「陰鬱な時代をコミカルに描いた傑作」ライフ・イズ・ビューティフル みほきちさんの映画レビュー(感想・評価)
陰鬱な時代をコミカルに描いた傑作
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とても情熱的で、ユーモア溢れる楽しいお父さん。出会って恋に落ちてから、それこそ魔法使いみたいな仕掛けでお母さんのハートをキャッチする彼。見てるこっちが思わず微笑んでしまう。
そんな前半のコミカルな伏線が、後半の暗い状況での希望になる。
いろんな仕掛けで、不安な子供に収容所の生活を楽しいゲームだと思わせるお父さん。明石家さんまさんの、『さとうきび畑の歌』にもちょっと通じるものがある。
悲しいはずなんだけど、見終わったあとに残るのはあったかさ。最後の満点の、子供の笑顔。そこで改めて、なんだかこの作品の題を思い出した。ああ、『ライフ・イズ・ビューティフル』、なのか、と。
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