ライフ・イズ・ビューティフルのレビュー・感想・評価
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わがままで純粋な子を守り切る、それは力じゃない事を教わりました。
この作品を見る前にホロコーストの事について知っておいて良かったと思いました。
「シンドラーのリスト」「ヒトラー最後の12日間」etc…をみて、その後アウシュビッツに関する学びをしていたときにこの作品に出会いました。
内容は現実的ではありませんので、その様なものを求めている方には向きません。
あくまで、ヒューマンドラマとして素直に作品を観て欲しい。
凄惨な状況に相反する主人公の明るい振る舞いがますます切なく、愛しく、美しく。
お子さんを持っている方には、こういう子どもの守り方って本当に素晴らしいって教えてもらえる作品でした。
そして、約束を守り抜く。
子どもの可愛らしさ、愛らしさも際立って、本当に美しい作品でした。
ただ一つだけ、主人公のマシンガントークにはちょっとした疲れを覚えましたが(笑)
世界がまた不吉な風が吹き始めました。
力だけが闘う方法ではないことを強く思います。
マイナス点がないので
一言で言って、気持ち悪さしか感じない
こんなちゃちな仕掛けで感動できるのは、
きっとナイーブな「心の綺麗な」人なんだろうと思う
「最後のアメリカ兵がカッコいい」ですか…
まさにアカデミー賞受賞作だという感じがします
La vida es chula.
何度見ても何度もいい。という恋人と一緒に見ました。
人生におけるあらゆる愛が詰まった映画です。
温室に入って時間が経っているミュージカルみたいなシーンがロマンチックで好きです。
父が連れていかれ撃たれて亡くなるシーン、あまりにもあっけなさがショックでした。
命がいかに軽く扱われていたかが、あのシーンだけで表現されていて、辛くて二回は見られません。
にもかかわらず、愛しか残らない映画です。
La vida es chula.
ビューティフルかはわかりませんが生きざまは素晴らしいです。
舞台は第2次大戦中のイタリア。陽気なイタリア人の明るく切ない物語。前半では、主人公が陽気な人である事をこれでもかとみせつけてきます。ドリフのコントみたいな感じですが、ここで映画に入り込んでいければきっとこの映画を楽しめるのではないでしょうか。逆に、ここでクスリとも笑えないと、最後のギャップを狙い通りに味わえないかもしれません。
切なくなる映画
事前の基礎知識なしで見始めたのでコメディだと思ったら、全然違ってた。
どんな時も明るく振る舞い、子供を元気づける父親、見ていてちょっとつらかった。
少し、非現実的なところは「映画だから」で許せた。
細かいことは気にせずにとてもいい映画
とても面白かった。先に内容を一ミリも入れずに見ていたので、最初はコメディ系の映画だと思っていた。一番いいところは主人公の生きざまが最初から最後まで変わらないところだろう。男らしいというのはこういうことを言うと思う。
映画の内容はこのくらいにして、この映画を見た後にネットでこの映画をひどく批判するレビューが見受けられた。かなり細かいところやリアリティを見る人たちだなぁと思いながら見ていたが、僕は現実味があるかないかという観点はとても大事だと思う。例えばワンピースといった、超人が出てくる現実味のない物語で骨折という概念が出てきたら当然興ざめするだろう。ここでの問題点はリアリティがあるかどうかではなく、リアリティがないならぶっ飛んだ物語、リアリティがあるなら現実に即した物語を徹底するという所がとても大事。僕が思うにこの映画はリアリティがあるかと問われたら「ない」と即答するだろう。これから見る人はそこを頭の片隅にとどめてほしい。
悲しい中の幸せ
私の好きな映画に入る作品。
とにかく主人公が明るい。みていてミスタービーンのようなチャップリンのようなクスッと笑ってしまうところがたくさんある。
そのチャーミングな姿で、みごと妻を手に入れた。
そんな中に悲しく重いテーマのユダヤ人迫害。
働かされ過労死するものや殺される人々。
父は幼い息子を守るために、可愛いゲームを作ってなんとか生き延びる方法を見つけようとする。これも最初の伏線がまたいい。
ポップで楽しい恋愛映画からテイストががらりと変わって生きるためにどうすればいいのか、となる。
離れ離れになった妻への愛のコール。
僕たちは元気だよと伝える何もわからない息子。
重く難しいテーマだが、私でもわかるようなストーリーになっている。
最後、戦争が終わったのか、負けたのか、解放される時がくる。
ただ最後は父親は息子の前で笑いながら死ににいく。
とてもショッキングだった。
あそこで死んでほしくなかったけど、これがあったからこそこの映画に重みが出たのだ。
最後は死なずに、なおこの重さを残すことができたら私の中で満点のだった、、。
最後は父親のいうとおり、千点集めて戦車が見れた。嘘つきだけれど、息子には嘘はつかなかった。
たまに見たくなる映画。
何度も、何年も見てしまう。
イタリア系ユダヤ人のホロコースト
つつましくも幸せな生活を送っていた男、婚約者から恋人を、奇想天外な方法で奪い、結婚、子宝にも恵まれ、、、
しかしある日、ナチスの手が、、、
悲劇の幕が上がっても、男の楽観主義は徹底していた。
本当にそんな人がいる?
