山猫は眠らないのレビュー・感想・評価
全16件を表示
B級なんだけど、B級と思えない勢いがある
狙撃される怖さを冒頭からしっかり見せてくれ、油断してるとこうなるって見本のフラッシュバックが繰り返される為、レンズ越しにターゲットや仲間の反応を見たりするシーンにも緊張感がある。
弾丸も山ほど持って行けないから、無駄使いすると自分を守る時に弾が無くなってしまうし、ターゲットに接近する草への擬装は中々なものだったが犬に見つかりそうになった時は馬糞で誤魔化そうとしたり、華々しい活躍ではない所が面白かった。
ラストはあっさり感で終わってしまうのはちょっと寂しい気がした。
見る、そして見られる緊張感
タイトルは知っていたし、一部ファンから支持されていることも知っていた。シリーズがかなり作られていることを最近知って、劇場公開無しとはいえ、そんなに続いているのならさぞ面白いのだろうと観てみることにした。
米軍がまだスナイパーという仕事をよくわかっていなくて、ヘリコプター部隊は夜に来いと言われていたにも関わらず、早い方が良いだろうと勝手に判断して迎えに行くし、上官は射撃が上手いだけの新人を重要な任務に向かわせる。だから現場ではベケットのようなベテランが新人の教育をしなければならないし、育ったスナイパーは米軍での扱いの低さに敵に寝返る。
今ではその重要性を理解し当然しっかりと訓練されているが、スナイパーなんて敵を見つけて撃つだけでしょ?みたいに考えていたのが垣間見れてなかなか楽しかった。
それになにより、90年代の映画といえば、どれだけ銃を乱射するかを競っていたような時代で、その中にあってほとんど撃たないスナイパーを主人公にジャンルの中を移動させることと隠れることを中心に作品を作ったストイックさは称賛すべきだと思う。
キャストに関しては、エリートそうでヘタレそうでもあるミラーを演じたビリー・ゼインは良かったし、頑固で真っ直ぐな堅物がイメージにピッタリのトム・ベレンジャーは更にハマリ役だった。
ベケットの、スナイパーとしてしか居場所がない哀愁みたいなものも味わい深かったと思う。
あと、スコープを覗いているような、スコープ越しの映像は、自分が見ている、あるいは見られているような錯覚に陥って、緊張感を高めるなかなかの演出だった。ただちょっと古くさくて、絵的に綺麗ではないのは残念だったけど、少し古い映画だし予算も少なかっただろうから仕方ないかな。
最後に、終盤に「コマンドー」的なドンパチに変わってしまったけれど、一撃で仕留めるスナイパーの美学みたいなものはギリギリ維持できていたし、面白かった。
ただ、続編はもう観なくてもいいかなとは思う。2と3の予告を観たが、あまり面白そうではなかったしね。
トム・ベレンジャー(ベケット)を
知った映画。
スナイパーを卑怯者と思わなくなった映画。
続編も観たくなる映画でした。
ただ心証風景が少し多い気がする。
ワシントンのお偉方の作戦はジャングルを全く理解していない。お偉方素人も、ただの自信家で嘘をつく。
元相棒に付け狙われるというのも、因縁ですかね。
超ロングシリーズの第1弾!
一発必中の名スナイパーでありながら戦場での孤独と戦う兵士、トーマス・ベケットの過酷なミッションを描くシリーズ第一弾。
極秘暗殺司令の下、新しい相棒として降り立ったのは、エリート街道で実戦経験がまるで無い若者将校だった…!
対照的な二人が衝突しながらも任務に挑む。
困難な任務を進めていくにつれて、お互い心境の変化も感じられるアクションドラマでした。
ちなみにこのシリーズ、現在第8弾まで続くロングシリーズです😳
最近のもなかなか面白そうだし、続きを見てみようかな?😄
ミリタリー系アクションは苦手だが、こいつはなかなか面白かった。さす...
