劇場公開日 1993年12月11日

「2025年バージョンは韓国人イケメンに注目!」ウェディング・バンケット ゆーきちさんの映画レビュー(感想・評価)

4.02025年バージョンは韓国人イケメンに注目!

2025年5月5日
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先日、アン・リー監督のヒューマン・ラブ・ストーリーのリメイク作品、アンドリュー・アン監督兼脚本の「ウエディング・バンケット」を観ました。オリジナル作品は

アメリカに帰化した台湾出身のウェイトンはビジネスでも成功を収め、ゲイの恋人サイモンと幸せに暮らしている。しかし彼がゲイだとは思いもよらぬ両親が台湾からやって来ることになった。ウェイトンは両親を安心させるために、グリーンカード目当ての中国人女性と偽装結婚することになるが……。主人公たちの奇妙な三角関係のなかに、中国の伝統的な考え方とゲイ、国籍問題、親子の絆などを見事に表現した斬新なタッチの人間ドラマ。

…とありましたが、新作もプロットはほぼ同じ。以前観た「クィア」や最近観た「A nice Indian boy」など、ゲイの恋愛を描いた作品が増えたなぁという印象で、マイノリティだろうと、もっともっと誰もが誰に気兼ねすることなく、自分の思うように幸せを追求できる時代になるといいなと、つくづく思いました。

1993年バージョンは未見ですが、もう30年以上も前から深く悩んでいた人もいたんだろうなと思うと、この作品のものすごく幸せなエンディングが、現実的になるといいなぁとしみじみ思いました。温かくて、最後のシーンはめちゃくちゃ幸せな気持ちになりました。

ゆーきち