「裏社会映画」ラ・スクムーン odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
裏社会映画
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まさにフィルムノワールの話題作、ヌーベルバーグの立役者ジャン・ポール・ベルモンド主演、イタリアのセクシー女優No.1のクラウディア・カルディナーレ共演と華やかでおフランスらしい街頭の手回しオルガンの響きのテーマ曲、フランソワ・ド・ルーベの音楽も味があり時代を象徴する映画ではありますが好みかというと微妙。
原作・脚本・監督のジョゼ・ジョヴァンニはコルシカ島出身で元ギャングで死刑囚だったというから驚き、どうしてそんな輩がフランスを代表する小説家、映画製作者になれたのか、本作も彼が刑務所に入っていた時に知り合った裏社会の一匹狼がモデルだそうだ、やっぱり裏社会に精通したリアリティ描写、ノワールさが受けたのだろう・・。
La scoumouneとはコルシカ島の隠語で「死神」や「疫病神」らしいがまさに冒頭から終幕迄やたら撃たれて人が死ぬシーンが多過ぎて観るに堪えない裏社会映画でした。
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