モモ(1987)
劇場公開日:1988年7月16日
解説
時間の大切さ、生きることの喜び、人間らしい優しさを描くファンタジー映画。エグゼキュティヴ・プロデューサーはクラウディオ・マンシーニ、製作はホルスト・ヴェンドランド、ミハエル・エンデの原作を基に、監督・脚本はヨハネス・シャーフ、共同脚本はローズマリー・フェンデルとマルチェロ・コシア、撮影はザヴィエル・シュワルツェンベルガー、音楽はアンジェロ・ブランダルディが担当。出演はラドスト・ボーケル、ジョン・ヒューストンほか。
1987年製作/西ドイツ・イタリア合作
原題または英題:Momo
配給:日本ヘラルド映画=ヘラルド・エース
劇場公開日:1988年7月16日
ストーリー
ある村の古代円形劇場で掃除夫ベッポ(レオポルド・トリエステ)に発見され、村に住むことになったモモ(ラドスト・ボーケル)は、あふれる勇気と優しさで日ごとに村の人々になくてはならない存在になっていった。しかしその村の安らかで実りの多い生活も、時間泥棒たちの出現で急変し、大人たちは次第に「お金と機能」本位の生活に塗り込められるようになる。やがて時間泥棒の秘密を知ったモモは、彼らに戦いを挑むが、村の人々は誰ひとり彼女に振り向く者はいなかった。そんなモモの唯一の味方はカシオペアという名の一匹のカメだった。彼の導きでついに時をつかさどるマイスター・ホラ(ジョン・ヒューストン)のもとにたどりついたモモは、彼のもとで「生きること」の喜びと、「時間」の大切さをしっかり認識するのだった。そしてモモは、孤独な生活を強いられている村の人々を助けるために時を止め、時間泥棒に戦いを挑み、彼らの金庫に収めてある〈時間の花〉を開放することで、人々の時間を取り戻すのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ヨハネス・シャーフ
- 脚本
- ローズマリー・フェンデル
- ヨハネス・シャーフ
- マルチェロ・コスチア
- 原作
- ミハエル・エンデ
- 製作総指揮
- クラウディオ・マンシーニ
- 製作
- ホルスト・ベントラント
- 撮影
- ザヴィエル・シュワルツェンベルガー
- 音楽
- アンジェロ・ブランダルディ
- 字幕
- 戸田奈津子