ライフ・イズ・ビューティフルのレビュー・感想・評価
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このネタを切り口で!
もしかしたら貴方も「こういう映画はあまり見たくないな・・・」という印象をもってしまう映画かもしれない。なんとなく糞真面目っぽい雰囲気がジャケットからだと言っていると言うか・・・この作品がレンタルビデオ店に並んでいた時、私もそう思った。それでも私がこの映画を見たのは、当時仲良くしていた可愛い店員さんから勧められたからである。そして本当に見てよかったと思った。
じっくりスローテンポでアットホームな優しい感じの前半から、緊張感漂う中をユーモアで切り抜けていく後半に移り変わる脚本が実に見事だ。短編映画ならいざ知らず長編映画でこういうやり方で立派な脚本を書いて成功させたのは称賛に値する。エピソードの一つ一つがアイデアに富んでいて最後まで惹きつけられた。
この映画は戦争の悲惨さとか無慈悲さとか残酷さを描いた映画ではなく、人の持つ勇気と愛と知恵と諦めない強い心・・・そしてユーモアの持つ力を描いた映画だ。
初めての感覚
わがままで純粋な子を守り切る、それは力じゃない事を教わりました。
この作品を見る前にホロコーストの事について知っておいて良かったと思いました。
「シンドラーのリスト」「ヒトラー最後の12日間」etc…をみて、その後アウシュビッツに関する学びをしていたときにこの作品に出会いました。
内容は現実的ではありませんので、その様なものを求めている方には向きません。
あくまで、ヒューマンドラマとして素直に作品を観て欲しい。
凄惨な状況に相反する主人公の明るい振る舞いがますます切なく、愛しく、美しく。
お子さんを持っている方には、こういう子どもの守り方って本当に素晴らしいって教えてもらえる作品でした。
そして、約束を守り抜く。
子どもの可愛らしさ、愛らしさも際立って、本当に美しい作品でした。
ただ一つだけ、主人公のマシンガントークにはちょっとした疲れを覚えましたが(笑)
世界がまた不吉な風が吹き始めました。
力だけが闘う方法ではないことを強く思います。
マイナス点がないので
一言で言って、気持ち悪さしか感じない
こんなちゃちな仕掛けで感動できるのは、
きっとナイーブな「心の綺麗な」人なんだろうと思う
「最後のアメリカ兵がカッコいい」ですか…
まさにアカデミー賞受賞作だという感じがします
La vida es chula.
何度見ても何度もいい。という恋人と一緒に見ました。
人生におけるあらゆる愛が詰まった映画です。
温室に入って時間が経っているミュージカルみたいなシーンがロマンチックで好きです。
父が連れていかれ撃たれて亡くなるシーン、あまりにもあっけなさがショックでした。
命がいかに軽く扱われていたかが、あのシーンだけで表現されていて、辛くて二回は見られません。
にもかかわらず、愛しか残らない映画です。
La vida es chula.
