ライフ・イズ・ビューティフルのレビュー・感想・評価
全48件中、41~48件目を表示
面白かったの一言ではあらわせない。
はじめて見たイタリア映画だったが、これぞ名作と言えるような感動を受けた。
エンディングの仕方的に、完全なるハッピーエンドではないが、泣けるし、嬉しさ、幸せさを感じることのできるエンド。
どんな状況下でも生きていることに価値がある、そのことが素晴らしいと思わせてくれる映画だった。
そして、私個人的にはグイドという男に惚れた。前半の陽気なはなしにおいても、イタリア人らしい、口説き続けるところとか、最後まで息子、嫁を幸せにしようという思い。 この姿を目指そうと本気で思えた!!
でも、ドイツ人には見せられない映画ですね。
この男は勝手だと思う。
10代の頃にレンタルして観た記憶があります。
イタリアのユダヤ人の話で、お父さんが収容所に収容されながら
息子が怖いところだと思わないように面白いことをいったり
嘘をつきまくって息子を守る話で、すごく良かったという印象が
残っていました。
此の度、映画館の大画面で見られるということで、観てきました。
800円でした。この手の企画、大好きです。
しかし、この主人公の男にしょっぱなから腹が立って仕方がなく、
2度目の感想はなんとあまり心動かされなかった、
というものになりました。
何が嫌って、この男がやってることは最低なのに
それが情熱だの優しさだという風に描かれていることです。
ロベルト・ベニーニが「僕ちんって面白いでしょ?いい男でしょ?」
と、鼻のアナ膨らませてドヤ顔してるように思えて仕方がなかったのです。
特に気分を害したのは以下の3点です。
①友達の上司の帽子を勝手に自分のとりかえる。何度も。
これはれっきとした窃盗です。あの上司は何も悪くないのに。
②監査役のふりして小学校に行って女性を口説き、
おかしなダンスで笑いを取る。だめじゃん。
本物の監査役が何をした?民族主義者だからってこと?
差別主義者はだましてもいいってこと?
③友達の仕事の車で女性を連れ出して、よその商品を濡らしまくる。何あれ?雨の中のレッドカーペットがロマンチックだから
許されると思ってる?
それぞれの悪事は、やりっぱなしでなんの咎も受けていません。
それでムチャクチャやって別嬪さんと射止めましただって?
都合よすぎます。
と、このように反芻しますと、あることに気が付きました。
この男への嫌悪感はインド映画「バルフィ 人生に唄えば」の
主人公・バルフィに感じたものと同じ種類だなということです。
バルフィも①~③のような悪事を山ほど働くくせに罰を受けず、
美人に惚れられます。そのせいで楽しくない映画と思いました。
要するに私はこの手の男が大っ嫌いらしいです。
煩くて自己中。あれを優しさだの情熱だのと評価は出来ない。
子供が生まれ、自転車を3人乗りするところは覚えていました。
あの辺は微笑ましかったです。そして幸せは一瞬にして崩れ去り…
ユダヤ人収容所へ向かうトラックのシーンや汽車に乗り込むシーンから、
男は必死に子供に「楽しいところへ行くんだよ」っていう嘘をつきます。
子供にとってそれは大きい愛情だと思います。
そんななか気になるのは周りの人はどんな気持ちになっただろうと
いうことです。大人は判っていますよね。この先に楽しい場所なんて
ないことを。この男の狂言をどんな気持ちで聞いてるのかなと、
周りの人が怒り出しやしないかと、収容所内でもずっと思っていました。
息子を守ろうと必死なのは判りますが、ほかの人の子供や親は
多分殺されてしまったのに、自分だけがかわいい息子を必死で守って
いるのがいたたまれなくならないのだろうか、ほかの人の気持ちを
想像もしていないのか、などと感じ続けていました。
そして、その気持ちは最後まで拭えませんでした。
息子や妻に対して、彼はほかの誰にも与えられない愛情を伝え続け、
見事に妻と息子を生きながらえさせました。
もちろんその点は素晴らしいし、心動かされます。
