ラスト・ワルツのレビュー・感想・評価
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この作品は大音量で上映しろ‼️
自分は映画だけでなく音楽、特に洋楽が好きで「ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク」をはじめザ・バンドもよくアルバムを聴いてました‼️「ザ・ウェイト」なんか超名曲ですよね‼️この作品は名匠マーティン・スコセッシ監督がそんなザ・バンドの解散コンサートを完璧にカメラに収めています‼️作品をアンコール曲のシーンから始め、続いてコンサートの冒頭へ戻るというユニークな展開、スコセッシ監督がメンバーの一人一人にインタビューしたり、マディ・ウォーターズ、ニール・ヤング、ジョニ、ミッチェル、ヴァン・モリソン、ボブ・ディラン、エリック・クラプトンという素晴らしく豪華なゲストミュージシャン‼️もうホント音楽ファンにとっては、夢のような時間です‼️ウッドストックがひとつの時代の始まりを記録した映画なら、この作品はその時代の終わりを記録した壮大なる音楽ドキュメンタリー‼️圧巻です‼️
released
泥くさい印象が強いが、Staple Singersとの共演のThe Weightを聴いているとそのルーツがアメリカの大地の根ざしていると感じる。生ける者達が楽器を持ち寄り音を通じて混じり合う。心地よくそのグルーブに身を任せる。 才気走るロビーには見えた先の細さに「いち抜けた」にはどうしても鼻がつく。しかし、これだけのメンバーを集めて彼が収めようとしたロックの最期は、その魅力が溢れている。何よりもロビーのみならず他のメンバーの独創性の高い演奏がこういう形で記録されたのがすばらしい。
ロビーの一人相撲
ショックを受けたのは彼らの演奏の素晴らしさからではない。彼らのパーフォーマンスは大好きで、今でもかなりのものをYouTube で探して聞いている。
しかし、この時点でバンドはロビー中心のバンドになっていると感じたからショックを受けたと言っている。ロニー・ホーキンスのバンドにいたリヴォン・ヘルムに15歳のロビー・ロバートソンが加わり、その後、後のメンバーが加わった。そして、1968年にこのザ・バンドが独立したときはリーダーやボスがいないバンドで、皆の役割が平均していると思っていた。それ
が、このコンサートでロビー・ロバートソンの存在感を強く感じてロビー+アルファになってしまったと思った。
『かって僕らは兄弟だった』というロビーの見解で作られた2019年のドキュメンタリーは懐かしかった。実はこれを機にロビーに不信感を抱いてしまった。そして他のバンドメンバーの見解を知る必要があると思ってレイヴォンの見解の本を読むつもりだったが、やっと今になって読み始めている。From Down in the Delta to the Birth of The Band and Beyond という本で、ものすごく長編なので、私はまだ彼らがボブディランのバックバンドで演奏するところまで行っていない。でも、これを参考にかなりの1960年初期の音源が聴ける。リチャード・マニュエルのボーカルが多い。
Richard Manuel (Levon & The Hawks) - Georgia On My Mind (LIVE!)
CANADIAN SQUIRES-LEAVE ME ALONE
この本を読み終われば、少なくても、リヴォンの見解がわかる。ロビーは成功しているし、現在、ガースとロビーしか生存していなし、ガースはコメントが少ない。不信感が募るが、古い音源を楽しむしか無い。
Levon Helm
Rick Danko
Richard Manuel
Garth Hudson
Robbie Robertson
私は個人的にデビューから1970年の3作目の『ステージ・フライト』までよく聞いていた。ウッドストック(1969年)で、ボブディランから離れて正解だったと思った。ロニー・ホーキンス(ホーク)やディランのバックバンドだったからすでに実力がついている。素晴らしい演奏ぶりだ。
当時はバンドやオールマンブラザーズのようなサウスの泥臭いサウンドの受けはそれほど良くなかったと思うから、日本のプロモーターは彼らを招待していないのでは。 これが当時の私にとって不思議だった。
だからバンドは1983年が初来日だが、すでにロビーは去っていた。ラストワルツの方はとても有名になったので観た。 私はもう老人で長く生きているので、ここに招待されたミュージシャンや詩人はかなりよく知っているくらいだ。でも、Michael McClureという詩人は知らなかった。彼は1955年にサンフランシスコのSix Gallery reading の一人らしい。
"Loud Prayer" これは神の祈りをジョークに変えている詩だが面白い。この人はローレンス・ファリンゲッティーという(Lawrence Ferlinghetti)詩人で、アレン・ギンツバーグの詩集ハウルの出版人で、シティー・ライツというビートジェネレーションの集まる本屋をサンフランシスコで経営していた。この本屋は現在まだある。
