未来世紀ブラジルのレビュー・感想・評価
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ラスト20分の怒涛の展開に覚悟せよ!
イヤな夢をみる感覚
映画に対し、求めているものは 人それぞれ違うかもしれません。
しかし、未来世紀ブラジル を映画以外の方法で作ってみろ!と言われれば、無理なのかな と思います。
だから、求めるものがこの映画になくても、未来世紀ブラジル そのものは、映像以外の方法が無いと私は思っています。
この映画は、たまに見るイヤな夢 をそのまま脳みそから抜き取り、再生した様な映画です。
なので、イヤな夢を見たいとき に観ると良いと思います。良い気分にはならないと思います。
私のこの映画を見た後の感想は
「イヤな夢 見ちゃった。」です。
このレビューは印象を3つ選べるのですが、
選べるような項目がありません。ただ、難しい映画ではないと思います。
最後に好きか嫌いかを言わせていただきますと、好きです。他人のイヤな夢を見れた気になれます。
サイエンスフィクション
サイエンスフィクションは、サイエンスファンタジーではない。
メトロポリスに始まり、ブレードランナーなど数多くのサイエンスフィクション映画が作られていますが、スターウォーズやアベンジャーズのようなサイエンスファンタジー作品とは、一線を画すジャンルであることは間違いありません。
今作でもその当時を風刺し、警笛を鳴らすような描写がたくさんありました。今のまま技術が発展していった未来を描くことで、我々の住む現代をテーマにすると言うとてもユニークなジャンルです。正解というものはないだけに、違和感だらけの映像の中に時折、見え隠れする風刺に印象付けられます。
私たちは、デジタル映画の発展でサイエンスファンタジーに触れることが多くなっているため、サイエンスフィクションに眠る意義をつまらないものとしてみてしまいます。最近では、dennis VilleneuveやGillermo del Toroの作るサイエンスフィクションが世界ではトップだと思いますが、映画ファンはそれを求めていない傾向があるのです。文学的に価値の高いサイエンスフィクションをしかるべき方法で見ることが難しいのが現実です。
しかし、この作品にもたくさんあるように、ユーモアを取り入れたり、かっこいい映像を取り入れることで、視聴者との距離を埋めるような努力もされています。みられてなんぼの映画なので、まずは
エンターテインメント、そこにテーマや風刺でさらにユーモアや意味を持たせられたらいいのでしょう。
映画ファンの人は観てみてください!この作品から着想を得たたくさんの映画のオマージュが思い起こされるので、それだけでも楽しいです!
142分の間、自分は一体何を見せられたんだ・・・?
142分間自分が何を見たのか。
分からない。全く分からないんだ・・・。
どこまでが夢でどこまでが現実だったんでしょうか。
いやそもそも現実だとか夢だとか、どうでも良かったのか?
何も分からない・・・。
ただただ圧倒されるだけでした。
この映画についていつの日か答えを得られる日が来るのでしょうか。
今の自分に分かったのは「映画って何でもありなんだな」ということだけです。
絶対に観るべき
レビュー
正直に感想を言いますと、話を全体で考えると今の自分にはあんまり理解...
最悪のクリスマス
評価5の映画史上最高傑作10選+α
ダイスキ
反権力を描いてる所は大好き
熱狂的なファンがいるというカルト映画
夢のシーンのチープさや、ロココ調の紗がかかった絵作りは、カルト映画らしいなぁーと思わせる。
コーエン兄弟の「ビッグリボウスキ」のようだった。
映画の解説は、珍しくウィキペディアに詳しく記載してるのでそちらを見ると良い…
主人公の俳優さんが、全然主人公らしくない人相で、入っていけなかった。
この人、007 トゥモローネバーダイで敵役やってたんだけど、そん時はすごい良かったんだよなぁ
しかもRONINにも出てて、デニーロと共演してる。
あの反権力側のボーイッシュな女が良かった。あの巨大なトラックに乗って、早く一緒に逃げろ!権力から逃げるんだ!と感情移入。
映画会社の意向で作ったハッピーエンドバージョンもいいが、
バッドエンドのオリジナルラストの方がキレ味があるし、より批評的だ。
そしてデニーロ
彼が出ると、途端に安堵。
彼がいるから、最後まで観れた…
いなけりゃ結構きつい…
役柄的にもとても頼りになるデニーロはやはり最高だ。
デニーロは権力側のジャック役をやりたがっていたってエピソードが、何か良いね。
この映画、自分にはいまいちハマらなかったけど、反権力や反政府的な物語はドンピシャだった。
情報省というのが、日本でもすぐにでも出来そう。監督の先見の明だろう。
その情報省がミスで1人の男を殺してしまい、真実を追う男と、権力との闘いとなる。
監督曰く、この映画の政府がテロを利用する様は、正に現代のアメリカが、テロを理由に戦争する様とそっくりだ、と。
今も昔も、権力ってのはそういうもの。
だからおれは権力は嫌いなんだよな…
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80年代SF
私のテリー・ギリアム初体験は当時公開してた「12モンキーズ」だ。
当時私は10歳くらい。ブラピ目当てに見たがタイムループの難解さやディストピアにあくせくしながらも、切ないラストシーンは今だに鮮明に覚えている。
映画評論家の町山さんのとある談にて登場したり、新作が発表されたりと興味が湧いたので鑑賞。
昨今の私が敬愛する特撮監督さん方がたくさんの影響をこの映画に受けたろうなと、原点を観た感動と、監督の頭の中のイメージを鮮明にとても細かくしかも手作り感たっぷりに映し出され感銘を受けた。
もちろん監督と以外のクリエイターさん達とのケミストリーあってこそなんだろう。
やっぱりラストは切なかったが(最近観たジュード・ロウ主演映画がまんまだったな)、だからこそラストの壮観は胸に残ってる。
個人的にダクトやスチームパンク好きなのでコンセプトデザインに大変大変萌いただいた。
クリエイターさん達のプロフェッショナルさと少しのユーモアと遊び心、最高の贅沢だった。
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