未知との遭遇のレビュー・感想・評価
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未知のものへの恐れと好奇心
マザーシップ他、今となっては他の映画にも転用されていて、SF=アドベンチャーと思っている人には使い古されたネタばかりかもしれない。
けれど、未知のものへの好奇心と恐れを伴いつつも、なんとかコミュニケーションを取ろうとする緊迫感がリアル、圧巻。自分が今ここで未知なるものと遭遇している気になってくる。荘厳で神聖にすら感じる。
日本なら神隠し、でも実は宇宙人に連れ去られたと、今も昔も世界各地にあるエピソード。
そんな雑誌記事やTV番組を、憧れそのままに、本気で映画にした一本。
ちゃんと、”大人”の心=硬い心で未知のものを信じない人々が、水を差す場面もあるのが、ご愛敬。
どこの世界でも、柔軟な子ども・思春期を押さえつけようとする大人はいるものだ。
少年のころに持っていた好奇心がうずきだし、何かを追いかけたくなってくる。
現実にも、未知なるものともコミュニケーションをとれるんじゃないかと夢を見せてくれます。
そんな、冒険心と好奇心をお持ちのあなたにお勧めです。
≪2024.5.17追記≫
『E.T.』はこの映画の続編と、『E.T.』のDVD特典:監督インタビューで監督がおっしゃっていた。至極納得。
この映画のキャッチフレーズ「we are not alone.」がつながっているようでうれしい。
上にも記したが、未知のものへの怖れと好奇心を描き出した映画として最高。
あの、キラキラした瞳にやられる。
かつ、特筆すべきは、そんな取りつかれたものへの狂気を描いた映画としてもすごい。
自分の中にあるものが何なのか、それを繰り返し、繰り返し、自問自答する。周りの者から心配され、恐れられ、奇異にみられても、見捨てられても、とらわれ、離れられない思い。
”創造”もこういう狂気をはらんだものなのか?ロイが何度も何度もデビルスタワーを作るシーンにも圧倒される。自分を突き動かしているものを形にしたい思いには共感するものの、あのやり方では、周りの人はひくばかり。それでも、表現し続けなければ自分が壊れてしまうような思いに突き動かされる様。”創造”の苦しさと喜びを見事に表現しており、そんな思いにとらわれてみたいような錯覚まで与えてくれる。
そんな狂気に巻き込まれる方はたまったものではないが。かつ、それまで積み上げてきたものや平穏な日常生活、堅実な将来設計は壊れること必須だが。
デビルスタワー。映画ではセットで作っているが、実際にある名勝。
『地球各駅停車 名作映画を歩く 未知との遭遇 デビルスタワー(1993年8月1日の毎日新聞)』を読む。
”デビルスタワー”とは白人が付けた名前で、この一帯に住んでいたネイティブアメリカンは”マトティビ(熊の小屋と言う意味)”と呼んでいたそうだ。
この一帯に住んでいた㊟ネイティブアメリカンの聖地で、セオドア・ルーズベルト大統領が1906年に指定したアメリカ初のナショナル・モニュメント(天然記念物)。
そしてこの土地の元々の住民だったネイティブアメリカンには、宇宙人との交流の言い伝え(トゥルトゥツヤテというこの映画そっくりの宇宙から来たお友達や宇宙に音楽と歌がある)があるという。
だから、この地を舞台に選んだのか、ネイティブアメリカンの聖地とは知らずに、あの造形・地形で選んだのかはわからないが、ネイティブアメリカンの聖地が舞台と、妙にテンションが上がってしまった。やはり、太古からの、精霊の力と、宇宙とつながっている気がして嬉しい。
㊟ネイティブアメリカン強制移住政策によって、居留区に囲い込まれ、移住させられていた。
元々、”神”への信仰も、人間には力の及ばぬものへの怖れと憧れ。
”スピリチュアル”なものと、”科学”とが二分し、対立するような認識を植え付けられているが、元々は同じもの。それを、了解できる説明付きで受け止めたいか、感じたいかの差のような気がしてくる。
そんな私の心の奥底にうずく思いを活性化し、かつ大いなるものに抱かれているような気持にさせてくれる。
まさに未知との遭遇
あまりにもリアルなために、実話なのではないか?という噂も流れたという、人類と宇宙人との遭遇を描いた作品。
今は、宇宙人モノはありふれていて、若い人たちには退屈な作品かも知れないけど、当時映画館で観た人たちは、どれだけ衝撃的な作品だったか…
自分も、先に『E.T.』などを見ていたけど、テレビだったけどこの作品を初めて見た時は衝撃的だった。
同年公開となった『スターウォーズ』と共に、SF映画時代の幕開けとなった、記念碑的作品だ。
それにしても、リアル。
あの、UFOが家まで来るシーンなんかは、ホントにありそうで恐ろしい…
たまに家の窓に光が当たる時があるけど、未だにそのシーンが頭をよぎるもんなぁ…
あーぁ、なんていい映画なんだ。人間が始めて未知なる生命と遭遇した瞬...
あーぁ、なんていい映画なんだ。人間が始めて未知なる生命と遭遇した瞬間。そして世間で始めてリトルグレイが登場し宇宙人=リトルグレイとなった代表的な映画。これまでエイリアンは地球の生物を破滅させる目的で登場するがこの映画は交友関係を築きとても平和な話だ。音楽も素晴らしい。宇宙人との対話方法が音楽。終盤では音楽でコミュニケーションをとっているが次第にBGMに変わっていく。ジョン・ウィリアムズの素晴らしい音楽。これは聞き手にもよる、自分は観ていて主人公が宇宙へ旅立つ手前「星に願いを」のワンフレーズが入っているような気がした。夢が膨らむいい演出。スティーブン・スピルバーグは、若くしてこの映画を作ったことにより世界に夢を与え感動を呼んだ。決して忘れることのない名作。
これまでの宇宙人じゃない!