違和感があるくらい徹底的に、息子の恐怖心を煽らない最大の振る舞いを続けた。
ホロコースト映画としては珍しい、ラストシーンに心打たれた。
ギャップが凄くて。。
どんな状況でも明るく前向きに生きる主人公の姿はとても素敵だ。
息子の為にヤケにならず最後までゲームを続ける姿、最後まで悲しい思いをさせない
姿は理想の父親像だと思う。
また、こんな状況下でも妻に僅かでもいいから、自分の存在を示そうという姿勢も
男としてかっこいいと思う。
ただ、収容所の状況は映画よりもずっと悲惨だったろうし、
あの様な環境下で主人公の明るさが逆に異様にも見える事は否めない。
状況が状況だけに主人公のおちゃらけが収容所の悲惨さをある意味馬鹿に
している様にも取られかねないとも思った。
収容所の他の人たちが主人公に寛容だな思ったし、
気に触って怒る人が居ない事を、人の優しさが描かれている
と捉えることも出来るが、自分的には不自然に感じたのは
自分の心の狭さだろうか、
終始明るく振る舞う主人公が最後、銃殺されてしまう結末は
ある意味、順当なのかもしれないが、あそこまでおちゃらけて居るのなら
最後は家族揃ってのハッピーエンドが相応しい作品ではないかと思った。
前半のコメディ展開から後半の収容所の悲惨さへの落差が
個人的には追いつけない感じがあった。
しかし、少年に思いはまさにライフイズビューテュフルであろう。
これ以上にない父親の父親のあり方は少年の人生を美しく彩らせる
姿に違いない。
父の背中、夫の背中
とんでもない逆境の中で、精一杯家族を鼓舞する主人公の生きざまには相変わらず驚愕。沈みがちな心をここまで明るくできることが信じられない。
父の背中を見て育つ息子も、妻も、とても頼もしい大きな男の背中を感じたに違いない。振り返って、自分の背中は妻子にどう見えるんだろう。年を重ねて見なおすと、別の想いが湧いてくる。
父が遺してくれたこと
この作品の監督でもあり、主演グイドを演じたロベルト・ベニーニと、美しい妻ドーラを演じたニコレッタ・ブラスキのお二人が、実生活でもご夫婦だという事に驚き、感動がより深くなりました。
愛情に溢れた優しい眼差しは「本物」だったのですね。
愛息子ジョズエを演じたジョルジオ・カンタリーニの無垢な表情が、作品の透明感を増す。
深い愛情に満ちた記憶は、どこ迄も優しい。
NHK - BSを録画にて観賞
あまりにも切なすぎて、、 最後のワンシーンで完全に涙腺がイカれまし...
あまりにも切なすぎて、、
最後のワンシーンで完全に涙腺がイカれました
楽しいことが大好きで、笑いが絶えなくて
観ていて何度も笑ってしまいました
笑いながら、泣きました
彼が大きくなって、あの時代に何があったか知った時、
初めてお父さんからの贈り物の意味に気づくんだろうなぁ
犠牲になる覚悟
この映画は私が幼い頃に見た映画で、すごく衝撃を受けたことを今でも覚えている。
ホロコーストについて詳しく描写しつつも、その中で懸命に生きる親子の愛が伝わってきた。
特に子どもを守るために自分が犠牲になって、殺されてしまうシーンに、親からの無償の愛を感じた。
悲惨な現実をコミカルに描いた名作
久々に、様々に感情が揺さぶられるいい映画を観た。強制収容所に収監される厳しい現実にありながら、家族を思い、子供が不安にならないようにユーモアたっぷりに導いていく姿が素晴らしい。振りがエンディングに繋がっていく脚本も良かったなぁ。
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