ただ、ゴスペル・シンガーやジャズ・アーチストはあまり知らないが、有名な人たちらしい。驚いたことにこのコンサートは1976年、アメリカの感謝祭の日、サンフランシスコのウィンターランド ボールルームで開かれたらしい。 バンドが最初のコンサートをした場所だとロビンが言っていた。
下記はあくまでも個人的な見解だ。
The Bandは最高にクールで、南部の曲、ブルース、ゴスペル、デキシー、ロックなどが大好きだから、オールマンブラザーズバンドの次によく聞いていた。五人全員が実力のある人たちの集まりで誰がリーダーだとか誰が優れているかなどとは聞いたことがなかった。歌詞はときどき、つまらない歌詞で、もうちょっと深みをつけてもいいなあと思うけど、それがブルースや南部の良さ。シンプルな中でジーンと伝わってくるものがあるので好きだ。
It makes no difference where I turn
I can't get over you and the flame still burns
It makes no difference, night or day
The shadow never seems to fade away
And the sun don't shine anymore
And the rains fall down on my door
Now there's no love
As true as the love
That dies untold
But the clouds never hung so low before
彼らの演奏はピカイチで、特にロビーのギターと、、、、、などと書き出すのがおかしいぐらいバンド全員が好きだ。たいて、一人ぐらい個人的に気に入らない人がいるが、このバンドに限っていなかった。このラストワルツもなかなか粋なことをするなと思っていたが、久しぶりに観て制作を含めて全てが、ロビーの計らいではなかったかと思われるんでここに感想を書く。
なぜって、まず、幅広いアーチスト。 これらの人々は、ロビンに向かって挨拶やキスをしている。ロビンが招待したと思う。ドラマーのレヴォンはクラプトンに握手を求めたが、光栄ですここに来ていただいてという雰囲気で、仲間ではない様子だ。でも、クラプトンはロビーには目で合図を(簡単な挨拶)をした。
ビル・ブラハムも製作しているが、彼は超有名なプロモーターでサンフランシスコやオークランドなど全域に渡ってのコンサートをプロモートとしているし、自分のレコードレーベルも持っているし、60−70年代もっと長いかもしれないが、音楽のドキュメンタリーには必ず名前が出てくると言ってもいい。もちろん、当時の反文化(カウンターカルチャー)の中心地はサンフランシスコやバークレーで、詩人たちや音楽家たちを芸術家をプロモートしていたわけだ。彼にとって大物を集めるのは簡単さ! それに、映画の初めにサンフランシスコのウィンターランドの前に人々が並んでいるが、よく見ると、Bill Graham's Winterland とウインターランドにサインが見える。コンサート会場は彼の所有。
バンドのツアーマネジャーがスコセッシとロビーをあわせたと読んだ記憶がある。ザ・バンドを会わせたのではなくロビーを。ロビーはこの後に、スコセッシの映画、アイリッシュマンなどの音楽を担当してハリウッド界に入っている。ロビンはすでに次の道を一人で歩み始めていたわけだが、スコセッシやグラハムや他のアーチスト、詩人の方向に軌道を変更している。映画の最後でリチャードがアイシャルビーリリースのソロを歌うところで彼の存在はカメラから漏れて、ゼロに等しくなった。ガースもほとんど。なぜ下記のコンサートのように制作できなかったのか。カメラマン?それとも制作者をの問題? The Band - Wembley Stadium 14/09/1974 ロンドンのウェンブリーのようにメンバー皆を映して欲しかった。
ロビーは存在感のある人。スコセッシの質問にもまともに答えているのは彼だけだ。会話のリズムが他のメンバーと違って、早口ではないが滑舌が良く分かりやすく話し、上手だ。頭の回転がよく先がみられる人だ。のんびり構えて、いっぱい飲んだような調子でグタグタ話さない。多分、ガースは情報が少なすぎてわからないけど、麻薬はこのコンサート中でも使われたと思う。だから、ロビーが答えた方が話がはやいし通じる。特にコンサートツアーでは『麻薬・アルコール・女・』これをコントロールできたものが最後に残った感じだね。
インタビューはロビーが中心になっている。ロビーの言葉で、ロビーの見解だけでだと思う、『16年間コンサートツアー(road)、変える時が来た。それがラストワルツだ。20年もコンサートをし続けられないよ。 コンサートは学校と同じで、もうそこから学ぶことはない。コンサートツアーをすることで失った人がいる、ジミヘンやオーティスレディングなど、、』 もう、ロビーはコンサートツアーはしないと言ってる。 これがロビーと彼以外の意見の相違の一つ。
