ユージュアル・サスペクツのレビュー・感想・評価
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サスペンス好きなので辛口評価です。
自分がこの映画の評価を落とした点は3点。
1.サスペンスミステリーとしての御法度破り
まずこの物語は2人の話からなる物語になっています。
観る側の人間は2人の会話の内容を映像化した物を見せられているわけですが、つまり観る側はこの映像こそが真理でありそれを信じるしかないのです、だがしかし結果はどこまでが真実で嘘かわからない1人の人物の作り話になっています。そんなのなんでもありじゃん、って話でやはり映像は真実でありその中に観る側をいかに騙すかというトリックが面白いのにこれではまるでミステリーでは御法度の夢オチと差異はないレベルの邪道だと思いました。要は何でも有り状態になっています。なので推理もカットの深読みも伏線も全てに意味がありません。なぜなら彼の作り話は何が事実で嘘かの線引きが観てる側には測れないからです。当時は真新しく珍しかったのかもしれないが現代映画でこの手法は通用しないと思います。完全に個人の好みですが自分はやはりルールの中での騙し合いが好みなので評価は落ちました。
2.オチに全振りしてる為序盤中盤が壊滅的にくだらない
ラスト10分まで睡魔との戦いです。
ずっとダラダラ何の起伏もなく物語と時間だけが進んでいきます。
3.犯人は1人しか考えられない
ずっと怪しいんですよね。障害者の詐欺師。
なんで彼がチームに必要とされてるのか?だって普通に足手纏いじゃないですか。最初から彼ばかりが疑問でした。またシーンによっては障害の症状に差がありこれはブラフなのか?と勘繰るほどです。結果はブラフだったわけですが.....間違いなくこのキャラクターが鍵を握っているなと感じるはずです。
決定的だったのは終盤に近づくにつれて確信に変わります。
あと10分で映画終わるぞ!?そうなればカイザーソゼって誰?いきなり新キャラクターが出てきて私がカイザーソゼでした!というものなら興醒めです。映画である以上は登場人物の中の誰かが犯人じゃないと物語として成立しないレベルまで時間は進んでるんです。だってラスト10分ですよ?
そう思考すれば犯人はもう1人しか成立しないんです。
それは唯一の生存者です。
上記3点が評価を下げた理由です。
唯一良かったのは最後のシーン。ケビンスペイシーの足元のズームから歩き方が切り替わっていくシーンはカッコよくてお洒落だった。
二度見すること間違いなし!
正体不明のマフィアのボスが実に不気味。 曲者の5人が手玉に取られて...
これは4時間映画。絶対に2回見ろ。
数年ぶり2回目の鑑賞。いやあ~ほんとタランティーノ映画はコレに限らず2回以上見るべき。これぞスルメ映画。こういう作品こそDVDで所持したい。
さてさて、カイザーソゼがセ○ンのパパラッチなのは皆さんご周知の通りなので、この作品は一回観たらもう大方の面白い要素は接種出来るんですけれども、それでも2周目だからこそ楽しめる要素も盛りだくさんなのです。
まず冒頭から『足の感覚が無いよ、、』のセリフでニヤつかされ、字幕版で聞くと声も一緒で「これバレバレじゃねえか笑」と覚えていたよりも遥かに分かりやすい演出にビックリさせられました。
特にカイザー・ソゼの話をした次のシーンでキントが映る回数が多いこと多いこと。普通にカイザー・ソゼ→キントの構図が多くて「これ初見でも全然気づくんじゃねえか?」と何故かヒヤヒヤしている自分が居たり。
それでも他の方々のレビューを散見すると皆さん『騙された~!』って言ってるんですよね。いや、ほんと凄いですよこの作品。
あと、どうしても吹いてしまったのが犯行中など外面モードの時のキントの態度(笑)。マスクの悪役だった兄ちゃんやコバヤシと取引してるシーンではカッコよくタバコ吸って立ってるんですよね。どう見ても親分の態度やんけと(笑)。
パトカーを襲撃するシーンでもオーラ有りまくりです。初見の時はこの辺どう見えてたんだっけな~。ただイキってる下っ端みたいに見えたっけな~。
で、だ。
結局この映画ってどういう話だったの?という部分を掘り下げるとだいぶ考察サイトの助けを借りないと常人には理解出来ない。少なくとも、警察が確認している部分は事実なので、5人が顔合わせに来たことや船での一連の事件は事実。一方で、マスクの悪役兄ちゃんとの取引やその間に挟まれているエピソードの大半は真偽不明なのだ。