ビューティフルかはわかりませんが生きざまは素晴らしいです。
切なくなる映画
事前の基礎知識なしで見始めたのでコメディだと思ったら、全然違ってた。
どんな時も明るく振る舞い、子供を元気づける父親、見ていてちょっとつらかった。
少し、非現実的なところは「映画だから」で許せた。
細かいことは気にせずにとてもいい映画
とても面白かった。先に内容を一ミリも入れずに見ていたので、最初はコメディ系の映画だと思っていた。一番いいところは主人公の生きざまが最初から最後まで変わらないところだろう。男らしいというのはこういうことを言うと思う。
映画の内容はこのくらいにして、この映画を見た後にネットでこの映画をひどく批判するレビューが見受けられた。かなり細かいところやリアリティを見る人たちだなぁと思いながら見ていたが、僕は現実味があるかないかという観点はとても大事だと思う。例えばワンピースといった、超人が出てくる現実味のない物語で骨折という概念が出てきたら当然興ざめするだろう。ここでの問題点はリアリティがあるかどうかではなく、リアリティがないならぶっ飛んだ物語、リアリティがあるなら現実に即した物語を徹底するという所がとても大事。僕が思うにこの映画はリアリティがあるかと問われたら「ない」と即答するだろう。これから見る人はそこを頭の片隅にとどめてほしい。
悲しい中の幸せ
私の好きな映画に入る作品。
とにかく主人公が明るい。みていてミスタービーンのようなチャップリンのようなクスッと笑ってしまうところがたくさんある。
そのチャーミングな姿で、みごと妻を手に入れた。
そんな中に悲しく重いテーマのユダヤ人迫害。
働かされ過労死するものや殺される人々。
父は幼い息子を守るために、可愛いゲームを作ってなんとか生き延びる方法を見つけようとする。これも最初の伏線がまたいい。
ポップで楽しい恋愛映画からテイストががらりと変わって生きるためにどうすればいいのか、となる。
離れ離れになった妻への愛のコール。
僕たちは元気だよと伝える何もわからない息子。
重く難しいテーマだが、私でもわかるようなストーリーになっている。
最後、戦争が終わったのか、負けたのか、解放される時がくる。
ただ最後は父親は息子の前で笑いながら死ににいく。
とてもショッキングだった。
あそこで死んでほしくなかったけど、これがあったからこそこの映画に重みが出たのだ。
最後は死なずに、なおこの重さを残すことができたら私の中で満点のだった、、。
最後は父親のいうとおり、千点集めて戦車が見れた。嘘つきだけれど、息子には嘘はつかなかった。
たまに見たくなる映画。
何度も、何年も見てしまう。
イタリア系ユダヤ人のホロコースト
ギャップが凄くて。。
どんな状況でも明るく前向きに生きる主人公の姿はとても素敵だ。
息子の為にヤケにならず最後までゲームを続ける姿、最後まで悲しい思いをさせない
姿は理想の父親像だと思う。
また、こんな状況下でも妻に僅かでもいいから、自分の存在を示そうという姿勢も
男としてかっこいいと思う。
ただ、収容所の状況は映画よりもずっと悲惨だったろうし、
あの様な環境下で主人公の明るさが逆に異様にも見える事は否めない。
状況が状況だけに主人公のおちゃらけが収容所の悲惨さをある意味馬鹿に
している様にも取られかねないとも思った。
収容所の他の人たちが主人公に寛容だな思ったし、
気に触って怒る人が居ない事を、人の優しさが描かれている
と捉えることも出来るが、自分的には不自然に感じたのは
自分の心の狭さだろうか、
終始明るく振る舞う主人公が最後、銃殺されてしまう結末は
ある意味、順当なのかもしれないが、あそこまでおちゃらけて居るのなら
最後は家族揃ってのハッピーエンドが相応しい作品ではないかと思った。
前半のコメディ展開から後半の収容所の悲惨さへの落差が
個人的には追いつけない感じがあった。
しかし、少年に思いはまさにライフイズビューテュフルであろう。
これ以上にない父親の父親のあり方は少年の人生を美しく彩らせる
姿に違いない。
父の背中、夫の背中
父が遺してくれたこと
この作品の監督でもあり、主演グイドを演じたロベルト・ベニーニと、美しい妻ドーラを演じたニコレッタ・ブラスキのお二人が、実生活でもご夫婦だという事に驚き、感動がより深くなりました。
愛情に溢れた優しい眼差しは「本物」だったのですね。
愛息子ジョズエを演じたジョルジオ・カンタリーニの無垢な表情が、作品の透明感を増す。
深い愛情に満ちた記憶は、どこ迄も優しい。
NHK - BSを録画にて観賞
あまりにも切なすぎて、、 最後のワンシーンで完全に涙腺がイカれまし...
犠牲になる覚悟
この映画は私が幼い頃に見た映画で、すごく衝撃を受けたことを今でも覚えている。
ホロコーストについて詳しく描写しつつも、その中で懸命に生きる親子の愛が伝わってきた。
特に子どもを守るために自分が犠牲になって、殺されてしまうシーンに、親からの無償の愛を感じた。
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