劇場公開日 1990年11月2日

「"Blaze of Glory"」ヤングガン2 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5"Blaze of Glory"

2023年4月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

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興奮

序盤から信じられない展開を特殊メイクで演じるエミリオ・エステヴェス、前作に比べると哀しげな表情や少し大人になったビリー・ザ・キッドが印象的でもあり、ドクとチャベスにとっては疫病神のようなビリーとの先の無い逃避行が無情にも死に近づくだけの虚しさが。

心機一転、クリスチャン・スレーターが虚勢を張るだけの軽薄な男を嫌味に演じるナイスキャラでバルサザール・ゲティがディカプリオみたいな存在感をデヴィッド・リンチに起用されたり今では霞んでる、テレンス・スタンプやジャック・パランスの大御所を一人で担ったようなジェームズ・コバーン、やはりヴィゴ・モーテンセンが一番の成功者でチョイ役ながら頑張っていた!?

前作では"リンカーン郡戦争"を題材にタンストールの敵討ちが如くマーフィへの復讐が目的であったが、続編の本作に関しては寝返ったパット・ギャレットに仕留められる迄を仲間を失いながら逃げるのみな行為で明確な目的は皆無でもあり、シンプルさに欠けた詰め込み過ぎに思える内容にも。

万年 東一