劇場公開日 1984年9月8日

ライトスタッフのレビュー・感想・評価

全36件中、1~20件目を表示

4.5「ドリーム」と併せて観ておきたい一本!

2017年9月27日
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鑑賞方法:DVD/BD

完全版だと200分近い上映時間となるこの歴史的な偉業を描いた超大作。単なるアメリカ万歳ではなく、人類初の宇宙飛行士となるべくしのぎを削った7人の姿を描くと同時に、冒頭やクライマックスのかなりの部分を“そこには加わらなかったもう一人の男”を描き出すために力を注ぐ。宇宙ではなく、あくまで地球上で音速の壁に挑戦し続ける彼、イエガーの存在感が、何か言いようのない余韻を残し、本作を唯一無二のものへと至らしめているのは言うまでもない。この部分に香る、”最後のカウボーイ”ともいうべき郷愁は、本作が伝統的なアメリカ映画の系譜を継ぐものであることの証でもある思う。

ちなみにこの宇宙開発の歴史の流れはちょうど『ドリーム』とも重なるし、“これまで陽の目を浴びなかった者たち”に光をあてるというテーマ性も共通するものがある。両作を併せて観ることで、この時代をめぐる光と影を多角的に深く理解することにつながるはずだ。

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牛津厚信

3.5音速と宇宙への挑戦の歴史がロマン的に書かれてる。ちなみにホタルはおしっこ。は

2025年3月13日
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鑑賞方法:TV地上波

楽しい

興奮

知的

Great Americaへの挑戦とも言える。米ソ軍拡の象徴。多分、こんな時代はトランプでは来ない。

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four7777

4.5やっぱり面白い、メインテーマ曲に胸熱

2025年3月12日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

興奮

知的

 1947年、チャック・イェーガーは人類初のマッハを超えた。その後、宇宙開発競争でソ連に遅れをとったアメリカは、マーキュリー計画で七人の宇宙飛行士を養成。計画に参加できなかったイェーガーと宇宙飛行士の物語。
 久しぶりで、何度目かの鑑賞。やっぱり面白いです。冒頭のマッハ超えのシーンは、「トップガンマーヴェリック」を思い出しました。オマージュなのかな。チャック・イェーガーの名前は、マンガ「キリン」でおまじないのように語られていました。
 ユーモラスなところがいくつかあります。宇宙飛行士の候補に、帰還時に着水するからサーファーが、バランス感覚が優れているから曲芸師が、スピードと炎に慣れていてヘルメットを持っているのでレーサーが、と提案されます。ふざけているのか、本当だったのだろうか。あれは何だったのか疑問が残るホタルは、尿だそうです。
 ジョン・グレンの家族と友情のシーンがいい。彼らの勇気を称えるメインテーマが名曲、すばらしい。
 サム・シェパードが演じるチャック・イェーガー
 スコット・グレンが演じるアラン・シェパード
 エド・ハリスが演じるジョン・グレン
 チャールズ・フランクが演じるスコット・カーペンター
 スコット・ポーリンが演じるディーク・スレイトン
配役は名前で遊んでたのか。
 劇中でガス・グリソムのその後が語られます。他、チャック・イェーガーは、ウィスキーを勧める老人として本人が出演。アラン・シェパードは、月を歩いた最高齢の人に。ジョン・グレンは、上院議員になったあと77歳で再び宇宙に。劇中で七人の中で最後に宇宙へ行ったのがゴードン・クーパーでしたが、実際はディーク・スレイトンで、しかもアポロ計画よりも後。

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sironabe

4.5テストパイロットと宇宙飛行士、行く道は異なったが、お互いに交わすリスペクトに…

2025年3月5日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

もう約40年も昔のことになるが、
強く記憶に残っていた思い出の作品の一つ。
その後、機会は失われたが、
NHKの放映を機にようやく再鑑賞出来た。

さて、この映画は題名の通り、
“正しい資質”
についてと語られる作品だが、
私にとっては人間の“信念と誇り”
についての印象が深い。

機械は人間が操る物、との“信念”の
テストパイロットと、
半ば操られながらも人間の“誇り”
を守り通そうとする宇宙飛行士達の話で、
いずれにしても正に“ライトスタッフ”的面々
の、その仲間意識と、
行く道が異なったとしても、
お互いに交わすリスペクトが感動的だ。

