劇場公開日 1999年4月17日

「WW2戦下のユダヤ人の、可笑しく哀しく、愛すべき物語」ライフ・イズ・ビューティフル 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5WW2戦下のユダヤ人の、可笑しく哀しく、愛すべき物語

2014年11月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

幸せ

はじめは、なんだこのお調子ものは?と、グイドを見た。
素晴らしいのは、そのお調子ものをどんなときでさえ通すのだ。それはもう愛すべき才能だ。愛する妻ドーラと息子ジョズエを楽しませることをいっつも考えている。そのために自分がいる、とさえ思っている。
まさに、フランスでもなくドイツでもなくイギリスでもなく、イタリア男の真骨頂!
戦車を見たときのジョズエの可愛さといったらもう、抱きしめてあげたいくらい。そしてそのいつか来るであろう悲しみを和らげてあげたい、そう思った。

そして「なぞなぞ」が効いている。
「沈黙」の暗喩するものは何かを考えさせられた。

栗太郎