未知との遭遇のレビュー・感想・評価
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スピルバーグの子供心炸裂!
言わずと知れたスティーブン・スピルバーグの初期大ヒット作品。
公開当時はこの映画と「E.T.」の影響で
「スピルバーグはアメリカ政府と組んで
人類が異星人を受け入れる様に工作している」と、言う
都市伝説が生まれたほどの象徴的な映画でもあります。
異星人の宇宙船など小さい画面より
やはり映画館の大画面で観た方が楽しめる作品ですね。
で、月に8回程映画館に通う中途半端な映画好きとしては
初期のスピルバーグの映画には彼自身が育った家庭環境が反映されている
と言うのは有名な話だけど、
この映画の主人公の子供たちの精神の破綻が今の感覚で観ると酷い!
子供の一人が手に持った人形を柵に何度も何度も叩きつけて
足がもげる、手がもげる、最後は首がもげる〜〜。
もう、完全に精神的な何かが破綻してる子供にしか観えない。
それもそのはず、主人公の父親自体がもう完全に
常軌を逸していて普通の人では無かった!
何かに取り憑かれた狂気の人になり家族の事なんぞ全く顧みない。
その時点で、私の心は離脱してしまった。
この映画はそこを云々する作品ではないことは重々解った上で
それでも尚、この「人」としての破綻ぶりがもう受け入れられない。
で、一言で言えば当時のスピルバーグは本当にガキだった!!
でも、ガキだからできた映画なんだよな〜〜
@もう一度観るなら?
「歴史的映画なので一回は観ておいても良いと思います。」
Sun came and sang. 原点?
スティーヴン・スピルバーグの有名な作品を午前10時の映画祭で観賞。昔の名作と言われる作品が観れて良かった午前10時の映画祭も2019年で終わってしまうということでちょっと残念です。こういう機会がないとなかなか観ないんですよね、昔の映画って。
で、本作なのですが、今では当たり前の画面の撮り方等の原点なのかなっと思いました。きっと当時は衝撃的だったのでしょう。でも、今観ると正直眠かったです。何でしょうね?間延びしてるというか、テンポが悪いというか。例えばスピルバーグの最近の作品は流石大御所だけあって普通に面白く観れるのですが、本作は微妙でした。1978年と比べるとスピルバーグも成長して上手くなってんだなぁ。
最近はもういい歳ですし、発言が老害化していていると話題になってたりもするスピルバーグですが、何だかんだで時代を切り開いてきた天才映画監督には間違いありません。映画の歴史を抑える上で観ておく作品かなとは思いますが、別に映画ファンではない一般の人にはオススメできないかも・・・っというのが正直な感想です。
未知のものへの恐れと好奇心
マザーシップ他、今となっては他の映画にも転用されていて、SF=アドベンチャーと思っている人には使い古されたネタばかりかもしれない。
けれど、未知のものへの好奇心と恐れを伴いつつも、なんとかコミュニケーションを取ろうとする緊迫感がリアル、圧巻。自分が今ここで未知なるものと遭遇している気になってくる。荘厳で神聖にすら感じる。
日本なら神隠し、でも実は宇宙人に連れ去られたと、今も昔も世界各地にあるエピソード。
そんな雑誌記事やTV番組を、憧れそのままに、本気で映画にした一本。
ちゃんと、”大人”の心=硬い心で未知のものを信じない人々が、水を差す場面もあるのが、ご愛敬。
どこの世界でも、柔軟な子ども・思春期を押さえつけようとする大人はいるものだ。
少年のころに持っていた好奇心がうずきだし、何かを追いかけたくなってくる。
現実にも、未知なるものともコミュニケーションをとれるんじゃないかと夢を見せてくれます。
そんな、冒険心と好奇心をお持ちのあなたにお勧めです。
≪2024.5.17追記≫
『E.T.』はこの映画の続編と、『E.T.』のDVD特典:監督インタビューで監督がおっしゃっていた。至極納得。
この映画のキャッチフレーズ「we are not alone.」がつながっているようでうれしい。
上にも記したが、未知のものへの怖れと好奇心を描き出した映画として最高。
あの、キラキラした瞳にやられる。
かつ、特筆すべきは、そんな取りつかれたものへの狂気を描いた映画としてもすごい。
自分の中にあるものが何なのか、それを繰り返し、繰り返し、自問自答する。周りの者から心配され、恐れられ、奇異にみられても、見捨てられても、とらわれ、離れられない思い。
”創造”もこういう狂気をはらんだものなのか?ロイが何度も何度もデビルスタワーを作るシーンにも圧倒される。自分を突き動かしているものを形にしたい思いには共感するものの、あのやり方では、周りの人はひくばかり。それでも、表現し続けなければ自分が壊れてしまうような思いに突き動かされる様。”創造”の苦しさと喜びを見事に表現しており、そんな思いにとらわれてみたいような錯覚まで与えてくれる。