ただ今回、作為的に感じたのが、
人間とサルのどちらを先にというシーン。
これは新型ロケットを打ち上げる際に
衛星を搭載しないことと同じことで、
サル君には申し訳ないが、
ロケットの精度が人間ではまだまだ不安が
あったからこその“サル君を代用して”
だったと思うのだが、
それを乗員なのか飛行士なのかとの
観点に絡めて、
サルと人間を競争相手として表現したのは、
いかにもエンターテインメント的に
偏り過ぎていたように感じたのだが、
実際はどうだったのだろうか。

しかし、そんなことも些細なことで、
ゴードの記者会見で、
記者の余計な質問が入らなければ、
最高のパイロットとして語ろうとしたのは
“イエーガー”だったと思うのだが、
そのイエーガーも
宇宙飛行士達への想いからか、
新型機のテスト飛行では
“彼らの高み”まで行ってみたくてとの事故、
といったように、
お互いのリスペクトに集約させた作風には
感動を覚えるばかりだった。

尚、立花隆の著書「宇宙からの帰還」では、
アメリカ初の宇宙飛行士として
有名人となった人間関係を元に、
政治家へ転身したジョン・グレン、
投資で成功するアラン・シェパード、
また、会社役員として招かれる
ウォルター・シラー、
の3人のその後の人生が紹介されています。

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KENZO一級建築士事務所

5.0男のロマンに溢れた名画ですね

2025年3月3日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、DVD/BD

アポロ13公開時にライトスタッフも見ておいた方が良いと聞き、バイト先のビデオ屋でVHS2本組を借りて一発でハマった映画であります
ソフトも絶版状態の中、中古LDを買った(時代を感じますね)ら4:3の画角で、それでもマイフェイバリットで見まくってたのが
ワイドスクリーン版が出ると言うので購入し直したら記録映像風の再現シーンからカラーになった瞬間、スクリーンが拡がる作りなんですよね
画面一杯に映り込むX-1の映像に見慣れた映画が別物に見えて涙した思い出

この映画を見たら次にヒドゥンフィギュアス、トムハンクスのTVシリーズ「人類、月に立つ」、間に月のひつじ、アポロ13を見れば壮大な宇宙開発史サーガが堪能出来るはずです
宇宙飛行士の野口聡一さんの人生を決めたのもこの映画を見たから、とJAXAのブログに書かれてますね。

ちなみに、イェーガーが大卒で無いので宇宙飛行士の選抜対象から外される描写が有りますが
実際にはゼロから有人宇宙飛行船を作るに辺り航空工学系の大学を出た設計、評価の出来る人と言うのが宇宙飛行士の選考基準なのでなんでそれをちゃんと描写しなかったのだろう?とは思います

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koma koma

4.0時代に流されない、孤高のイエーガー

2025年3月1日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

途中、色んな感想を感じた。

個性派集団でも、大目標は同じということを認識したら、団結できる。

高速パイロットより、宇宙飛行士の方がイケてたから、そちらを選ぶのが、時代の雰囲気。

でも、飛行機乗りを貫くトップパイロットにも焦点を当てる。

私は後者の方、イエーガーに共感した。

そして、戦争時、日本にも、彼らに勝るとも劣らない飛行機乗り達がいて、

祖国にために、多くの命を散らした、ことを思い起こした。忘れてないけない。

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藤崎敬太

4.0今観ると思ったよりキャストがすごい

2025年2月24日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

そのうち観なくてはと思って、相当な時間が経ってしまったが、BS放映の機会を得て、ようやくオリジナル版で鑑賞することができた。アメリカの音速突破~速度記録挑戦と有人宇宙飛行の歴史がよく分かる映画。ものすごく過酷な挑戦だったが、アメリカについてはこういう映画で知れるけど、リードしていたソ連の方ではどんなやり方だったのかと思う。俳優がみんないい感じで、悪人や汚い人物がいない。その分、人気取りのために宇宙飛行士とその家族を利用しようとする副大統領の行動が際立っていた。あと、科学者、技術者がちょっと心無い人間と描かれていたのは、ちょっと残念。

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A.Camelot

3.5常に命の危険が伴うチャレンジ精神

2024年9月25日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

サムシェパード扮するチャックイェーガーは、1日に5機を撃墜した名うての飛行機乗りだったのでマッハ1の壁を破らないかとの話が来た。
チャレンジ精神はいいけれど常に命の危険が伴うね。家族からするととんでもない話だ。しかし冷戦時代、誰を宇宙に飛ばすのかは難しい議論 だったんだね。

