メル・ブルックスの大脱走のレビュー・感想・評価
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ワルシャワのメルブルックス一座
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第二次大戦、独軍のポーランド侵攻前後のワルシャワのメルブルックス一座ならぬブロンスキー一座の受難を描くナチス風刺コメディ。大脱走というのでナチスからの逃避劇かと思ったらワルシャワで粘りに粘って、ヒットラーに化けてあっさり成功、その間ほんものはどこに行っちゃったんだろう。
オープニングの劇場ポスターが素敵、ハムレットの名セリフ「To Be or Not To Be」が原題だから今度はシェークスピアが餌食かと期待したが肩すかし、「プロデューサーズ」と言い本作と言いヒットラーとおかまをいじるのが好きですね。もっとも、ユダヤやジプシー狩りは知っていたがおかま狩りまでやっていたとは・・。
細君のアン・バンクラフトは「卒業」のもじりでしょうか青年を誘惑するのがお約束?、難点は本物のナチスでさえ芝居がかって見えるので劇中劇と劇が融着し現実感が薄い、深刻な悲劇の時代の話だから笑いも抑制的にならざるを得ないところは致し方ない、難しいものに手を出してしまいましたね・・。
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