「エロ作品ではない」ラリー・フリント ホンマサさんの映画レビュー(感想・評価)
エロ作品ではない
一番印象的だったのは、“SEXか戦争か、どっちが忌まわしい?”という問い。米国社会の二重基準を突きつけるこのシーンは、単なる伝記映画を超えた社会への挑発であり、観る者の心に残る強烈なカウンターパンチ。
ラリー・フリントはポルノ雑誌『ハスラー』の発行人で、性的表現の自由を掲げて戦います。一方で、米国社会は戦争や暴力には寛容で、性的表現だけを“卑猥で忌まわしいもの”として徹底的に排斥する。
このセリフは、「なぜ人間の本能や喜びであるSEXが忌避され、殺し合いである戦争が正当化されるのか?」という社会批判だね!
コメントする