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重

3.5男に生まれたかったと本気で羨んだ

2024年5月1日
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鑑賞方法:DVD/BD

「正しい資質」みたいな意味の言葉か。無骨で、ただ鈍感なだけで、ちっとも特別な才能があるとは思えない。究極のやせ我慢の世界。そんなテストパイロットたちが、次に目指す地平は宇宙。

ガガーリンが初めて宇宙に行き、国家プロジェクトとしてアメリカが本気で宇宙を目指した時代に、華やかで、死と隣り合わせの、最先端の科学を搭載したマシーンを操るロデオライダーたちがいた。それをゆったりとしたテンポで、爽快に描いた快作。ある女性が「私も男に生まれたかった」と本気で悔しがっていたのが印象的だった。この映画を見たら、そんな気分になるらしい。

願わくば、クリストファー・ノーラン監督で、再映画化してほしいものだ。ある意味、『インターステラー』は、この映画のオマージュともいえるかと思う。主人公の経歴が元テストパイロットだったし。

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うそつきかもめ

4.0正しい資質

2023年11月8日
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笑える

興奮

1984年公開時に当時の日比谷スカラ座で初鑑賞。

人類史上、初めて音速を超えた男。孤高のパイロット。チャック・イエーガー そのストイックかつ漢の美学に痺れた。カッケー❗️サム・シェパード‼️

アメリカ初の宇宙飛行士選抜過程はとってもユニーク。その選抜は本当に正しいものだったのか。

当時はアクション映画部門だったが、実話を忠実に再現したジャーナル系出身監督のおかげで今やアメリカ映画史にその名が残る高評価作品。

特撮はミニチュア撮影が主体。でもこれがリアル
に出来ている。◎撮影が素晴らしい。◎記録ではない本当に実機を飛ばしている。実機撮影を上手く織り交ぜながら音速の世界感を表現している。

あと音楽がとても素晴らしい。◎テーマ曲を聴くとチャックの肋骨を折ながら操縦、マッハ超え、メーター振り切れの場面が今でも目に浮かぶ!

⭐️4

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Moi

5.0宇宙飛行士誕生

2023年8月23日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

ソ連との開発競争に勝つため、アメリカは宇宙飛行士を空軍と海軍のパイロットから選抜、これをパイロットの視点で描く3時間超の大作。
前置きは音速の壁を破る話で、宇宙飛行士誕生は過酷な訓練、ロケット打ち上げの相次ぐ失敗などを交え、有人ロケットの成功に導く。
この時代はそのまま記憶にあり、アポロ計画に繋がっていく。

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いやよセブン

3.0名作 偉人 劇場

2023年6月14日
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まあ何と言うか 名作 偉人 劇場 みたいなやつは どれ見てもだいたい同じような感じで何とも評価しがたいですね。

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タンバラライ

5.0ライトスタッフというタイトルに考えさせられる傑作ドラマ!!

2023年2月14日
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アメリカとソ連の宇宙開発競争が激化する'40~'50年代を背景にアメリカ空軍の戦闘機開発に従事したテストパイロットと有人宇宙飛行計画"マーキュリー計画"に従事した、7人の宇宙飛行士の生きざまを描く実話ベースで見応え満点の傑作ドラマです

名優達の演技は当たり前のこと、全編に渡っての映像・構図が素晴らしい
前半に描かれるサム・シェパードさん演じるチャックイエーガーが戦闘機でマッハを越えていくところは腹の底までずっしりと響く重低音、そして耳をつんざく戦闘機のド迫力映像ですごいです
昨年 多くの人が「トップガン:マーヴェリック」の戦闘機でのライブ映像に驚き感動したのが記憶に新しいですが、40年ぐらい前の作品でひけをとらない迫力が味わえるところが感動ものです
だからトム・クルーズさんもライブにこだわったんだなと納得しました

さらに音楽もすごく良くて印象的
作曲は「ロッキー」シリーズで映画史上に残る名曲を残すビル・コンティさんのもの、全編に渡って心に染み入るいい音楽が流れます

"ライトスタッフ"、日本語で言うと"正しい資質"や"適任"という意味ですが、劇中 以下に記するいろんな人々が登場しこのタイトルの意味を考えさせられました
・チャック・イェーガーは人類初の音速に達した優秀なテストパイロットなのに大卒じゃないというだけで宇宙飛行士の候補にもならなかった、って正しい判断?
・宇宙飛行士の旦那が命を懸け生還したのに、大統領との慰労ディナーに招待されないことを旦那に当たり散らす嫁
・副大統領と言えば誰もが言うことを聞いてくれると勘違いしているオジサン