まあ、コバヤシなる男は実在したし概ねは実際に有った出来事なのでしょうが、この辺の「ん?ん?」と最後放り出されるのがまた未知の快感を呼んで人々をこの作品の虜にする所以なのでしょう。
そもそも、キントですらもソゼの下っ端説が有るとか無いとか。
大体、4人への復讐ってのも手間が掛かり過ぎですし、今基準に考えると色々と突っ込みどころは有るので、95年の映画だからこそな完成度の気もします。これほど完璧な犯行をした後で、顔を晒しちゃってるのが「ソゼ甘くねえか!?」って言いたくなるんですよね。
まあそんなつまらない感想は置いといて、とにかく名作です。2周目で普通にソゼが笑ってるところとかを発見した時のもうこっちもニヤついちゃう感じを絶対に味わいましょう。
何回も観れば良い訳では無いのだな‼️‼️❓‼️❓
※浅い感想※
ふんわり観終わりました。序盤を超適当に見たせいで、顔と名前とがほぼ一致しないまま最後まで駆け抜ける羽目になりました。全編集中して見れば普通に面白かったと思うので、今度もう少し集中してみようかと思います。以上。
オチのどんでん返し映画としてよく名前が上がるので超期待して観てたんですけど、半ばでママン(サスペンス好き)が真犯人を予測して見事それが当たってしまったので、面白さ7割減でした。サスペンス映画を超適当に&サスペンス場数を踏んでる人と一緒に見るとこうなります。
キントが語る事件の概要
「カイザー•ソゼやん」
題名言いにくいし 友達にも説明しにくい。
テレ東の午後のロードショーで観る。
とりあえずユージュアル•サスペグツの意味は「常連の容疑者たち」という意味らしい。
あぁ そういうことか。
まず、5人並んでるポスターがカッコいい。
犯罪サスペンス映画の代表。
一回じゃわからない もう一度観たくなる映画。 一度見た人は見終わった後 よくわからずネットで調べてるはずだ。
カイザー•ソゼ この映画を観たことない人でもなんかどっかで聞いたことある(多分千鳥が言ってた)
せっかくの名作なのにあんまり知られていないのは悲しい。
大どんでん返しのある映画 っていうのを知らずに観るとかなりおもしろかった。
えっ? って思わずいってしまうくらいだ。
なんの知識も入れずたまたま観たのでとても運が良かったと思える。
1時間45分という短さでこの出来。素晴らしい
コバヤシ弁護士は何者なのか 次回見た時わかるかなー?
集められた常習犯達
クライム映画とサスペンスのハイブリッド
前に一度見てから記憶がいい感じに薄れたので再視聴
流石に初回のインパクトは超えなかったがやはり面白い
おや?このカットはなんの意味があるんだろ?
この行動はなんか意味があるのかな?
この名前はなんだ?
という疑問がちゃんと、「痛快に」回収される。
カイザー・ソゼ、という言葉はドイツ語とトルコ語の混合でこれ自体ネタバレなので
初回視聴時は疑問に思っても調べてはいけない。
現在の舞台と回想が交互に展開することが面白い
それでいて混乱を招くような複雑な展開はないし
現在の視点から解説が入るような構造になっていて興味深い
カーチェイスや大立ち回りはほどほどだが、
終盤の衝撃を最高にする、本作にあった適切な演出と思う
アカデミー脚本賞受賞にふさわしい作品
開始5分に最大のヒント
1回目を7年くらい前に観たが忘れてしまい、Netflixで発見したので再視聴。
注意深く観てみると冒頭のキートンを殺すシーンで銃を左手に持ち替えている。
コレが最大のヒントになっていて、分かっていながら観ると誰が黒幕かわかるようにちゃんとなっている。
コレは上手い演出、ワザとらしく丁寧に持ち替えている。多分に2度目観る人を意識しての演出だという事に気付かされた。1回目の人はそこまで細かく観ないだろう、勿論気付く人は居るだろうが。
なのでこの映画の肝は誰が黒幕か?というものではなくそこに至るまでの流れをどうやって上手く構成するか?というものになっている。
2時間弱の映画でこれだけうまく起承転結がまとまった映像作品はそうない。
誤解を恐れずに言えばミステリーの様式を引用した挑戦的な映画である事は間違いない。コレが20年以上前の作品であるから尚驚く。
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