「この台詞、どこかで使いたいなぁ」欲望の翼 La Stradaさんの映画レビュー(感想・評価)
この台詞、どこかで使いたいなぁ
香港のウォン・カーワイ監督の名を一気に世界に知らしめた作品が4Kリマスターで劇場上映です。
別れた男を忘れられない女、どんな女にも満たされない男、と話に新味はないのですが、それを思いっきりカッコ付けた演出と映像、一歩間違えば臭くなる台詞で描き切る制作側の熱にいつしか遣られてしまいました。
「1960年4月16日3時1分前、君は僕といた。この1分を忘れない」
無茶苦茶カッコ付けた言葉だけれど、「くぅ~、これ、どこかで使いたいなぁ」などといい歳したジイサンもメモにペンを走らせるのでした。
このネットリ・コッテリ感が後の『花様年華』に繋がって行くのかなぁ。(2024/1/6 鑑賞)
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