でも、自分勝手すぎるように思います。
別にほかの人にも同じことをすべきだったとは思いませんが、
ほかの人は息子をかくまうために結果的に協力してくれてますよね。
それについての感謝というか、苦悩は見えなかったです。
息子と妻以外はどうなってもいいという意思だけが伝わりました。
そういった姿を素晴らしいと賞賛することが私にはできませんでした。
まあ息子にとっては、よかったですよね。
お父さんのいうことを信じて箱の中にいたら、
本物の戦車に乗って外に出られて母と再会できたのですから。
君の人生は確かに美しい。でも、その陰で犠牲になった多くの
人をどう思っているの?そこを見たかったです。
その他は以下のように思いました。
なぞなぞスキーの軍医さん。薄っぺらい人に描きましたね。
あれが当時のナチス関係者のユダヤ人への親近感の限界なの
でしょうか。
軍医が食べなかったサーモン料理を、監査役にうまいこと薦める
ところは面白かったです。
当時のヨーロッパにおけるユダヤ系と非ユダヤ系の見分けというか
線引きってどこにあったのでしょう。
ほかの映画でも思うのですが、さっぱりわかりません。
身体的特徴ですか?そこらへんは勉強しないとだめですね。
ドイツ兵の発言を息子向けに嘘翻訳した後、あの部屋のほかの人は
どうやって規則を知ったのでしょうね。バトルロメオが
ちゃんと訳したのでしょうか。あれ、息子以外には本当に
いい迷惑ですよね!
良かった
前半と後半がほぼ別の話
まさか強制収容の話だとは…
でも、前半よりは後半の方が良かった。
デタラメ通訳は最高
回想になっていて、ちゃんと素晴らしい父親だったということを成長した息子が理解しているというのが良かった。
美しい家族愛
久々にのめりこまされる映画でした。素晴らしいですね。
何度もピンチをもち前の明るさで乗り越える父親扮するロベルトベニーニ。
息子もゲームと思うからこそ乗り切れていたのだと思う。
収容所内で夫から妻への生きていますよという様々な行為に泣けました。
なんかもう全ていっぱいいっぱいで感動です。
優しい嘘とかついてみたい。怒られないやつ。
まず戦争モノにコメディを持ってくるのがすごい。
さらに父子愛で感動すら与える。もうこのフルコース感、たまりません。
絶望的な状況の中で、どんな時でも息子を楽しませようとする。
そら涙止まらんわ。
で、これはゲームで、ポイントをたくさん貯めたら、戦車がもらえると嘘をつく父親、信じてポイントを稼ぎまくる息子(泣)
そして、悲劇が起こり、父は消え、戦争は終わる。
一人きりになった息子の前に現れたものとは―――
息子「戦車だぁーーー!!(喜)」
顔面汁まみれで画面を見るオッサン「戦車だぁーーー!!!(号泣)」
…一度観て損はないと思います。
戦争を絡めなければ楽しめる作品だった。
2010/10/03 22:31
前半でゎ、
2人の出会いを面白、おかしく、ロマンティックに話しが進んでいきます。
見る側を幸せな気分な気分にさせてくれて始終笑いっぱなし!
一応話しの展開を知った上で見ていたので、こんな幸せな家族にどんな結末が…
少し音楽が暗くなるだけでヒヤヒヤしましたが、、
後半の戦争部分。
笑える部分ゎ兵隊の通訳すべてかえて言ってた時くらい。
爆笑していましたが、話しが進むにつれ、この作品ゎユダヤ、強制収容所の事を愚弄しているのか?
考えすぎかもしれないが、こんな辛く悲しい事実。
重苦しい話しを笑い話しにして、軽率すぎる。
まだ、架空の戦争なら。
というか戦争を絡めずにビッグフィッシュという作品のように父が病に犯されながらも周囲を楽しませた。
という結末のがまだ面白い。
結末も微妙。
母子、父の死に様を知らずに幸せに再開?ぇ?
泣ける作品だと思っていたので余計にガッカリ。
泣ける展開。場面。ありません。
前半☆4つ
後半☆1つ
間とって☆2にさせてもらいました。
なんだかモヤっとした。
全48件中、41~48件目を表示