ミュラー探偵事務所
劇場公開日:1988年9月24日
解説
絵に描いたようにタフでハードボイルドな探偵の活躍を、ギャグとパロディを満載して描く。製作はファイト・ハイドゥシュカ、監督・脚本は本作品が日本での一般公開第一作目にあたるニキ・リスト、撮影はハンス・ゼリコフスキー、音楽はアーニー・ゾイベルトが担当。出演はクリスチャン・シュミット、アンドレアス・ヴィタセクほか。
1986年製作/オーストリア
原題または英題:Mullers Buro
配給:TAMT
劇場公開日:1988年9月24日
ストーリー
ハードボイルドを気取ったしがない探偵マックス・ミュラー(クリスチャン・シュミット)の事務所に、ある日、自らをイングリッド・バーグマンと名乗る謎の美女(バルバラ・ルドニク)が、行方不明になった恋人の捜査依類にやって来た。仕事を引き受けた彼は、相棒のラリー(アンドレアス・ヴィタセク)とともに捜査を開始しようと、ふと新聞を目にして飛び込んできたのが、先ほどの美人依頼人の死亡記事だった。彼女の本名はベッティーナ・カントと言い、ある大富豪の娘だった。なぜか素っ気ない警察の態度に事件の臭いをかぎとったミュラーは、知人の“コンピューターハッカー”に連絡をとる一方で高級娼婦のマリアともベッドの中でコンタクト。どうやら事件は暗黒組織のからんだ一大陰謀事件の様相を呈してきた。折から彼のもとに、ベッティーナの父、そして暗黒組織の女ボスからも彼女を殺した犯人捜査の依頼が舞い込み、事件は混乱を極めてきた。やがてマリアと“コンピューターハッカー”が相次いで殺されミュラーはふとしたことからベッティーナが生きていることを知る。しかしその彼女も、ミュラーと愛を交わした後、何者かによって彼の目の前で惨殺されてしまう。同時に彼女の父の仕組んだ陰謀に自分が巻き込まれていることを知った彼は、ラリーとともに組織の密会するアジトへ乗り込み対決するが、二人はあえなく銃殺されてしまうが……。映画にはストーリーとは関係なく別のラストシーンが用意されていた……。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ニキ・リスト
- 脚本
- ニキ・リスト
- 製作
- ファイト・ハイドゥシュカ
- 撮影
- ハンス・ゼリコフスキー
- 美術
- Rudolf Czettl
- 音楽
- アーニー・ゾイベルト
- 字幕
- 古田由紀子
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Max Mullerクリスチャン・シュミット
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Larryアンドレアス・ビタセク
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Bettinaバルバラ・ルドニク
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Fraulein SchickSue Tauber
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Delgadoニキ・リスト