ララミーから来た男のレビュー・感想・評価
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権力を持つ家族の裏切りと崩壊を描いた人間ドラマだ。
復讐に燃える男と、牧場主の一家を軸に、嫉妬や恨み、親子関係の裏切りと崩壊を描いた異色の西部劇。話は全然違うが、『リア王』に通じるものを持っていると思った。
ウィルは、インディアンに連発銃で殺された弟の仇をとるため、インディアンに連発銃を売った男を探している。ウィルは、湖から塩を取っていたところを、町を牛耳るバーブ牧場の連中に襲われる。
バーブ牧場の牧場主アレックは、粗暴な息子デイヴと、親子同然に接してきたヴィックを抱えている。また、アレックには、美しい姪っ子バーバラがいる。その一方、バーブ牧場と対立する女牧場主・ケイトは、アレックの元婚約者だった。
血の通った人間関係こその苦しみや憎しみ、暴力を、深い洞察に基づいて描いた犯罪ドラマだ。西部劇というよりは、小さな町で権力を持つ一家を舞台にした、おおいに見ごたえのある人間ドラマと言える。
J・ステュアート主演、なかなか面白い西部劇。 登場人物それぞれが曲...
J・ステュアート主演、なかなか面白い西部劇。
登場人物それぞれが曲者揃い。一番怖いのはアパッチ(笑)
突如去っていく主人公、ラストがなんとも西部劇らしい。西部劇、苦手だったけど、最近なんだか少し面白く思えるようになってきた。どの作品も馬🐎がすごい、カッコいい。
ジェームズ・スチュアート
広大な塩田。牧歌的な雰囲気になるのかと思ったら、いきなり乱闘だ。しかも燃やされた荷車とラバは弁償してくれるし・・・何かある!と結構ミステリアス。
いやまぁ、手を撃ち抜かれるシーンは痛いです。しかも銃を持てなくなるし・・・デイブって奴はファザコンの上にわがままな奴ですなぁ。現代社会においても、社長の息子と血縁関係のないエリートの対立みたいな関係はありますよね。展開は違いましたが・・・
J・スチュアートの男臭さは前半に爆発。後半はプロットの面白さだけになっていたようだ。
人がいいスチュワートの西部劇
元騎兵隊の大尉だったジェームズ・スチュワートが、アパッチ族に虐殺された弟の復讐をするため、新型ライフルをアパッチ族に売る白人を探し求めニューメキシコの小さな町へやって来る。人を殺せるとは思えない善人のスチュワートの個性と内容の憎悪が合わないが、町の支配者ドナルド・クリスプの存在感との比較でどうにか形にはなっている。それ以外の人物描写が表面的でドラマとしては素っ気ない。
激しい撃ち合いやロマンスは無いがジェームズ・スチュアートの持ち味が...
激しい撃ち合いやロマンスは無いがジェームズ・スチュアートの持ち味が出ている西部劇だった。ストーリーも一捻りあり楽しめる作品。
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