ヤングガン2のレビュー・感想・評価
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"Blaze of Glory"
序盤から信じられない展開を特殊メイクで演じるエミリオ・エステヴェス、前作に比べると哀しげな表情や少し大人になったビリー・ザ・キッドが印象的でもあり、ドクとチャベスにとっては疫病神のようなビリーとの先の無い逃避行が無情にも死に近づくだけの虚しさが。
心機一転、クリスチャン・スレーターが虚勢を張るだけの軽薄な男を嫌味に演じるナイスキャラでバルサザール・ゲティがディカプリオみたいな存在感をデヴィッド・リンチに起用されたり今では霞んでる、テレンス・スタンプやジャック・パランスの大御所を一人で担ったようなジェームズ・コバーン、やはりヴィゴ・モーテンセンが一番の成功者でチョイ役ながら頑張っていた!?
前作では"リンカーン郡戦争"を題材にタンストールの敵討ちが如くマーフィへの復讐が目的であったが、続編の本作に関しては寝返ったパット・ギャレットに仕留められる迄を仲間を失いながら逃げるのみな行為で明確な目的は皆無でもあり、シンプルさに欠けた詰め込み過ぎに思える内容にも。
最後まで楽しませてくれました
前作のキッドの成り上がりを描いたのと違い、彼が死に果てるまでを描いた物語。
今回も若いキャストが素晴らしく、やはりのちのスターばかり。
それどころかジェームズコバーン(ビリーザキッド/21才の生涯)まで出演ですよ。他にも拳銃の隠し場所等オマージュもみられます。
それと今回一番くっきりとしたのはサウンドでしょう。
前作のボテッとした感じと違い骨が太い。
そんな今回のサウンドトラックはボンジョビ、主題歌も彼によるものです。
しかしあくまで個人的な部分ですが、ここにジェフベックが参加している事です。彼が音の骨子を支えているようでした。
あと演出面では悪い意味でハリウッド化が進み、細かいところで何というか「グーニーズ」的なサービス精神が多く出てしまった感じがありました。
とはいえキッチリとキッドの晩年を描いており、彼の魅力はたっぷりと見て取れます。何よりエステベスが生き生きとしてるんですよね。
そんな物語最後のやりとりは伝記に記されていた通り。
ただ余りにもはっきりしない死の状況で色々な諸説があり、その中でこちらを選択したのはとても嬉しかったですね。
そして最高のタイミングで流れる「Blaze of Glory」、本当心くすぐります。
ビリーザキッドの生涯、最後まで楽しませてくれました。
やはり大好きな作品です。
まるで新進気鋭の若手の宝箱や~!
いやー豪華ですよね。
1に続いて2も良いけど、このキャストが全てを語っています。
エミリオ・エステヴェス
キーファー・サザーランド
ルー・ダイアモンド・フィリップス
クリスチャン・スレーター
これだけでも今は一人ひとりが主役級!
現在では若手ではなくもうベテラン俳優です。
すっごく、一人ひとりのキャラがそれぞれのイメージにぴったり。
ガキみたいでやんチャなキッド=エミリオ・エステヴェス
少し、純な部分があって悪党に染まりきれていないキーファー・サザーランド、まじめで几帳面なルー・ダイアモンド・フィリップス、まさに
腕白なクリスチャン・スレーターいいね!
驚いたのは脇役でヴィゴ・モーテンセンが出ていました。
最後まで目立たず、意外な発見。
この演技では現在の活躍の芽さえ出ていません(笑い)
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