良い人たちだったんだなあと。
ラストステージにあれだけのメンバーが集まるとは。 ライブでみたことはないし、同時代ではないし。これからの自分の生き方を考えさせられた。 ヴァンモリスン、ださカッチョ良い! ボブディラン‼️
単なるコンサート映画ではない
本作の公開は78年だがコンサートは76年11月 スコセッシ監督がタクシードライバーを撮り終えてすぐの事だろう コンサートの曲の合間毎にメンバーのインタビューをはさむ構成 しかしそのどちらも明らかにスコセッシ監督らしさを感じるカメラワーク もちろん当時の最高のロックスターが登場する伝説のコンサートで演奏シーンも当然見応え聴き応え十分 これもまた76年という時代の空気を見事にフィルムに写し取っている ひとつのロックバントの単なる解散コンサートの映像ではない 何かが終わるラストワルツだ 本作はヒッピー文化の終わりの日を記録しているのだ
ザ·バントは知らないけれど
ザ·バントはこの映画を見るまで知りませんでした。 ロビー·ロバートソンとエリックク·ラプトンとのギター🎸セッションが良かったので、早速ロビーで検索してみました。 バントの仲間と決裂してしまったんですね😞。 でも演奏はとても上手なので、ソロアルバムをアマゾンで購入しようとしたら、現在取り扱いしていないようで、重ねて残念でした😞。 ギター🎸演奏は上手いですよ❗一見の価値あります‼️(私は素人ですが(笑))
ひょっとして、凄い映画だったのかも。
私は このバンドのことも、彼らの音楽のことも、ま〜っっっったく知らない ど素人なのですが、それでも飽きることなく鑑賞することができました。 最後「え、もう終わっちゃうの??」と思ってしまったくらいです。 初めて聴く曲の数々ですが、リズムに乗って楽しむことができました。 ラストライブということなのに、全く悲壮感というものがありませんでした。 友情出演したアーティストの中には、自分でも知っている人がいたので、このバンドは凄い人たちだったんだな、そしてこのライブは伝説に残るくらい凄いものだったのじゃないかなと察することができました。 当時はまだ照明とか特殊な舞台装置とか全然なくて、ただただ音楽だけで人々を魅了するしかない時代だったのだと思います。 シンプルさがとてもいいなと思いました。 何よりも、彼ら自身が楽しそうだなと思えたので、この映画に好感がもてました。
ザ・バンドねぇ~(>_<)
ぶっちゃけザ・バンドってアメリカ本国含めて評価はどうなんだろ⁉ でもあれだけの友情出演を一同に集めるんだから人脈・人望は突出したグループなんだろ。ザ・バンドの演奏自体はともかく、ゲスト達の圧巻の演奏を記録した歴史的映画と言えるだろう。 クラプトンのブラッキーの演奏姿を観られただけでも良かった。
音を楽しむ
THE BANDのメンバーそれぞれを意識したことは無く本作を観たことで把握し特にドラマーの雰囲気に歌唱力や色々な楽器を駆使する姿が格好良かった。 それぞれに皆プロフェッショナルにステージで演奏する姿が最高に楽しそうでインタビューを受ける時の漂う大人の不良感も堪らない。 ゲストのミュージシャンも豪華極まりなく全員を知っている訳では無いが若かりし頃のB・ディランにクラプトンや老いても健在な存在感を醸し出すM・ウォーターズとダサい風貌なV・モリソン。 そしてヤサグレ感が堪らないN・ヤングの圧巻な「Helpless」には鳥肌と感動が。
沈みゆく秋の夕日のように
1978年アメリカ映画。117分。今年38本目の作品。ザ・バンドのラストコンサートとメンバーのインタビューを収めたマーティン・スコセッシ監督の作品。爆音映画祭で観ました。 内容は; ザ・バンドは16年間の活動に終止符を打ち、ラストライブを思い出の街カリフォルニアで行う。 音楽に関してはド素人ですが、ド素人なりにかなり聴き込んできました。ザ・バンドはそんなわたくしが聞いてきたバンドの中で最もうまいバンドです(または、そんなわたくしが聴いてもうまいと分るバンド)。 プロなんだからうまいのは当たり前といえばそうなります。しかし、このバンドはうまいを超越した何かがある。沈んでいる心ですらも弾ませる「何か」が音の中にあるのです。それは、まさしくマジックのように、です。 映像としてこのバンドを観るのは初めてでした。ラストライブだというのに、ほとんどの曲でゲストを招き後ろで演奏するあたりに、元はバックバンドとして活動していたこのバンドの精神が感じられます。 さらにラストライブだというのに、映像からはメンバーそれぞれに悲しい雰囲気がまったく伝わらない。それでも心は萌えていく。 なんか胸をかきむしりたくなるような作品でした。
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