パイロットや宇宙飛行士だけでなく、様々な意味での"資質"を問う、何度観てもいい、お気に入りの名作です

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Jett

4.0ガムはあるか? …後で返すから。

2022年7月7日
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鑑賞方法:映画館

午前十時の映画祭12にて。
改めて観賞してみて、36〜37年前の初観賞時よりもコミカルだと感じたので、自分も大人になったな〜と。

死の危険を知りながら挑戦する男たちが、たまらなく格好いい❗
リアリティーに程好くファンタジーを織り混ぜて男のロマンを描いている。
そして、サイドストーリーは彼らに寄り添う妻たちの戦い。男のロマンは女たちによって支えられていた。

ビル・コンティによるオリジナルテーマ曲は、今やスタンダードとなってテレビのバラエティや報道番組のBGMによく用いられている。七人のアストロノーツが宇宙服を身にまとって発射場に向かうスローモーションに、音楽がシンクロして最高に格好いい。幾つかの映画でトレースされている。
そのオリジナルに加え、ホルストの組曲をアレンジしたと思われる勇壮な音楽が、ロケット発射シーンを演出している。

米西部の砂漠地帯に位置するエドワーズ空軍基地を舞台に物語は開巻する。
西部劇さながらに愛馬を駆って草原を往く男と、ジェットエンジンが炎を吐くテスト機のコントラストの妙。
男は、世界で初めて音速を越えたパイロット=チャック・イェーガー。実在の人物をサム・シェパードがニヒルに演じている。
町で唯一(だと思う)の酒場のカウンターで、初対面のように妻(バーバラ・ハーシー)を口説くのが粋だ。
イェーガーが音速を越えた後、その記録を更新したライバルが酒場でイェーガーの妻に目配せをする。彼女はそれに気づいて夫をダンスに誘う。男を見上げながら踊る女のシルエットのなんと美しいことか。私は背が低いので本当に憧れる。
躍り終えたイェーガーは後ろ姿でライバルに酒のグラスを振って見せる。
どこまで格好いいのか!

第二次世界大戦の直後、日本がGHQの支配下で復興に取りかかったばかりの頃、アメリカはジェット機で音の壁に挑んでいたという事実。
更には、1957年にはソ連が人工衛星の打ち上げに成功し、翌年にはアメリカにNASAが設立されている。
プロペラ機の太平洋戦争から15年あまりで米ソは人間を成層圏の外に送り出しているのだ。
このように、爆発的なスピードで進歩したことがこの映画ではよく分かる。

連合国だとはいえ、アメリカは共産主義国ソ連の技術発展に警戒感をもっていた。覇権争いにおいてもソ連に遅れを取ることは許されない。
宇宙飛行士を選定するにあたって曲芸師たちが候補に上がったのが事実かどうかは知らないが、大統領からテストパイロットから選べと指示された閣僚たちが慌てふためくのが可笑しい。テストパイロットほど扱いにくい人種はいないというのが共通認識だったのだ。
役人たちは、テストパイロットの人選基準に「大卒」条件を加える苦肉の策で、比較的物分かりの良い人間を集めようとすのだから、これも可笑しい。

マーキュリー計画が動き出すと、映画の舞台はケープカナベラルに移る。
エドワーズに残ったイェーガーは七人のアストロノーツ(マーキュリー・セブン)を遠くから見守る役回りとなる。
花形となったマーキュリー・セブンをやっかみ半分で茶化すエドワーズの連中に反して、イェーガーは毅然と彼らに敬意を表するのだった。
マーキュリー・セブンの主要キャラクターは、世界一のパイロットを自負するゴードン・クーパー(デニス・クエイド)とガス・グリソム(フレッド・ウォード)のエドワーズ組と、海軍のテストパイロット組のジョン・グレン(エド・ハリス)とアラン・シェパード(スコット・グレン)の4人だ。
それぞれが個性的な上に、妻たちもキャラクターが立っていて、脚本が上手い。
自意識の高い彼らがライバルとして対立するのかと思えば、互いにリスペクトしながら切磋琢磨する。
彼らの連帯感に胸が熱くなる。

