを代弁したのだ。まぁ、射殺しなかったのは続編を作るためだったかもしれないが。
なお、続編は特に賞賛するべき点は余りない。
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