モンスター・パニック

劇場公開日:

解説

米国太平洋岸の静かな漁港を舞台に、突然人間たちを襲撃しはじめた得体の知れぬ怪物たちと町の人々との戦いを描く恐怖パニック映画。製作はマーティン・B・コーエンとハント・ローリー、監督はロジャー・コーマン門下の女流、バーバラ・ピータース。フランク・アーノルドとマーティン・B・コーエンの原案を基にフレデリック・ジェームズが脚色。撮影はダニエル・ラカンブル、音楽はジェームズ・ホーナー、編集はマーク・ゴールドブラット、美術はマイケル・アーラー、特殊デザインはロブ・ボーティンが各々担当。出演はダグ・マクルーア、アン・ターケル、ヴィック・モロー、シンディ・ワイントローブ、アンソニー・ペニア、デニーズ・ギャリック、リン・シール、ミーガン・キングなど。日本語版監修は高瀬鎮夫。デラックスカラー、ビスタサイズ。1980年作品。

1980年製作/アメリカ
原題または英題:Monster
配給:ユナイト映画
劇場公開日:1980年10月4日

ストーリー

米国太平洋岸の漁港は経済的に下降の一路で、缶詰工場の誘致でその立て直しを計ろうと、漁業組合のボス、ハンク(ヴィック・モロー)はやっきになっていた。しかし、インディアンの住民たちは、父母伝来の土地に工場が建設されることを恐れ、この計画に反対していた。一方、町では恒例の“鮭まつり”が催されていた。しかし、今年は例年と違い、まつりを前に不気味な事件が相次いでいた。住民たちの番犬や、幼い子供たちの無惨な死体が発見されたのだ。そんな中で開催されたまつりに1人気勢を上げていたのは、缶詰会社の社長。前夜祭には、女性海洋生物学者スーザン・ドレーク博士(アン・ターケル)の姿もあった。翌日、町で評判のカップル、ペギー(リン・シール)とジェリー(ミーガン・キング)が行方不明になり、それを手始めに数組のアベックの女性だけが何者かに襲われた。ペギーはやがて海岸で発見されるがその海岸に得体も知れない怪物たちが出現した。体長2m以上、体は黒い粘液質でおおわれ、どんな生物群にも当てはまらなかった。そのうち、地域のリーダー、ジム(ダグ・マクルーア)とジョニー(アンソニー・ペニア)の必死の応戦で1匹の死体をドレーク博士の研究所へ運びこむことに成功。調査の結果、養殖場の加工用鮭に使用されていた特殊ホルモン入りエサが基で、その鮭を食べた魚類の一種が、突然変異を起こし怪物になったという推論が成り立った。その怪物たちが、カーニバルで湧く夜の港へ一斉に攻撃をかけてきた。町の人々の団結で、かろうじて怪物たちを全滅させ、翌朝の埠頭には、怪物たちの死体がころがっていた。しかし、島の安らぎはこれで取り戻されるわけではなかった。ペギーの肉体から、世にも恐ろしい胎児が生まれたのだ。それは、種族保存のために女性ばかり襲っていたモンスターと人間の間に生まれた生き物だったのだ。町の不安は続いた……。(ユナイト映画配給*1時間20分)

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

映画レビュー

0.5B級映画…

2022年5月17日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

いかにも「B級映画っぽいな…」と思いながら観てみたら、やはり…(笑) 珍品すぎて笑えるパニック映画。 あるアメリカの漁港で釣りをしていた人達が「大きな獲物(魚)をゲット!」と懸命に魚と格闘しているつもりが、この獲物が得体のしれないバケモノ。ここでは半漁人のような「手」しか映らない。 この「手しか映さないあたりから段々と盛り上がっていくのかな?」と思っていたら、すぐにバケモノの正体はハッキリと映されるが、全く工夫のされていない残念な造形…(^^; そして人間とモンスターの戦いが始まるのだが、このモンスターが銃でもやられるし、殴られてもやられる。弱過ぎる(笑) なんだか全然盛り上がらないまま、出演者たちがワーワー言いながら、「ハイ、モンスターと戦いました」的な映画。 時々、女性のヌードも映されるのだが、全く色っぽくない。 B級映画好きな人に向けたような変な映画だった。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
たいちぃ