「WW2戦下のユダヤ人の、可笑しく哀しく、愛すべき物語」ライフ・イズ・ビューティフル 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
WW2戦下のユダヤ人の、可笑しく哀しく、愛すべき物語
はじめは、なんだこのお調子ものは?と、グイドを見た。
素晴らしいのは、そのお調子ものをどんなときでさえ通すのだ。それはもう愛すべき才能だ。愛する妻ドーラと息子ジョズエを楽しませることをいっつも考えている。そのために自分がいる、とさえ思っている。
まさに、フランスでもなくドイツでもなくイギリスでもなく、イタリア男の真骨頂!
戦車を見たときのジョズエの可愛さといったらもう、抱きしめてあげたいくらい。そしてそのいつか来るであろう悲しみを和らげてあげたい、そう思った。
そして「なぞなぞ」が効いている。
「沈黙」の暗喩するものは何かを考えさせられた。
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