劇場公開日 1986年10月10日

「今も色褪せないレトロフューチャーの魅力」未来世紀ブラジル sow_miyaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0今も色褪せないレトロフューチャーの魅力

2024年1月27日
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鑑賞方法:VOD

初見は大学生の頃。
今はもうなくなってしまったが、松本市の縄手通りにあった中劇シネサロンで観た記憶がある。
若い人たちからすると信じられないと思うが、劇場内の至る所に灰皿があって、タバコを燻らせながら映画が見られた時代だった。

今回、Huluで久しぶりに観たが、自分の若き日に衝撃を受けただけあって、細かいところまで案外覚えていた。全編に漂うレトロフューチャーな雰囲気が大好きで、初見の時はそこに惹かれたのだが、令和の今、改めて見返してみても、全く色褪せない魅力を感じた。

この映画で描かれているのは、紛れもなくデストピアだが、社会のカリカチュアでもある。

途中で甲冑を身につけている巨大な武者が出てくるが、映画制作当時は「ジャパン アズ ナンバーワン」の頃で、日本に勢いがあったからチョイスされたのだろうと思う。今だったら、どこの国の、どんなものが選ばれるのだろうか。

sow_miya
2024年1月29日

若いときに見て自分も衝撃を受けた大事な1本です!

talisman