終盤の歓迎レセプション場面で、唯一宇宙に飛び立っていないクーパーが、インタビューに応えてエドワーズのテストパイロットたちを讃えようとするが、記者たちの矢継ぎ早の質問に遮られて言えない。
あの酒場の壁に飾られたパイロットたちの写真の意味は、地元の人間しか知らない。
世間に知られず勇敢に散っていったテストパイロットたち、そして今日もどこかでマシンの限界に挑戦しているテストパイロットたち、全てのテストパイロットたちこそ最高のパイロットたちだと言いたかったが、諦めて言い直す。「最高のパイロットは目の前にいる」…いつも妻に言い続けた台詞だ。
愉快で、粋で、熱い。
あの酒場が火事て焼け落ちたことをクーパーは知っていただろうか。
そして、この直後クーパーは、単独で宇宙を飛んだ最後の宇宙飛行士となる。

余談だが、
レセプション会場のステージで全裸に羽をまとって踊っていたサリー・ランドは、実在したバーレスクのダンサーだ。
日本公開版ではカットされていたが、公開数年後に購入したレーザーディスク版で確認できた。

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kazz

4.0遙かなるアメリカ宇宙開拓史

2022年7月2日
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3時間超の長尺にもかかわらず、とても見応えのある作品でした。アメリカの宇宙戦略の黎明期をマッハの壁の突破から、有人ロケット発射までを非常に丁寧に描いてあり、これはもはや西部開拓史ならぬ宇宙開拓史で、七人の宇宙飛行士はいわばカウボーイですね。彼らが強い友情と絆で結ばれて命がけのミッションに挑み、狂乱するマスコミやソ連への競争意識を剥き出す政府から、仲間や家族を守る姿には感銘を受けます。また、飛行士には選ばれなかった史上初の音速パイロットの飛行士としての矜持もカッコいいです。役者では、若い時からいぶし銀の魅力のサム・シェパード、スコット・グレン、エド・ハリスが素晴らしいです。セリフは少ないけど、エイリアンシリーズのランス・ヘンリクセン、ザ ・フライのジェフ・ゴールドブラムも参加していました。

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シネマディクト

4.0夢と浪漫のその先に

2022年7月2日
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午前十時の映画祭にて鑑賞。
男なら誰もが一度は目指す最強、最速。
それを求め続ける生き様は当事者である男同士だからこそ分かり合えるものであるのだろう。
上映時間が3時間超あるが展開に富むため長くは感じなかった。

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ななな

4.0午前十時の映画祭にて、オリジナル全長版を初めて観ました。トイレがち...

2022年6月27日
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鑑賞方法:映画館

興奮

午前十時の映画祭にて、オリジナル全長版を初めて観ました。トイレがちょっと心配でしたが193分あっという間でした。初公開時はチャックイェーガーの方が印象に残りましたが、今回はどちらかというと宇宙飛行士たちの方の時間が多い様に感じました。どちらも面白さに変わりはなく、全長版Blu-rayが安価で販売されてますが、是非劇場でご覧下さい。

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モロボシダン

3.5イェーガーと7人の宇宙飛行士を対比させた構図は素晴らしい。 どちら...

2022年6月26日
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鑑賞方法:映画館

笑える

単純

イェーガーと7人の宇宙飛行士を対比させた構図は素晴らしい。
どちらかというと飛行士よりその奥さん達がみな個性的で嫉妬深さや愛の形が印象に残った。
グレニスの夢を追わなくった男に用はないと言わんばかりのセリフにしびれます。
今見るとやっぱり長い、、、3時間越え。

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UPtwHmNNLjBjFuAF

3.0アメリカの音速突破と宇宙開発を知れる

2022年6月18日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

1947年に最初にマッハ1の壁を突破した戦闘機パイロットの話と、1959年から63年にかけて実施されたアメリカ初の有人宇宙飛行計画の飛行士に選ばれた7人の男たちの苦悩やお互いの関係の2つを描いた話。
マッハ1突破が大変取った事、アメリカが宇宙ロケットの打ち上げ失敗続きの中で有人宇宙飛行を実現させた経緯など、なかなか見応えあった。
こういう作品を観てると米ソ宇宙開発競争での当時のソ連の先進性は認めるが、現在のロシアは、昔は良かった、昔は凄かった、という懐古趣味としか思えない事をつくづく感じてしまう。
この後の月面着陸計画につながり、先日観たアポロ13などと関連して楽しめた。

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りあの

4.0宇宙飛行士の歴史を知る!

2022年6月18日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

マーキュリー計画の宇宙飛行士に選ばれた7人の大人たちの友情と苦悩。

午前十時の映画祭12 にて。

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ほんのり
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