この映画、そんなに大した事件が起こるわけでもなくド派手なアクションがあるわけでもありません。でも一つの謎をたくさんの人が追って最後の最後にあの美しい彼らと出会う。
こんなに神秘的で魅力的な映画はこれまでなかったと思います。
●まさに未知との遭遇。
何がスゴイって、先の展開が読めない点。わりと早めにUFOは出てくるのだけれど、そっからの展開が。おかげでグイグイ引き込まれる。
今ではなんとなくUFOまわりのイメージは固定化してるけど、この作品の影響は大きいかもな。特にマザーシップは、神秘的な光を放ち、巨大で、圧巻だ。宇宙人は蛇足だった気がするけど。
あと、この映画みて「私は宇宙船に乗せられた」とかいう人たちが増えたのだろうな。おかしなもんで、映像美のバックグラウンドにE.Tのテーマ曲を欲する自分がいた。これもスピルバーグの功績だ。
3.5 もし本当にあんなものが来たらこんな感じになるんじゃないのか...
3.5
もし本当にあんなものが来たらこんな感じになるんじゃないのかな?そーゆー映画だったんだろうけど本当にリアルで驚いた。さすがスピルバーグ。
音
いいですね、音と光。
さすが有名な作品なだけありますね。
小さい頃、もしくはなんか疲れきった時にみたいかな。
サスペンス的なのを勝手に想像してたけど、全然違うし、なんか羨ましくなった。
そんな作品でした。
もおわからん
すごすぎてもうよくわからんかった
けど画は絶対に忘れないんだろうと思った
子どものときみたらトラウマになりそうだから子供できてもみせないようにしよう。9歳まではピノキオで十分だ
スピルバーグ、完全に頭いってると思う
けど好きだ
こないだみたアビスもだいぶいってたけどこれも同じくらいいってる
この夏はいってる映画をたくさんみようと思う
未知との遭遇 感想
現代のSFと比べたら、映像的にはもちろん劣るかもしれないが、この映画を参考に映画を作っている人は多いのだろうなと思った。とにかく人類の宇宙へのあこがれを表現した作品に思える。今まで自分が観てきたSFと言ったら、宇宙人が地球に侵略するような内容のものが多かったが、この映画はそうではなく、宇宙人と人類が友好的だ。自分にとっては逆に新しくて、高揚感にも似た感覚を持った作品。
センチメンタル・ムービー
中学生の時にオリジナル版を観たのが洋画初体験でもあり、とても思い出深いものです。
大きなスクリーンで体験した、あの高台からの夜景やさまざまなシーンが、当時の生活環境と一緒になって記憶され、思春期の原風景のようなものになっているのだと、改めて気づきました。
登場する小道具というか物(上手く言えません)、俳優達の真に迫る演技が、リアリティを存分に持たせるので、嘘っぽい感じがないのです。
おめでたい自分は、以降、夢でUFOにうなされる場合、決まってスピルバーグ型(…)です。
特別編が、監督の本当に描きたかった内容かと思いきや、ファイナル・カット版も登場したり。人間ドラマの部分が増量されているようで、なんとなく嬉しい。
主人公達の生活・境遇・感情にもきちんと光を当てるのがこの監督の本意なら、自分にとってのベスト1は不動のままです。
やたらと存在感がある人々がチラリとしか写らなかったり、登場人物の行く末も気になる、思わせ振りな映画です。
やさしくてきれいな映画
始めて観に行った時、後ろの席の人が「スピルバーグの失敗作だな」と言っていた。
確かにその当時のルーカス・スピルバーグの映画にあった派手で視覚に訴える面白さではなかった。
でも作品からあふれ出るスピルバーグの夢と愛が、観終わった後なんかやさしい気持ちにさせてくれる。
最後にかかる「星に願いを」にのって宇宙を行く宇宙船の光が、とてもきれいでした。
夢見る大人のSF映画
(劇場公開版)
ここには楽観的なスピルバーグの思想がある。人類は今現在も宇宙人と出会おうとする人々がたくさんいる。この映画はそのような人々の夢を叶える最高の映画だ。宇宙船を見てしまったせいで「ある形」に取り付かれたロイが家族に「まだ大丈夫」と答えるシーンがある。結局彼は家族に見放されるが、最終的には自らの目的もしくはそれ以上の物を達成する。自分はおかしくなっているかもしれない。でも宇宙人と会ってみたい。そんな人類の夢を叶えた彼はまさに彼らの象徴である。これほどまでに最高のエンディングもなかなか無い。スピルバーグの真骨頂である。
(2011年4月5日)
未知って素晴らしい~
すばらしい!めちゃめちゃ、夢がつまってる映画ではないですか★
見直して良かったデス!
いよいよ・・・「未知」との遭遇・・・って時に・・・
「ただいまぁ~」って家族が帰ってキターwなんとタイミングが良いのだ。 っと・・・感想に戻るっと。w
今見ると、ちょっとチャッチク感じるのは確かですけどお話、
ワクワク感、不思議な感じが残る名作です♪
第三種接近遭遇
スピルバーグ監督の人類と宇宙人の交流を描いた名作です。
恐らく友好的な宇宙人を描いた初めての作品じゃないでしょうか?
謎の光に導かれるように集まってくる人々。
初めは訳がわからないんですが、徐々にその理由が明かされていって
最後のクライマックスへと雪崩れ込んでいく展開は素晴らしいです。
この作品があったからこそ、後に「ET」が生まれたんですよね。
最近のSF映画と比べると地味だし、
もはや古典になりつつありますけど、
一度は観ておくべき作品だと思います。
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