そんな狂気に巻き込まれる方はたまったものではないが。かつ、それまで積み上げてきたものや平穏な日常生活、堅実な将来設計は壊れること必須だが。
デビルスタワー。映画ではセットで作っているが、実際にある名勝。
『地球各駅停車 名作映画を歩く 未知との遭遇 デビルスタワー(1993年8月1日の毎日新聞)』を読む。
”デビルスタワー”とは白人が付けた名前で、この一帯に住んでいたネイティブアメリカンは”マトティビ(熊の小屋と言う意味)”と呼んでいたそうだ。
この一帯に住んでいた㊟ネイティブアメリカンの聖地で、セオドア・ルーズベルト大統領が1906年に指定したアメリカ初のナショナル・モニュメント(天然記念物)。
そしてこの土地の元々の住民だったネイティブアメリカンには、宇宙人との交流の言い伝え(トゥルトゥツヤテというこの映画そっくりの宇宙から来たお友達や宇宙に音楽と歌がある)があるという。
だから、この地を舞台に選んだのか、ネイティブアメリカンの聖地とは知らずに、あの造形・地形で選んだのかはわからないが、ネイティブアメリカンの聖地が舞台と、妙にテンションが上がってしまった。やはり、太古からの、精霊の力と、宇宙とつながっている気がして嬉しい。
㊟ネイティブアメリカン強制移住政策によって、居留区に囲い込まれ、移住させられていた。
元々、”神”への信仰も、人間には力の及ばぬものへの怖れと憧れ。
”スピリチュアル”なものと、”科学”とが二分し、対立するような認識を植え付けられているが、元々は同じもの。それを、了解できる説明付きで受け止めたいか、感じたいかの差のような気がしてくる。
そんな私の心の奥底にうずく思いを活性化し、かつ大いなるものに抱かれているような気持にさせてくれる。
まさに未知との遭遇
あーぁ、なんていい映画なんだ。人間が始めて未知なる生命と遭遇した瞬...
あーぁ、なんていい映画なんだ。人間が始めて未知なる生命と遭遇した瞬間。そして世間で始めてリトルグレイが登場し宇宙人=リトルグレイとなった代表的な映画。これまでエイリアンは地球の生物を破滅させる目的で登場するがこの映画は交友関係を築きとても平和な話だ。音楽も素晴らしい。宇宙人との対話方法が音楽。終盤では音楽でコミュニケーションをとっているが次第にBGMに変わっていく。ジョン・ウィリアムズの素晴らしい音楽。これは聞き手にもよる、自分は観ていて主人公が宇宙へ旅立つ手前「星に願いを」のワンフレーズが入っているような気がした。夢が膨らむいい演出。スティーブン・スピルバーグは、若くしてこの映画を作ったことにより世界に夢を与え感動を呼んだ。決して忘れることのない名作。
これまでの宇宙人じゃない!
●まさに未知との遭遇。
もおわからん
we are not alone
スピルバーグそして特別出演天文学者Jアレン.ハイネックと第三次接近遭遇という“夢“の共有ができる究極のファンタジームービー!
アメグラ、ジョーズに続き、なりふり構わず夢を追いかけるリチャードドレイファスのキラキラ瞳が最高⤴︎
子供達にディズニー映画を強要する父が自らネバーランドへ旅立つラストシーンは何度観ても感涙!
ウェンディ達のパパが童心を取り戻すピーターパンのラストシーン同様、本作そしてETを観る度に子供の頃の自分を取り戻す事ができます。
(公開当時スターウォーズの予告にも胸躍りました)
壮大なエンディングのBGMで「星に願いを」が流れる時、あまりの美しさにまたまた涙涙❗️
そういえば「ジョーズ」と「レイダース」も流れ星が映るシーンがありますねっ
未知との遭遇 感想
センチメンタル・ムービー
中学生の時にオリジナル版を観たのが洋画初体験でもあり、とても思い出深いものです。
大きなスクリーンで体験した、あの高台からの夜景やさまざまなシーンが、当時の生活環境と一緒になって記憶され、思春期の原風景のようなものになっているのだと、改めて気づきました。
登場する小道具というか物(上手く言えません)、俳優達の真に迫る演技が、リアリティを存分に持たせるので、嘘っぽい感じがないのです。
おめでたい自分は、以降、夢でUFOにうなされる場合、決まってスピルバーグ型(…)です。
特別編が、監督の本当に描きたかった内容かと思いきや、ファイナル・カット版も登場したり。人間ドラマの部分が増量されているようで、なんとなく嬉しい。
主人公達の生活・境遇・感情にもきちんと光を当てるのがこの監督の本意なら、自分にとってのベスト1は不動のままです。
やたらと存在感がある人々がチラリとしか写らなかったり、登場人物の行く末も気になる、思わせ振りな映画です。
やさしくてきれいな映画
夢見る大人のSF映画
未知って素晴らしい~
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