ミリタリー系アクションは苦手だが、こいつはなかなか面白かった。さすがは何作も続編があるわけだ。バディになっていく2人から目を離せない。
BSテレ東吹替版鑑賞。主役の吹替がなんかイメージと違う。
山猫は関係ない
2022年1月8日
映画 #山猫は眠らない (1992年)鑑賞
8作目まで作られているのに今まで1作も見てなかったシリーズのお初です
#トム・ベレンジャー の吹き替えが、自分的にはハマらなかったのでそこが少し
職人と新米の諍いですね
凄まじいプロのスナイパー魂
トムベレンジャー扮する海兵隊一のスナイパートーマスベケットは、相棒パビッチ伍長とパナマで狙撃に成功したが、明るい内に救援ヘリが来たため相棒が狙撃された。新たにパナマでアルバレス将軍を狙撃するため助手としてビリーゼイン扮するチャードミラーが選ばれた。これが成功すればトーマスベケットは引退出来る事になる。しかし一発必中の狙撃手は一般海兵隊員からは嫌われていた。ジャングルを知り尽くしたベケットは、現場までジャングルを歩いて行くと言うので、国防会議で決められた作戦を無視し地元情報を重んじるベケットに経験不足の上官のミラーは閉口した。ミラーはメダリストであったが、現場ではびびって失敗した。ベケットにすれば、若手を鍛えながらの実戦だ。敵の中にはかつてベケットの部下で寝返ってベケットを狙う者もいた。果たしてふたりは無事に任務を果たせるのか? 原題は、単に「スナイパー」。冷酷無比な仕事人スナイパーベケットでも人並みに夢を描いていた。学生気分の抜けない上官を相手に気を遣いながら命を賭けなければならない辛い仕事だね。凄まじいプロのスナイパー魂を見せつけられたな。
いろいろ唐突な作品ではあるが
ベテラン狙撃手のベケットはパナマで暗殺任務に着任する。しかし、相棒兼上官として現れたのは実戦経験のない若者で…。
シリーズ第1作。ジャングルの過酷さや隠密行動が命である狙撃手の緊張感が味わえる作品で若者の覚醒が唐突すぎるが、バディ映画として充分楽しめました。
公開当時は物凄く印象深かった記憶
ギリースーツやスナイパーが海兵隊の中でも孤立した存在、など知らない事ばかりだったからか。
改めて見るとトーマスベケット上級曹長がいうほど活躍してない(後半は特にミラーの独壇場)し、時代を感じさせる発砲した弾丸の見える化演出が頻繁に出てくる。
原題や邦題のようなスナイパーどうこうというより立場や境遇の違う2人のバディムービーの色合いが強い。
当時はパナマ含めアメリカが中米諸国に合法非合法問わず侵攻していたイメージ
当時は「すげー!リアル」とスナイパーに驚いてたけど、そうでも無かっ...
当時は「すげー!リアル」とスナイパーに驚いてたけど、そうでも無かったね(笑)
そして、意外と狙撃シーンが少ない。
敵前を走り回っちゃう!
Sniper
原題は、Sniperである本作品。
日本版でのタイトルは、"山猫は眠らない"とあるが、
パナマのジャングルで寝ていた!笑 との冗談はさておき。。。
狙撃兵2人(ベテランと新米)による、パナマのジャングルにて
麻薬王を狙う様子を描いた作品。
戦争映画での、銃撃戦・戦車の登場などの一般的イメージとは異なり、
正に一撃必殺で相手を仕留める。
その緊張感がたまらない。
時には、相手を撹乱させるために囮を使ったり、
その応酬も面白い。
アクション映画として、これまで知らなかった
緊張感を味わえました!
ハードな狙撃アクション
ジャングルで敵の捜索を交わして反撃したり、標的となる人物をいかに狙撃するのかをたいへんスリリングに描いていてとても面白かった。ただ狙撃するだけでも大変なのに目標遂行の後、敵の追撃をかわして逃げなくてはならない大変さも伝わった。
全16件を表示